音が鳴らない雷・光だけの雷は「雲放電」!落雷との違いと危険性 | メモっとこ

音が鳴らない雷・光だけの雷は「雲放電」!落雷との違いと危険性

スポンサーリンク
AD

夏になると天気が不安定になることが増え、雨や雷など悪天候に見舞われることも多くなりますよね。

特に雷が発生しやすくなり、突然の落雷や空がピカピカ光っているなんてこともよくあります。

雷といえば、大きな音が鳴ることが多いですが、実は音が鳴らない雷もあります。

この雷は「雲放電」と言って、光っているだけで音が聞こえないことが特徴です。

今回は「雲放電」の特徴や危険性、落雷との違いなどについてご紹介していきます。

スポンサーリンク

空や雲が光るだけ…音のない雷 名前は「雲放電」危険はある?

空や雲が光っているけれど雷鳴がしない音が鳴らない雷とは何なのでしょう。

 

音が鳴らずに光だけの雷は「雲放電」と言います。

一方、大きな音が鳴る雷は「落雷」と言います。

光だけの雷→雲放電(雲内放電・雲間放電)雷雲の中で起きる雷で音がしない
地上に落ちる雷→落雷 「雷が落ちた!」一般的な雷のイメージ

 

雷は、雲が発達し雲の中で氷の粒がこすれて、静電気が起こることによって発生します。

落雷は、雷が地上に達した時に強い電流が膨張したり、収縮したりすることによって大きな音が鳴ります。

一方、地上に到達しなかった雷(雲放電)は、電流が弱く雷の音自体は鳴っているのですが、音が小さく聞こえないことが多いのです。

 

では、雲放電の危険性はあるのでしょうか。

雲が光って音が聞こえないということは、実際には雷との距離は遠いということなります。

 

しかし、雷からすると落雷が起きる場所と雲放電が起きる場所とでは大差はなく、いつ落雷が発生してもおかしくないという状況になることも考えられるとのこと。

ですので、雷の音が鳴っていないから大丈夫と思うのではなく、なるべく安全な場所にいる方が良いでしょう。

スポンサーリンク

音がしない雷 光だけ届く距離は40〜50kmほど。ゴロゴロ雷鳴は15~20km落雷の恐れ

雷が光った後に音が鳴るのは、光の速さと音の速さの差が発生するからです。

 

雷の音は、通常15~20km先の距離まで聞こえます。

雷が鳴った後にゴロゴロと鳴る場合、その周辺で落雷が起こっている可能性があります。

 

音がせず光だけの雷の場合の距離40~50kmとされています。

これだけ離れているなら安全でしょうか。

 

しかし、上空数百メートルの雷から見れば、雷が落ちている場所も、今あなたがいる場所も大きな差はないかもしれません。ましてや、雷が落ちやすい条件が揃っていたら……。雷鳴が聞こえたら、安易に自己判断をせず速やかに安全な屋内へ避難しましょう。
大学教授が教える落雷の原理と雷対策のウソホントー東洋大学

 

地上の人間からすれば40~50kmも離れていればだいぶ遠いように感じますが、雷からすれば射程圏内なのかもしれません。

音がしない雷でも危険ではないとは言えません。

いつ落雷が起きてもおかしくない距離なので十分注意する必要があります。

 

また、近隣で雷が落ちると家電製品が全滅することもあります。

大きな電流が流れ込むことによるパソコンやテレビなどの電化製品の故障、火災などが挙げられますね。これらの被害を避けるために、雷鳴が聞こえたら、電子機器のコンセントを抜いたり、可能であればブレーカーを落としてしまうことをおすすめします。
大学教授が教える落雷の原理と雷対策のウソホントー東洋大学

 

わが家でも雷の音が聞こえるとすぐ、パソコンやスマホの電源コードを抜くようにしています。

合わせて雷ガード(サージガード内蔵電源タップ)も使うと安心できますよ。

 

雷は高いところに落ちやすく、高い木や山の頂上、ビルの屋上など大変危険です。

ゴロゴロと音が聞こえる時はもちろん、雲が光っているときも、建物の中や車の中に避難するようにしましょう。

台風・大雨のとき鳥はどうしてる?もよく読まれています。

台風・大雨のとき鳥はどこにいる?暴風雨でも餌が必要!スズメ大量死も
日本は台風や大雨が多いですよね。 暴風雨では外に出たくないですし、下手すると外にいることで命の危険にさらされてしまうことだってあります。 人間でもそうなのに、さらに小さい鳥たちは 台風や大雨の時どうしているのでしょう。 一般的に人間が多く住...

まとめ

今回は、音の鳴らない雷「雲放電」についてご紹介しました。

私も幼いころに雷の大きな音が怖くて、外が光るとすぐに耳をふさいでよく隠れていました。

しかし、実際は音が鳴らなくて拍子抜けしたこともありました。つい先日も夜中に寝ていると、外がピカピカ光っているので雷が鳴っているのかと思い、目が覚めたのですが、音はしなくてまた眠ったことがありました。(笑)

雲放電は、電流が地上まで到達していない時に発生するということがわかりました。電流は落雷などに比べると弱いため、実際に音は鳴っていても小さくて聞こえないことが多いです。

雷が光った後にゴロゴロと大きな音が鳴る場合は、15~20km先で落雷の危険性があり、音が鳴らない光だけの場合の距離は、40~50kmでした。

光だけで音がしない雷だからと安心してはいけません。
条件が揃えば、いつ、その地点で雷が発生してもおかしくありません。

今まで晴れていたのに急に雲行きが怪しくなって空が光ったり、ゴロゴロ鳴り始めたりすることもよくあります。

ですので、雷鳴や光だけの雷が発生している際は、高い場所などは避けて速やかに室内や車の中などに避難するようにしましょう。

雷の危険性をしっかり知っておくことで、いざ雷が発生した時に落雷なのか雲放電なのかなども区別しやすく身を守ることができます。

タイトルとURLをコピーしました