好きなアーティストがテレビに生出演。
よく見てると、イヤモニをつけていない・・・?
そういえば、ライブでもつけていないかも?
アーティストのなかでも、
メンバーによってイヤモニをつけていたり、
つけていなかったりとマチマチです。
イヤモニをつけていないメンバーは、
口パクしているという噂もありますが
本当でしょうか。
実は、イヤモニは歌詞を伝えるために
つけているわけではありません。
耳を保護したり、自分の声を
確認したりするためにつけています。
ここでは、歌手がイヤモニをつける理由を紹介します。
ライブで歌詞をカンペするかについても解説します。
好きなアーティストの気になる点をチェックしてみましょう。
イヤモニは何が聞こえるの?イヤモニをつける・外す理由は?
イヤモニとは、インイヤーモニターの略です。
歌手は音楽に合わせてマイクで歌いますが、
例えば、広い会場では音楽が大きくて
自分の声が聞こえないことがあります。
しかし、声はマイクで拡声されているので、
会場にはしっかりと届いています。
会場に聞こえている音を出すスピーカーを
「モニター」「返し」と呼びます。
このモニターで、歌がよく聞こえなければ、
歌手のマイク音量を上げるなどの調節をしています。
歌手もモニターの音を聞きながら歌えば、
自分の声の大きさや高さを確認できます。
昔は、歌手の周りにモニターを置いていましたが、
モニターがあることで見映えが悪くなることや
ハウリングを起こす原因になることがあるため、
今ではイヤモニが主流となっています。
イヤモニは大音量から耳を守る役割や、
スタッフからの指示を聞くこともできるため、
多くの歌手が使うようになりました。
しかし、周りの音を遮断して、
モニターの音がよく聞こえるようになるイヤモニをすると、
同じステージにいるメンバーの声がよく聞こえない、
会場のファンの声がよく聞こえない
というデメリットもあります。
そういった理由から、イヤモニをつけない人もいます。
イヤモニをつけていない人は
歌詞を教えてもらっていない、
口パクの人はイヤモニを付けている
という噂は違うのですね。
▼こちらもよく読まれています。
ファンサがもらえるスケッチブックの目立たせ方
ライブで歌手は歌詞を全部覚えているの?カンペがあるの?
ところで、音響モニターに紛れて、
歌詞モニターを設置している場合もあります。
歌手は全部歌詞を覚えているの?
と疑問に思う人も多いでしょうが、
歌詞は、昔のように画用紙に書くなど
カンペに書いているわけではありません。
文字だけのカラオケのように、
音楽に合わせて歌詞が映し出される
歌詞モニターがあるのです。
音響モニターは厚みのある形をしていますが、
厚みのないモニターは歌詞モニターの可能性があります。
歌詞だけではなく、
進行についての指示も表示される場合もあるようです。
いろいろな道具を使い、ライブが滞りなく進むようになっているのですね。
ライブ中の録音がバレるのはなぜ?も読まれています。
イヤモニないとどうなる?イヤモニ無しで歌うメリットと課題
ライブでイヤモニを使わないと、
普通の人の場合は音程が外れます。
自分の声と音楽のタイミングがずれていても、
わからないこともあります。
しかし、本当に耳がよい人は、
イヤモニがなくても見事にパフォーマンスできます。
それは、声は自分の体の中でも共鳴しているからです。
その響きを聞き取れれば、
外から聞こえなくてもわかるといわれています。
イヤモニを使わないと
大音量の影響で耳が悪くなったり
突発性難聴などの心配もありますが、
パフォーマンスできないこともないようですね。
先程もお話したように
イヤモニ無しで歌うことで
他のメンバーの生声や生音を聞き取ったり、
ファンの生の声を聴きとれたりします。
耳への負担が大きな課題ではあるものの、
歌手によっては、そういったメリットを踏まえ
イヤモニ無しを選択する場合もあるのです。
まとめ
歌手のイヤモニは、自分の音を確認したり
耳を保護したりする役割があります。
しかし、メンバーやファンの生音が聞こえないという
デメリットもあります。
イヤモニで歌詞を教えてもらっているとは限りません。
歌詞は歌詞モニターで表示している場合もあります。
歌手によってイヤモニをつけたり、外したり、
いろいろな場面で選択しているようです。
あなたが推している歌手のイヤモニについても、
チェックしてみてくださいね。