子供が道路で遊んでいたら、近所の人に注意された。
カチンときますよね。
おうち時間が増え、子供たちを遊ばせる場所も限られる昨今。
仮に親が在宅勤務だったとしても、毎日公園に連れて行くことなど現実的ではないでしょう。
1日中ゲームやYouTube三昧ではなく
外で体を動かして遊ぶ子供たちはとても健全ですし
「自分が子供の頃は道路で遊ぶのが普通だった」なんて親御さんもいるかもしれませんね。
道路遊びを注意するだなんて理不尽すぎる、納得がいかないと感じる気持ちは、わたしも子供のいる身ですのでよくわかります。
なんで道路遊びがダメなの?何がいけないの?
残念ながら、あなたの思っている以上に、近隣に迷惑をかけてしまっていることはあるのです。
最近では、道路遊びをする親や子供たちを「道路族」と呼ぶ俗語があります。
さらに、どの地域に道路族がいるのか調べることができる「道路族マップ」というものまで存在するのです。
そのような状況ですから、
近所の人に道路遊びを直接注意されるならまだしも
「いきなり警察に通報」されることも多くなっているのが現状です。
そこで今日は
なぜ、子どもの道路遊びがこれほどダメ扱いされるようになったのか?
まったく納得できない人に向けて
今どきの道路遊び事情&現実的な対処法についてお伝えします。
道路族が迷惑・ノイローゼになる人【お願いだから静かにしてほしい】
近年は「道路族」という俗語が生まれるほど、道路遊びが問題視されるようになりました。
道路でサッカーやボール遊び、鬼ごっこするのは
親や子供にとっては何気ない日常であり遊びですが
思いのほか他人への迷惑につながっていることもあるのです。
どういうことなのか、想像してみましょう。
晴れた空の下、家の外で子供たちが元気に楽しく遊んでいます。
ゲームやYouTubeで引きこもるのではなく、外遊びに興じる子供たちの姿は、とても健全ですし微笑ましいものですよね。
では、そのすぐ近くの家の中にいる人たちはどうでしょう。
たとえば、
三交代で昼間はしっかり寝て休みたい工場勤務の方。
夜勤明けクタクタで疲れ帰ってきた医療従事者の方。
外の声がうるさくて眠れず、普段の勤務に支障をきたしている人がいるかもしれません。
病気や療養で寝込んでいる人がいたらどうでしょう。安静に休みたいのに外が騒がしくて寝付けなかったら、余計に症状が悪化することもあるかもしれません。
あなたも思い当たることありませんか?やっとの思いで寝かしつけた赤ちゃん。
やっと眠ってくれたのに、外からのうるさい音や声で起きてしまった。
ものすごくがっかりしたこと、一度や二度ではないですよね。
お願いだから静かにしてほしい
同じように子育てをしてきたあなたなら、きっとこの気持ちがわかるはずです。
もちろん、あなたの方にも言い分があると思います。
公園や学校が近くにない、子供から目を離せないなど、家の前の道路でしか遊べない環境や状況もあることでしょう。
だからこそ、想像力と思いやりが大事になるのです。
相手もあなたと同じように
「なんでわからないかな」
「なんで止めてくれないかな」
そう思っているものなのですから。
道路遊びで110番通報やネット公開も…受けた注意は気づきのチャンス。
一方的に道路遊びを注意されたら、カチンとくることもあるでしょう。
しかし、直接注意してくれる人は、優しい方ですよ。
面と向かって言わず、匿名で学校や行政、警察に通報する人もたくさんいます。
後ほどお話ししますが、インターネット上には道路遊びで迷惑している地点が登録・公開されていたりもします。
近所の人に直接注意されたということは、大きなトラブルになる前に「気づかせてもらう機会をいただいた」ということでもあるのです。
今後どうするか、どのように対処するか、思いやりと想像力を持ってじっくり考えてみましょう。
道路遊びで事故も…違法ではないの?道路交通法違反の可能性
いくら保護者がその場にいても、道路上で遊ぶことはとても危険な行為です。
特に小さな子供は、大人よりも視野が狭いため、遊びに集中してしまうと周りが見えなくなり車と衝突してしまう危険性もあります。
私も以前、車を運転していた時にボールを追いかけて道路に飛び出してきた子供を見たことがあります。ボールしか見ておらず、一歩間違えたら大きな事故へとつながってしまっていました。
道路遊びには法律上の問題もあります。
冨本弁護士:「道路で遊ぶことは道路交通法違反に当たる可能性があります。道路交通法は、道路における危険を防止し、交通の安全と円滑を図ることを目的とする法律です。
道路族を訴えたい!道路で遊ぶことは違法になるのか?
もし、道路遊びを警察に通報され「道路交通法違反」とされれば5万円以下の罰金がかかることもあるのです。
さらに、「たかが道路遊び」と思って放おっておいた結果、物を壊して器物破損や、車や自転車との交通事故などが起きれば、賠償責任や親の監督責任が求められることもあります。
想像力を働かせてみましょう。
「もし道路遊びをしていて子供が事故にあってしまったら…」
「大きな声が近所の人に迷惑をかけていたら…」
子供たちと暮らす家族だって同じですよね。
いつもは気にならない子供たちの声でも、疲れていたり体調が悪いときはイライラや怒りを感じることもありませんか。
私も子供を持つ親なので「外で子供を遊ばせたい」という気持ちはとても分かります。どんなに注意していても、子供が迷惑をかけてしまうことはあるし仕方がないこともあります。
「その後」が大事だと思うのです。
周囲に迷惑をかけていることを知った後
でも、こっちにも都合がある、言い分がある
まるで行動を改めようとしない、反省するどころか逆ギレする・・・。
このような大人の反応は、とても子供に見せられないし格好悪いですよね。
では、道路遊びできないなら現実的にどう対応すればよいのか考えてみましょう。
道路遊びができない代わりの外遊びおすすめスラックライン
外遊びさせたくても、公園が遠かったり賃貸住まいで部屋の中ではドタバタできないなど、現実として道路でしか遊べない環境や状況もあると思います。
本来は、子供が伸び伸びと遊べるよう、地域や社会のあり方が問われるところの問題。「個人の問題」で片付けられてはたまらないですが、文句や愚痴を言ったところで何か変わるわけでもない。気分が悪くなるばかりで何1ついいことはありません。
現状でできることを考えましょう。
たとえば
ほかにも、自宅に庭がなくても敷地内に少しのスキマがあるなら「スラックライン」はどうでしょう。
幅の細いベルトの上を渡り歩くシンプルな遊びです。バランスを取って歩く全身運動で、子供たちに見せれば代わる代わる夢中で遊びますよ。
ベルトを張る場所がない?
ほんの少しのスペースと、ベルトを張れる木や柱さえあれば遊べるのですが、賃貸住まいや都会暮らしではかなり贅沢な話ですよね。
でしたら、室内で静かに遊べる全身運動はどうでしょう。
子供が室内で集中して遊べる全身運動「スラックレール エス」
子供が家の中で全身を動かせる遊びとして「トランポリン」が一時期人気になりましたが、飛んだり跳ねたりドタバタするので賃貸住まいでは難しかったりしますよね。
子供が室内で静かに遊べる全身運動としておすすめなのは「スラックレール エス」です。
先ほどのスラックラインを、部屋でも手軽に使えるようコンパクトにしたものです。
床に直置きできクッション性もあるので、子供も室内で静かに安全に遊べます。
0~12歳までゴールデンエイジの全身運動 スキャモンの発達曲線
ちなみに、子供の運動機能は生まれてから12歳ごろまでに急激に発達します。(ゴールデンエイジ)
頭・知識で動きを理解するのではなく、見たまま感じたまま体全体で吸収できる特別な時期です。「スキャモンの発達曲線」で有名ですね。
子供はバランス感覚を試せる全身運動が大好きです。
トランポリンはただその場で飛ぶだけなのですぐ疲れて飽きてしまいますが、スラックラインは平衡感覚が試されるので集中力も必要。すぐバランスを崩しては落ちることが、逆に子供の「できるようになりたい!」成長意欲に火をつけます。
真っ直ぐ乗れるようになりたくて真剣に繰り返しチャレンジするため、騒いだりふざけることなく、室内でも飽きずに長く使えるのです。
▼室内でも使えるスラックラインはこちら
繰り返し夢中で遊ぶ中で体幹を鍛えられ、ついでに親の運動不足解消も期待できます。
思うように外遊びができない中でも、室内や遊び方を工夫して子供に全身運動できる機会を作りたいものです。
道路遊びができない「近所の人に相談・挨拶」もおすすめ
理想としては、もっと気軽に、近所で子供が自由に集える場所があればいいのですけどね。
たとえば、町内に「公民館や憩いの場」などはありませんか?
道路遊びで注意されてしまい、近くに公園もなく、子供たちを外で遊ばせられず困っています。
それこそ「近所の人」に相談してみるのはどうでしょう。
町内会や役員の方、地域で長く暮らしているご高齢の方は、思いのほか、地元で暮らす子供たちを温かく見守ってくれていたりするものです。
子供が子供らしくいられない現代社会を憂いていたりもします。
現役から引退された世代の方は、必要とされたい、頼られたい気持ちを持っていることもあります。
相談することで必ずしも解決につながらなくても「優しい関係」を作るきっかけになることもあるのです。
ちなみに、近所の人に「あいさつ」はしていますか?
道路遊びをよく思わない方でも、顔見知りであれば、態度が変わったりすることもありますよ。
防犯の観点から、子供から挨拶をさせない方針もあるようですが、普段からご近所さんに挨拶・交流することで、逆に、不審者や異変に気づきやすくなります。
いきなり相談はハードルが高いなら、近所の人に挨拶をするところから始めてみてはいかがでしょう。お互いに人柄や雰囲気がわかるし、ほどよい地域のつながりは安心して子育てできる大事なポイントです。
周囲への思いやりを持ちつつ、どうしたら気持ち良く過ごせるか、考えてみましょう。
道路族マップに登録されたら削除できる?身バレにつながる個人情報掲載はNG
先ほどもお話したように、昨今では「道路族マップ」なるものが存在します。
道路遊びに迷惑している人が情報を寄せる地図サイトで、北海道から沖縄まで全国から投稿が相次いでいます。
このマップの目的は「道路で迷惑行為や危険行為をおこなう道路族を減らしていくため」に作られたとのことですが
もし、自分の住んでいる地域や町が登録されていたら、かなりショックですし、個人情報なども気になりますよね…。
もし、自分の住んでいる地域が、道路族マップに登録されていて不服とする場合は、削除依頼をおこなうことができます。
しかし、先ほどもお伝えしたように、道路族マップの目的は「道路遊びを減らすため」に作られています。
このため、削除要請をする際は「道路遊びをしない」ということを明確に約束する必要があります。
また、マップに登録されることで個人情報の漏洩なども心配かと思いますが、道路族マップに登録する際は「身バレにつながる情報」を掲載することはできません。
名前はもちろん、イニシャル、家族構成などもすべてNGです。誹謗中傷などにつながらないよう個人情報の掲載は一切許されていません。
なお、道路族マップの「登録見送りと削除見送りについて」のページには
- 家屋や私有地を指している
- 名前やイニシャルが書かれている
- 言葉が酷い、やたら感情的な内容、など
マップ登録のNG例についてくわしく書かれています。
運営元でもかなり厳しくチェックしている様子ですが、万一、身バレにつながる個人情報が登録されていましたら、すぐ運営元に連絡し「問題の項目」だけでも削除要請しましょう。
まとめ
道路遊びの何がダメなのか気づくには「思いやりと想像力」が必要になります。
もし近所が道路族マップに登録された場合は、削除依頼も可能ですが、道路遊びをやめることが大前提です。
トラブルが起きたときどう対処するか。
お互いの意見が食い違った時にどう歩み寄るか、どこで折り合いをつけるか。
これは大人にとっても難しいテーマですが
だからこそ、大人だけの問題にせず子供と一緒に考えるのも良いでしょう。
「アクティブ・ラーニング」の一環として家族で話題にしてみましょう。テストと違い、現実の諸問題は答えが1つにとどまりません。
まっすぐ柔軟に物事を捉える子供から、思いがけないアイディアや発想が出てくるかもしれませんよ。