作文が苦手…でも、国語の授業や卒業文集など、作文を書かなきゃいけないことって多いですよね。
特に「部活で学んだことの作文」みたいにテーマの決まった課題は悩みますよね。
そもそも中学・高校で部活動に所属している人たちが全員、青春を捧げているわけではありません。
部活動に使える時間や体力は人によって差があるし、大会で勝ち進むことだけが活動の目的ではありません。
とはいえ、
作文で「部活動で学んだこと」というテーマについて書かなければならなくなったとき。
部長を務めていたり大会で成績を残していたりしないと、何を書いたらいいのか困ってしまいます。
「自分はたいして部活動を頑張ってないけれど、なにを書けばいいんだろう…」
そんなときは、部活動のなかで感じていたことをメモ用紙に書き出してみましょう。
たとえば、
- 放課後の練習に参加しているときに感じたこと
- 上下関係や団体行動に対して感じたこと
- 先生やコーチの指導に対して感じたこと
- 後輩指導をしていて感じたこと
どんなことでも構いません。
このメモは人に見せるものではないので、正直に思っていたことを書き出してみましょう。
感じたこと・思ったことを書き出し終わったら、
- なぜそう思っていたのか
- なぜ部活動を辞めずに続けることができたのか
も、書き出してみます。
このページを読んでいるあなたは、
「部活動を頑張れなかったから、学んだことはなにもない」
と感じているのかもしれません。
しかし、あなた自身が感じたことや考えたことは、
あなたにとって立派な「学び・経験」となっているのです。
今回は、
部活動を通して学んだことを作文に書くコツ
本心をさらけ出してもOK!頑張れなかった部活から学んだことを書く方法
を、紹介します。
部活を通して学んだこと【作文のコツ】自分はどう向き合ってきたか?
なにを書けばいいのか迷っているときには、
今までのことを振り返りながら、まずは箇条書きで書いてみましょう。
例)
- 基礎練習がめんどくさかった
- 朝練に毎日出るのが大変だった
- 後輩に指導するのが難しかった
練習中や大会での出来事だけに絞る必要はありません。
学校生活や日常生活も含めて思い出しながら書き出していくと、自分が部活動に対してどう向き合ってきたのかが見えてきます。
次に、箇条書きで書き出したテーマについて、
どんなことがあったのか、どんな気持ちになったか、思い出せるだけ書き出していきます。
例)
- 基礎練習がめんどくさかった
同じフォームを何度も繰り返すのは単調でつまらなかった。
早く試合に出たいと思ったけど、スタメンの先輩に「基礎練は大事だぞ」と言われて嫌だけど続けた。練習のときに動きがスムーズにできて「基礎練の成果だな」と言われてちょっとうれしかった。
もちろん、失敗・挫折したことを書いてもOK!
部活動に対する取り組み方や考え方は、人それぞれです。
自分では些細な出来事と思っていたことでも、
そのときに感じたことに大切な学びが隠れていることもあります。
大それたことを書く必要はありません。
自分の本心で感じたことと、まずは向き合ってみましょう。
もう一つ、例を上げますので参考にしてみてください。
例)
- 後輩に指導するのが難しかった
⇒後輩は経験者で自分よりもテクニックがあり、指導できることが無いように感じた。
(しかし)
⇒後輩の様子を見ていると、体力や筋力が足りていないことに気が付いた。
(そこで)
⇒後輩からテクニックなどを教えてもらい、自分は体力づくりについてアドバイスをした。
(その結果)
⇒年齢や経験の上下に関係なく、お互いの良いところを学びあう大切さを知ることができた。
「しかし」「そこで」「すると」「つまり」など接続詞を使うと文章が綺麗につながりますよ。
▼「部活で頑張ったことの作文」例(長文)も合わせてどうぞ!
高校生活で頑張ったことはない、部活もサボった…作文は本心さらけ出すのもOK!
「なんとなく部活動に打ち込む気持ちにならなかった…」
という人は、学んだことを作文に書けと言われても
「部活動を通して学んだことなんて何もない…」
という気持ちになってしまいますよね。
しかし、どんなに些細なことや
当たり前に思える行動であったとしても
あなたがなにかを感じたり考えたりしたことがあれば
それが「学んだこと」といえるのです。
たとえば、
「部活をサボってしまった」も作文のいいテーマになり得ます。
部活をサボったことで、チームメイトに与えてしまった影響や、自分のなかに生まれた葛藤について書いてみるのもひとつのやり方です。
あなた自身が感じたことを、自分なりに考えて文章にしてみましょう。
このときに大事なポイントは、
経験してきた出来事を前向きにとらえること。
どのように未来に活かしていこうと思っているのかを明確に書くことです。
ネガティブな印象の作文で終わらせないためにも、
自分の行動や思考を振り返ってみた結果
「今後どういう風にしていきたいと思ったのか」を具体的に書いてみましょう。
▼自分の短所を長所に変える「ポジティブ変換のコツ」も合わせてどうぞ!
まとめ
高校生活や部活について作文を書くとなると、
なにか成功したことを書かなければならないような気がして
億劫になってしまうこともあるかと思います。
しかし、実際に作文で求められているのは
あなた自身がどのように考え行動したのかを表現することです。
どんな成功体験からも、どんな失敗体験からも、
必ず学びとれることがあります。
作文を書くために…と思うと、少し面倒くさくなってしまうかもしれませんが
自分の人生のターニングポイントだと考えて振り返ってみると
あなたにとって大切な思わぬ発見があるかもしれません。