口を開けば人の陰口ばかり言う人、というのはどこへ行っても一定数いるものです。
そんなの放っておけばいい、関わらなければいい。
わかってはいるものの、自分のいないところであれこれ言われるのは気分が悪いですよね。
東京五輪でも選手に対するSNSの誹謗中傷が問題になりましたが、
悪口や陰口が集まるのは「あなた自身が影響力のある人」だからこそなのです。
それゆえ、悪口陰口を受けるときというのは
「あなたの運気が上がるタイミング」でもあります。
ここからは、
いつも陰口を叩く人の深層心理や
なぜあなたが陰口を言われるのか
悪口を言い続ける人に起きる結果
適切でスッキリする仕返し3つの方法をご紹介します。
嫌がらせする人の末路。悪口を言う人に100%起きる因果応報
一世を風靡したドラマ「半沢直樹」シリーズの名ゼリフ、覚えていますか?
「やられたらやり返す。倍返しだ!!」でしたよね。
これを心理学では「返報性の法則」といいます。
人間は、親切にされると、された相手に同じように親切にしてあげたくなります。
反対に、嫌がらせをされるとされた相手に同じように嫌な思いをさせたくなってしまうのです。
好意にも悪意にもおなじように「返報性の法則」が成り立ちます。
ですから、いつも人の嫌がらせをする人は必ず自分に返ってきます。
それは、された相手から返ってくるとは限りません。
いつも悪口を言っている人、というのは、悪口の相手だけでなく、周囲の人にも不快な思いをさせていますから、自然と人が離れていきます。
「Aさんっていつも人の悪口言っているからあまり関わりたくないな。」
「Aさんって、BさんがいないとBさんの悪口を言うし、CさんがいないとCさんの悪口を言ってる。きっと私がいないところでは私の悪口も言ってるんだろうな。」
と、周囲の信頼をどんどん失っていきます。
結果的に、孤立してしまい誰にも助けてもらえなくなる、というわけです。
さらに、いつも悪口を言っている人はどんどんストレスがたまっていきます。
悪口を言い合っているときは、なんとなく高揚して楽しい気持ちになるものです。
実際に快感ホルモンである「ドーパミン」が分泌されていることが科学的にわかっています。
しかし一度悪口を言って「ドーパミン」で快感を得られると、さらにもっと大きな刺激を求めるようになります。
一種の依存のような状態になってしまうと、
こんどは大量のストレスホルモンである「コルチゾール」が分泌されることが、最近の研究からわかってきました。
最初は楽しいはずの悪口。
しかし、言えば言うほどストレスホルモンがどんどんたまっていくことがわかったのです。
これでは、幸せになれるはずありませんよね。
因果応報の恐ろしさの正体と真実はこちらをどうぞ。
陰口を言われたら、あなたの勝ち!
例えばあなたの知人のAさんが、あなたの陰口をたたいていた場合、
Aさんはあなたのことを本当はどのように思っているのでしょうか。
価値観が合わないなとか、鼻につく相手だななどと思っているかもしれません。
しかし、その深層心理は複雑で興味深いものなのです。
Aさんは本当は次の①~④のような気持ちを持っているのです。
①あなたの方が優れていると認めざるを得ない。
②でも、あなたに負けたくない。
③あなたに認められたい。みんなにも認められたい。
④本当は好かれたい。嫌われたくない。
Aさんは、人一倍劣等感や不安が強く自分に自信がもてません。
(=自己肯定感が低い という心理学用語で表すことがあります)
そこで、①~④のような自分の弱さを必死で隠そうとします。
なんとか自分の劣等感を払拭しようとするのですが、残念ながらその手段を持ち合わせていないのです。
そこで、あなたを自分より下におとしめることで自分を優位にあげようとします。
これは、精神的に自分を守ろうとする防衛本能から起こるものなんですね。
さらに、あなたをおとしめる、という目的を他の人にも共有させることで、Aさんは自分の味方を作ろうとします。
つまり、陰口が、自分の仲間をつくるコミュニケーション手段と化してしまうのです。
反対に、自己肯定感の強い人というのは、自分自身を評価できるので、劣等感にさいなまれることがありません。
ですから、価値観のちがう相手の存在や意見を尊重できたり、主体的に行動することができるのです。
Aさんは最初から、あなたにかなわないということを認めているから陰口をたたくのです。
簡単にいうと、「嫉妬」や「ひがみ」です。
でもAさんは、陰口をたたくことでしか、それらに立ち向かう手段を知らないのです。
もう、最初から勝負はついているのですから、あなたが応戦する必要なんてありませんよね。
悪口に仕返ししたい…大人の3つの切り返し!
それでももし、なにか仕返しをしてスッキリしたい!!と思う場合は、
次の3つをおススメします。
悪口陰口に仕返したい1:直接ストレートに言い返す
あなたにはっきりとした問題があるなら、Aさんは直接あなたに言えるはずです。
でも実際はそうではなくてAさんの気持ちの問題なので、直接言わずに陰口を言っているだけなのです。
それをAさんに、わからせてあげる一言です。
Aさんは十中八九言い返せないでしょう。
悪口陰口に仕返したい2:笑顔と親切を返す
Aさんはあなたにダメージを与えるために陰口を言っています。
(まったく効いていませんよ。私には何の影響ももたらしません)
あなたの方が人間性が上であることを、相手にも周りにも気づかせてあげましょう。
悪口陰口に仕返したい3:自分の幸せや成功を追求する
「仕返し」というと、ネガティブなイメージがありますが、「見返す」というとポジティブなイメージがありませんか?
そうです、見返してあげればいいのです。
Aさんを見返す一番の方法は、あなたがもっとキラキラと輝いて幸せになることです。
東京五輪でも選手に対するSNSの誹謗中傷が問題になりましたが、
悪口や陰口が集まるのは「あなた自身が影響力のある人」だからこそなのです。
それゆえ、悪口陰口を受けるときというのは
「運気が上がるタイミング」でもあるのです。
まとめ
SNSの発達で、誹謗中傷など人の悪口が目にみえやすくなった、と感じますが、そんなのず~っと大昔からあります。
「ねたみ」「そねみ」は、人間なら誰しも持っている感情だからです。
大事なのは、それらの感情をどのように「消化」していくか、のようですね。
あなたのまわりに、それを上手に消化できなくて、あなたの悪口ばかり言う人がいたら、
仕返しするのではなくて、あなたがもっと幸せになって、見返してあげましょう。