昔から「蛇よけには蚊取り線香が効く」という説がありますが、本当でしょうか。
残念ながら、蚊よけの煙ごときで蛇が退散することはありません。
家の中に入ってしまったなど蛇を追い出したいときは専門業者に依頼するのが確実です。
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→【害獣駆除110番】
なぜ蛇は人間の家屋に入ってくるのでしょうか。
入ってきたらどうやって追い出せばよいのでしょう。
蛇の生態とともに、このような疑問点と蛇対策方法をまとめてみました。
【蛇が嫌うもの】蚊取り線香は効く?石灰は蛇避けになる?
昔から言われている煙草の煙や蚊取り線香の煙は蛇に効くのでしょうか?
残念ながらあまり効果があったという声は聞かれません。
最近の香取線香は、あまりにおいもきつくないし、ペットにも大丈夫なように改良されているからでしょうか・・・。
理由のひとつとしては、煙は上へ上へ漂っていきますので、地を這っている蛇には煙が届いていない、という事も原因のようです。
では、蛇の苦手なものはなんでしょうか。
ふだん蛇は地を這って移動していますので、ネコ科の哺乳類やタカ、フクロウなどの猛禽類が苦手、というか捕食されてしまいます。
天敵から身を守るために、嗅覚と触覚を発達させて、敵のわずかなにおいや振動を感じ取っています。
この習性を元に、蛇の嫌いなにおいを利用してさまざまな蛇の忌避剤が作られています。
外壁にスプレーできる液体タイプや、庭に散布できる粉末タイプなどがあり、多くのホームセンターや園芸店で売られています。
床下のヘビ対策であれば、石灰をまくのも有効です。
植物の生長促進に使われる木酢液も、煙を冷却して液体にしたものなので、きついにおいがして一定の効果があります。
家に入った蛇を追い出す3つの方法
では実際に、家の中から蛇を追い出すとなったら、どのような方法がよいのでしょうか。
- 長い棒でつついて追い出す
- (屋外なら)ホースで水をかけて追い出す
- 殺蛇スプレーを噴射する
本来おくびょうで大人しい性格の蛇ですので、驚かせたらすぐに逃げてしまいます。
長い棒などでつついたり、ホースで水をかけたりしても、追い出せなかった場合は害虫駆除の専門業者に依頼しましょう。
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または、ホームセンターやネットでも殺蛇スプレーが売っていますので撃退グッズを使用します。
スプレーを吹きかけてすぐは、激しく暴れることがありますので近寄らずに硬直するまで待ちましょう。
蛇が好む場所は「暗くて狭い所」家の軒下や屋根裏などのスキマに注意
蛇の好物は、カエル、小鳥、ネズミ、ミミズ、白アリ、カタツムリなどで、これらの小型の生物をさがしてやってきます。
小さい頃に実家に来ていたアオダイショウは、庭の植木の中にシジュウカラだと思われる小鳥の巣があったので、その小鳥を狙ってやってきたようでした。
蛇は視覚と聴覚が退化していて、ほとんど目が見えません。
その代わりに嗅覚と触覚が発達しており、においをたよりに追っています。
家屋の壁の内側や屋根裏などにカエルやネズミがいると
獲物のにおいを嗅ぎつけて蛇が家の中に入っていくというわけです。
家の中に蛇が入ってくるのはなぜか?幸運と金運の象徴
また、生物にはこのタイプが非常に多いですが、蛇も暗くて狭い所が大好きです。
なぜかというと、天敵に襲われにくいからですね。
カエルやネズミのにおいを追ってやってきて屋根裏へ入り込んだ蛇は
「餌はあるわ、暗くて狭くて居心地がいいわ」で
じっと家屋に居座ってしまいがちなんですね。
嫌われ者の蛇ですが、夢の中に出てくる蛇は幸運と金運の象徴だったりもします。
蛇対策で重要なのは次の2点です。
最近の住宅は気密性が高いので、ほとんどスキマがありませんが、
昔からの日本家屋にはスキマがたくさんあります。
特に軒下のスキマには、ネズミが侵入したりコウモリが住みついたりする原因になりますので
業者さんに依頼して塞いでおくことをおススメします。
ご自分で対処される場合は、薄い面戸板を打ち付けたり、充填剤の発泡ウレタン材を吹き付けたりする方法があります。
発泡ウレタンは、ホームセンターでもスプレー缶タイプが売っており、施工も非常に簡単です。
また、庭の草刈も定期的に行い、蛇のえさとなるカエルやトカゲなどが発生しにくいようにしておくことも大切ですね。
毒蛇を見つけたら警察に通報して駆除してもらう
日本に生息する蛇は、約10種類程度です。
代表的な蛇は、緑色のアオダイショウ、側面に黒いラインの入ったシマヘビなどです。
どちらも無毒で、大人しい性格なので攻撃してくることはほとんどありません。
毒をもつ蛇で、有名なのは、マムシや沖縄固有のハブなどですね。
マムシの見分け方は、頭の形がやや三角形をしている点です。
万が一マムシに噛まれた場合は、傷口の少し上をタオルなどで縛って安静にし、速やかに病院に行きましょう。
6時間以内に血清を打てば命に別状はないので、すぐに病院へ行くことが大切です。
そして、毒蛇を発見した場合は
駆除の必要がありますので警察に通報しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
蛇の生態がよくわかると、落ち着いて対策ができそうです。
気持ちが悪いのは変わりませんが、毒蛇でないかぎりは攻撃してきたりはしないので安心ですね。
田舎では、裏山をかかえていたりすると、普通に蛇を目にするものです。
日本に多く生息するアオダイショウは、こちらが危害を加えなければおとなしいですが、
困るのは蛇が家の中に入ってきてしまうことですよね。
庭に出現するだけで気持ちが悪いのに、家の中に入ってくるなんてゾッとします。
都会でもペットとして飼育していた蛇が逃げ出して警察が大捜索、なんてニュースがありましたよね。
アパートの屋根裏の骨組みに巻き付いてじっとしていたところを捕獲されました。
正直、わたしは蛇が大の苦手です。
昔、実家の庭の大きな植木に蛇がやってきて怖かった思い出があります。そしていまも、図鑑の蛇のページは気持ちが悪くてあまり見られません・・・。
昔、実家の植木の小鳥の巣を狙ってやってきたアオダイショウを、父が長い棒にそっと巻き付けて遠くへ逃がそうとしていました。
長い棒にまきつけたあと、若かりし父は思いきり棒をスウィングさせました。
遠心力で蛇は空を舞ったのですが、父のコントロールが下手くそで、
飛んだアオダイショウは2階のベランダの手すりに見事に巻き付きました。
今となっては笑い話です。
長い棒で遠くに逃がす際は、くれぐれも逃がす先をきちんと定めてから行ってくださいね。