ラミネート加工をしたら失敗してしまった!そんなことありますよね。
ご安心ください!
ラミネートは温めればきれいにはがすことができるのです!
しかし、残念ながらすべての加工物がきれいにはがれるわけではありません…。
以下で詳しくお話ししますね。
ラミネートを綺麗に剥がすには熱を利用する
ラミネート加工を施すシート、通称ラミシートに使われている糊は「ホットメルト」という、その名の通り「熱で溶ける」仕様となっています。
冒頭で触れたように、温めることによって剥がすことができるのです。
しかしこれには幾つか条件があり、加工物によって「はがせる」か、「はがせない」かの命運が分かれます。
例えば、一般的な用紙や合成紙などをラミネートしたものはあまりうまくはがれません。
印字されている文字が一緒に剥がれてしまうケースもあります。
これでは掲示物として使えなくなってしまうので、用紙のラミネートを剥がすことは難しいと言えます。
うまくはがせる可能性があるものとしては、
- 塩化ビニール素材
- ペット素材
などです。
また、ラミネートされてからどれだけの時間が経過しているかということも、とても大きなポイントです。
ラミネートした直後が一番はがれやすく、その後時間が経てば経つほどはがれにくくなっていきます。
失敗に気付いたら、早めに対処しましょう。
ラミネートを剥がすためにアイロンやドライヤー使用
さて、ラミネートに使用されている糊が熱でくっついて熱で溶けるという原理がわかれば…後は実践です!
先ほども申し上げましたが、加工物によっては残念ながらうまくいかないこともありますので
「どうせ失敗なら、ダメ元でトライしてみようかな…。」
くらいの気持ちでお願いしますね!
まずは、お家にあるアイロンやドライヤーをご用意ください。
ラミネートした直後なら、ドライヤーで端からちびちび剥がしていくのがオススメです。
すでに加工物が完全に冷え切っているのであれば、アイロンを試してみてください。
衣服用のアイロン、ヘアアイロンがあるかと思いますが、ヘアアイロンは高温すぎますので衣服用のものを使ってください。
ここで重要なのは、温度です!
温度が高すぎるとさらに波打ってしまい、低すぎると糊が解けません。
約100〜150度を目安に温めてください。
衣服用のアイロンは、低温設定でちょうど100度くらいですので、ラミネートにぴったりなのです!
もしも、アイロンではがした際に糊が白く残ってしまった場合は、温度が低すぎるのが原因かと思われます。
150度までは大丈夫ですので、様子を見ながらじわじわと温度を上げてみましょう。
糊がきれいに溶けてはがれるはずです!
お試しあれ〜!
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まとめ
いかがでしたか?
紙を丈夫にするラミネート加工、今や業者さんに頼まずとも100円ショップでも材料が手に入るなど、ラミネートはどんどん身近なものになっています。
しかし、いざ使ってみると慣れるまではうまくいかず、思い通りにいかない!とさじを投げてしまいたくなりますよね。
予算も限られていることですし、なるべくなら失敗したくないのが本音…。
でも、マスターしてしまえば便利なことが盛りだくさん!
屋外の模擬店で使用するメニュー表や、SNS映えにピッタリなフォトプロップスなどをラミネートしておけば、うっかり汚してしまった場合でもすぐに拭き取ることができます。
たくさんラミネート加工するのは骨が折れますが、原理さえわかってしまえば失敗も減ります!
それに、業者さんに頼まずに自らの手で作り上げたものをイベントに使用するのは格別な気持ちです。
繰り返しますが、大事なのは
「温度」
温度管理に気をつけて、
美しいラミネート加工を施せるようになるといいですね♪