セルフネイルをしたときって、乾くのを待つ時間が意外と長いですよね。
ネイルを速く乾かす方法のなかで、
「氷水につけると速く乾く」というのを耳にしたことありませんか?
実際にやってみて、どうでしたか?
表面が乾くまで数分待って、氷水につけてみたけど、ん~ホントに速く乾いてるの?
なんか、表面にうす~い膜ができたような感じで艶がなくなっちゃったんだけど・・・。
そんな失敗をしたことありませんか?
実は、「氷水で速く乾く」は嘘なんです!
美容・健康科学研究室というところが、実際に検証実験を行っています。
自然乾燥の場合と、氷水を使って冷やした場合の、完全乾燥までの時間を計測したところ
自然乾燥 10分
氷水使用 12分
という結果が出ています。
あれ?速く乾くどころか、普通に自然乾燥するより時間がかかっていますよ。
そして、「表面の艶がなくなってしまう」問題。
なぜ、そんなことが起きてしまうのでしょうか。
これは、油性塗料の「ブラッシング現象」が原因です。
マニキュアは、ニトロセルロース+有機溶剤+樹脂+顔料+可塑剤で、できています。
なんだか難しい成分ですが、要するに
マニキュア=「油性のエナメル塗料」
油性のラッカー塗料とさほど変わらないというわけです。
油性塗料を湿度の高い環境で塗ったときに、
空気中の水分が塗膜に入り込み、白く濁ってしまうことがよくあります。
これが「ブラッシング現象」です。
マニキュアも同じです。
乾燥不十分の状態で氷水につけると、水分が塗膜に入り込み、
濁った被膜ができてしまった結果が、「艶がなくなってしまう」という失敗が起こります。
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ここからは、
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ネイルを落とす簡単な方法も紹介!除光液ないときはコレ
についてお話します。
ネイルを速く乾かす時短テク3選!
では、ネイルを速く乾かすためには、どんな手段がよいのでしょうか?
ネイル用速乾スプレーを使う
さきほどの実証実験でも、このスプレーの使用が一番乾燥時間が短く、6分 という結果が出ています。
氷水を使用したものと比べると、半分の時間ですね。
スプレーには、エタノールやジメチコンといった、撥水成分が含まれており、水分の蒸発を促します。
各メーカーから、安いものは500円代から、高くても2,000円前後で販売されていますよ。
冷風ドライヤーを使う
速乾スプレーの次に速く、8分 という結果を出したのが、冷風ドライヤーです。
ドライヤーでも、温風はNGです!
温風を、近くからあてると、表面に気泡ができて失敗します。
爪からある程度離した場所から風をあて、冷風モードで乾かすのがポイントです。
ネイル塗料をあらかじめ冷蔵庫で冷やしたものを使う
氷水に手をつけるのではなく、ネイル塗料のほうを冷蔵庫で冷やす、というのも有効な方法のようです。
これは、爪との温度差があると蒸発しやすい、という性質を利用したものです。
しかし、速乾スプレーやドライヤーと比べると、少し乾燥時間がかかるようですよ。
ネイルを落とす簡単な方法も紹介!除光液ないときはコレ
今度はネイルを落としたいときのお話です。
そんなときにかぎって除光液をきらしていたり、ちょっとしか残っていなかったりしますよね。
除光液がないときに、おうちにあるこんなもので代用できるんです。
知ってましたか??
- 歯磨き粉
歯磨き粉をすこしたっぷりめの爪の上にのせます。
塗り広げて3分~5分、そのままの状態で待ちます。
その後、歯ブラシやペーパータオルなどでゴシゴシこすると、
意外ときれいにネイルを落とすことができますよ!
- ブランデー・ウイスキー
なるべくアルコール度数の高いものがおススメです。
除光液と同じように、コットンなどにしみこませ、爪の上にのせ、10分程度そのままにして
待ちます。
10分後、ゴシゴシとこすりながらネイルを落とします。
アルコール分が含まれる消毒液でも代用可能ですが、
ブランデーやウイスキーのほうが断然きれいに落ちるようです。
- お湯に10分+ガムテープ(セロハンテープも可)
歯磨き粉も強いお酒も手もとにないときは、
お湯に10分程度つけてふやかしたあと、テープでペタペタと剥がす方法もあります。
食器を洗ったりお風呂に入ったりしていたらネイルが剥げてきちゃった経験ありませんか?
そもそもネイルはお湯に弱いので、その性質を利用した裏技です。
まとめ
ネイルを速く乾かしたり、除光液以外のものでおとしたり。
ネイルにはいろいろな時短テクや裏技がありましたね。
でも、まず基本に返ることも大事!
マニキュアは一度に厚塗りをせず、薄~く塗り重ねるのが基本中の基本。
失敗してやり直す、ということも防げます。
「急がばまわれ」とはこのこと!
ゆったりとした心の余裕をもって、セルフネイルを楽しみたいですね。