メルカリは、手軽に利用することができ便利なフリマアプリですが、初心者が目にすると一見意味が分からない独自ルールなどを設けているユーザーも存在します。
特にその中の代表的なものの1つに「即決禁止」などがあります。
これは、出品者が購入者に対して「すぐに購入せずに、出品者に対して購入してもいいかをコメントして確認すること」を指しています。
簡単に言うと、出品者が購入者を選ぶということです。
反対にメルカリ内では購入者が「即決します」というコメントを出品者に対してすることもあります。
これは、購入者が出品者に対して「○○円に値下げしてくれたら買います」という意味で値下げ交渉などの際に用いられることが多いです。
ただ、即決の意味が「すぐに買います」なのか「必ず買います」なのかは、ユーザーによって異なるところだったりします。
これらの独特の言い回し(独自ルール)は、メルカリユーザーが値下げ交渉を有利に進めるため、または、トラブルを回避するために存在しています。
そこで、こちらの記事では
「メルカリで即決」が意味不明と言われる理由
値下げ交渉されたときの対応【断る・受ける】について詳しくご紹介していきます。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
メルカリ 即決します→購入者:値下げ交渉/即決禁止→出品者:トラブル回避
メルカリで「即決します」「即決禁止」とはどのように使うのでしょう。
まず、「即決します」から詳しく見ていきます。
例えば、購入者の場合、値下げ交渉をしたい時に「即決するので○○円にしていただけますか?」などとコメントする方が多いです。
出品者は早く品物が売れて欲しいし、
購入者は少しでも安く手に入れたいと思いますよね。
ですので、スムーズに取引をおこなうために「即決します」というコメントが存在します。
私もメルカリで出品していますが
「○○円にしていただけたら即決します」
などのコメントを何度かもらったことがあります。
その金額で売りたくないと思えば値下げする必要はありません。
状況に応じて返信するといいでしょう。
では、反対に、
提示された価格で即決オッケーのときはどうしたら良いでしょう。
専用・取置など特別な対応は不要です。
▼【メルカリ即決やり方】こちらをどうぞ。
出品者プロフィールに「即決禁止」を入れる理由
また出品者で「即決禁止」とプロフィール欄に記載している方も多いですよね。
私も何度か目にしたことがありますし、即決禁止を知らずに購入してしまったこともあります。
なぜ、出品者が「即決禁止」のルールを設けているか?というと理由は様々です。
例えば、
- 購入者がどのような評価をするのか確認したい
- ラクマなどの他のフリマアプリで同時出品している
- 購入前にコメントをもらうことで購入者との後々のトラブルを防ぎたい
などの観点から「即決禁止」ルールを設けている出品者が多いようです。
ただし、メルカリでは
「即決禁止」などの独自ルールは公式に認められていない行為です。
何かトラブルが起きても、独自ルールに起因する部分については事務局のサポート対象外またはペナルティを受ける可能性もあるため、注意が必要です。
メルカリ基本は「即決」意味不明な独自ルールができた理由と背景
なぜメルカリで即決?意味不明だ。
と感じる方。
メルカリの「即決」の言葉は、
特にヤフオクに慣れている方だと謎に感じるかもしれませんね。
というのも、ヤフオクの場合は通常
オークション形式で値段がどんどん上がっていくので
価格を固定して出品するときのみ「即決」を使います。
一方、フリマ形式のメルカリは
出品者が最初から値段を決めていますよね。
ヤフオク経験者からすると
「メルカリは出品価格ですぐ買えるのに、なぜ即決??」
と感じてしまうのです。
私も出品者側として「即決するので」という値下げ交渉をされたことがありますが、
値下げ交渉している時点で即決じゃないのでは?
と感じたことがあります。
また、「即決します」の意図が
「すぐに買います」なのか「必ず買います」なのか。
ユーザーによって受け止め方が異なるところも、混乱を生む原因となっています。
たとえば、
「即決します」=「値下げしてくれたなら必ず買います。」
という意味で即決交渉をしてくるユーザー(購入希望者)がいたとします。いつ買うかは決めていない状態です。
一方、交渉された出品者としては
「即決します」=「すぐ買ってくれるもの」
と受け取るものです。
値下げ交渉を受け「専用・取置」など個別対応したのになかなか購入手続きしてもらえないと、
即決って言ってたのになんですぐ買わないの?他のユーザーに定価で買ってもらえたかもしれないのに…すごく迷惑なんだけど!
このような認識のズレが「メルカリで即決は意味不明」と思われる理由にもなるわけです。
メルカリは購入者優位「即決します」意味不明の独自ルールができた背景
では、なぜこのような意味不明な独自ルールができたのでしょうか?
それは、メルカリ内で『購入者優位のシステム』が構築されてしまっているからなんです。
売り手側である出品者は、売る相手を選びたくても選ぶことができません。
無理な値下げ交渉をされたり
理不尽な評価やキャンセル、返品対応を求められる…
などのトラブルも実際に起こっています。
このようなトラブルを避けるために、独自ルールが作られてしまっているのです。
メルカリはユーザーが多い分、様々な方がいてトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあります。
事前にしっかりと出品者、購入者がどのような人かをプロフィールや評価などで確認するようにしましょう。
まとめ
メルカリの独自ルールとしてよく「即決」という言葉が出てきますが、購入者は値下げ交渉のために、出品者はトラブル回避のために用いているということがわかりました。
このような独自ルールをメルカリは禁止していますが
メルカリの購入者優位なシステムが独自ルールのできた背景にもなっています。
メルカリを利用する際は、独自ルールを設けている出品者や購入者の情報をよく確認して取引をおこなうようにしましょう。