3人目が産まれると、ママの交通手段が「自転車」の場合、子供たち3人はどう乗せたらいいのでしょう。
じつは、子供3人を自転車に乗せるのは「法律上禁止」されています。
上の子が大きければ自分で自転車を運転できますが、年の差が近い兄弟姉妹だと、ママはお手上げ状態になってしまいますよね。
そんなときに大活躍してくれるのが
自転車用のチャイルドトレーラーです。
欧米では「自転車用ベビーカー」として人気で子育て世代に広く普及。
雨風を防げて快適な上に、自転車も倒れにくく子ども3人でも安全に活用することができます。
ただ、普段の生活によっては思うように使えないケースも…。
そこで今日は、子ども3人自転車の救世主
チャイルドトレーラーのメリット・デメリット
わが家も使える?2つの見極めポイント
についてご紹介します。
【子供3人自転車の乗せ方】上の子トレーラー&下の子チャイルドシート
子供を守るために強い味方になってくれるのが、自転車用トレーラーやチャイルドシートです。
子供3人を自転車に乗せるにはどうするか?というと
「チャイルドシート+チャイルドトレーラー」
2種類のアイテムを活用することで、安全・快適に子供たちと自転車でお出かけできるのです。
収納スペースが大きいトレーラーなら、子供3人分の荷物や買い物した商品もたっぷり運ぶことができます。
さらに、トレーラーは低重心でタイヤも大きく自転車が転倒したとしてもトレーラーは倒れない作りになっています。
ママチャリにトレーラーを付けることで4輪になるので、安心・安全に乗ることができるのです。
雨の保育園送迎にも便利!チャイルドトレーラーのメリット 安全/快適/収納
保育園の送迎でチャイルドトレーラーを活用されているママさんもいらっしゃいますよ。
お昼寝布団を持っていかなければならない保育園の場合、雨風の強い日に自転車で運ぶのは大変ですが、チャイルドトレーラーがあれば布団を濡らさず運べて便利です。
たとえば、チャイルドトレーラーの中でも人気なのは「THULE」というヨーロッパブランドです。
このトレーラーは1才~7才の子供を2人乗せることができます。
荷物入れがガバっと大きな37リットル大容量なので「子供3人分+ママの荷物」もたっぷり持ち運びできます。
もちろん、トレーラーには「子ども用シートベルト」が2人分付属しています。車と同じくトレーラーでも、乗車のたびしっかりシートベルトを装着する習慣にしましょう。
これで安全・快適に子供3人を自転車に乗せることが可能となります。
自転車チャイルドトレーラーのデメリットは?道路交通法では軽車両扱い。駐輪場に置けない場合も
では、チャイルドトレーラーのデメリットはどうでしょう。
チャイルドトレーラーは、日本の道路交通法では「軽車両」扱いとなり、歩道を走ることはできず、車道走行となります。
自転車通行可の標識があっても走ることはできないので、注意する必要があります。
広い道路や車両の通りが少ない道であれば、より安全に使用することができます。
自転車は狭い道でもスイスイ走行することができますが、チャイルドトレーラーは本体の幅があるので、狭い道やカーブなどは特に気を付けないといけません。
後ほど詳しくお話ししますが、お店や保育園、アパートなど駐輪できない可能性もあります。
チャイルドトレーラーわが家も使える?見極めは「駐輪場と道路状況」
以上、チャイルドトレーラーのメリットデメリットを踏まえた上で、検討するときは次の2点をよく確認しましょう。
1点目は、駐輪場。
チャイルドトレーラーを牽引することで自転車の全長が長くなります。
庭のある持ち家であれば連結したまま駐輪できますが、アパートなど賃貸の駐輪場では停められない可能性が大きいですよね。
同じく、コンビニやスーパーの駐輪場に停められない可能性にも注意が必要です。
保育園や幼稚園の送迎に使うのであれば、事前に園に相談確認することも必要になるでしょう。
トレーラーが対応できるかどこに停められるか確認しておきましょう。
チャイルドトレーラーは危ない?2車線3車線など幹線道路は運転しやすいの声も
2点目は、道路状況。
チャイルドトレーラーで道路を走るのは実際のところどうでしょう。
実際にチャイルドトレーラーを使用している方からは
意外と2車線、3車線道路など大通り(幹線道路)の方が安全に運転できる
という声も。
チャイルドトレーラーは普通の自転車より目立つので、車も注意しやすく大きく避けてもらえるのだとか。
逆に、片側1車線や車の往来が激しい道では、特にバスや大型車などがよけにくく迷惑になります。
交通量の多い狭い道・抜け道も、チャイルドトレーラーは危なく不向きでしょう。
自宅周辺やよく行く店までの道、保育園の登園ルート、小学校の通学路など「普段の生活で使う道の様子」を確認してからチャイルドトレーラーを検討すると良いですね。
私は、トレーラーについて「車道を走行するのは危なくないのかな」と思っていました。
しかし、トレーラー本体が大きくて目立つので、逆に車両にも気づいてもらいやすいということがわかりました。
交通ルールを守るのは当たり前ですが、子供を自転車に乗せていることだけでもリスクだということを認識しておきましょう。
ヘルメットをかぶせたり、シートベルトをきちんと装着したり子供を守るために、最大限の安全対策をおこなう必要があります。
まとめ
子供3人を自転車に乗せることは、転倒の危険性などもあるため法律上禁止されています。
以前自転車に子供3人を乗せて転倒したというニュースを見たことがあり、とても胸が痛みました。
子供を乗せるとバランスをとるのも難しいですし、子供は予期せぬ動きをしてしまうこともあります。
自転車に子供3人を乗せることはできませんが、チャイルドトレーラーを活用することで安全に子供を乗車させることができます。
また、自転車用トレーラーにはカバーがあるので雨や風を防ぐことができ、冬場の寒い時期には防寒対策にもなります。
雨の日や寒い日の子供の送り迎えって本当に大変ですよね…
レインコートを着せるのも一苦労だし、上着は何枚着せたらいいのか準備にも時間がかかります。トレーラーだとそんな悩みも軽減されます。
軽車両扱いなどで車道での走行は、十分に注意する必要があります。
本体幅も大きいので狭い道などは極力避けて、ルート選びをするとより安全性を高められるでしょう。
私も子供をもつ母ですが、車を利用することが多くこのようなトレーラーがあるなんて今まで知りませんでした。
私が自転車を使っていたら、必ずこのチャイルドトレーラーは購入していると思います。
安全で快適に使用ができて、ママのお悩みも解決してくれるチャイルドトレーラーが、もっと日本でも浸透してくれるといいですね。