毎月KDDIから届くau利用料金のご案内に
auかんたん決済/サービス/税込 550円
という明細が載るようになった。
クレジットカードの請求書にも、この550円分だけわざわざ「別明細」で載っている。
夫の利用分で、本人に聞いてみたが判然としないので
auかんたん決済ご利用明細から確認してもらったところ
au自転車サポート(自転車保険)でした!
ああ、そういえば「県の自転車条例で自転車保険加入義務化になったから契約した」って言ってたね(勝手に)苦笑
ただ、この自転車保険。
先日、契約者本人である夫自身が
まさに自転車事故に遭ったばかりなのだが、
残念ながら使えない保険だった。
そこで、今日は
au自転車保険は継続すべき?解約できる?
必ずしも自転車保険は加入必須じゃない!
その理由と保険の見直し・解約チェック法
夫が勝手に契約…本人以外が解約できる?
というテーマでお話します。
au自転車保険の継続?解約?見直しチェック法
ここからは、
au自転車サポートを継続すべき?解約してもいい?
チェックポイントをまとめていきます。
「家族が勝手に契約してた。解約できる?」については
後半お話しますので、合わせてチェックしてみてください。
「やっぱ自転車保険いらないかも」という結論に達する方も多いかもしれません。
今一度チェック!「au自転車サポート付帯保険」の補償内容
まず、au自転車サービスには
- 自転車ロードサービス
- 自転車事故サポート
- 生活電話相談サービス
- au自転車サポート付帯保険
4つのサービスがあります。
このうち「自転車保険の加入義務化」で必要となるのは
自転車で、他人に怪我をさせてしまった場合の補償です。
auの自転車保険であれば「au自転車サポート付帯保険」がこれに該当します。
自転車保険義務化に対応した、「個人賠償責任補償」と、交通事故などによりご自身や家族が入院や死亡した場合の補償が付いて、万一の時の経済的負担軽減をサポート。
さらに、他人にケガさせたときの賠償責任だけでなく
自分や家族が交通事故等でケガしたときの入院保障もついています。
なかなか良い補償内容では…?
と思ったあなた。
すでに同じような保険に入っているかもしれませんよ!
自転車保険は不要?2つのチェックポイント!
すでに同じような保険に入っていないか
2つのポイントを見ていきましょう。
以下、くわしく見ていきます。
自転車保険は「火災保険・自動車保険」でカバー済み?共済やPTA保険もチェック
1つ目は、他人にケガをさせてしまった場合の「個人賠償責任補償」です。
すでに同じような保険に入っている例としては
- 火災保険
- 自動車保険
- 傷害保険
- 共済、PTA保険、職場の団体保険
などに加入している方。
「最高1億円まで補償」などの表現を見たことありませんか?
この補償は「個人賠償責任補償特約」などと呼ばれ、
日常生活の中で他人のモノを壊したり、お店の商品を壊したり、他人にケガをさせたなど、高額な賠償責任が発生した場合に備える保険です。
単独で保険加入しているのではなく、
火災保険や自動車保険、学校・職場の団体保険や全労済、コープ共済などに
「個人賠償責任」「損害賠償」などの名称で、特約として付帯されていることが多いです。
同居の家族・子供も対象だったり
自転車事故でも使えるケースが多いです。
もし、あなたが契約している保険の中に「個人賠償責任補償特約」がついていれば、
自転車事故で他人にケガをさせた場合の補償も対象か?
家族の事故にも対応しているか?
などチェックしてみましょう。
すでに個人賠償責任補償がついている保険に入っているか?補償内容や範囲がわからない方は、保険証券を用意して保険会社に確認してみると良いですよ。
ソニー損保の自動車保険 個人賠償特約
ちなみに、わが家で加入している自動車保険「ソニー損保」も、個人賠償特約は「子どもを含め、家族全員対象」です。
自転車で他人にケガを負わせた場合の金銭的な補償はもちろん「示談交渉」もあります。
火災保険や自動車保険の「個人賠償責任補償」も自転車保険加入とみなされる
でも、自治体の自転車保険義務化って、特約じゃなくて自転車専用の保険に入ってないとダメなんじゃないの?
なお、自治体の自転車条例での「自転車保険加入義務化」では
火災保険や自動車保険の「個人賠償責任補償特約」も自転車保険に加入しているとみなします。
自転車のTSマーク付帯保険やクレジットカードに付帯されていることもあります。
個人賠償特典でカバーできていれば自転車保険はいらない?
じゃあ、個人賠償特約とかでカバーできていれば、au自転車サポートはいらない?
「個人賠償責任補償」と「au自転車サポート」で、補償内容がかぶっている場合。
によって対応が変わってきます。続けてお話しますね。
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自転車保険 自分や家族の「ケガで入院保障」本当に必要?
次は、2つ目のポイント。
自分や家族がケガをした場合の「通院・入院保障」について見ていきます。
「au自転車サポート」では、
自転車事故で本人や家族がケガをした場合
が支払われます。
もし、自分や家族の「ケガの入院保障が必要」であれば、
au自転車サポートは継続すると良いでしょう。
逆に、
すでに加入している医療保険で「ケガの通院・入院保障」が使えたり
自治体の子ども医療費助成制度などで「子供の通院・入院は無料」などあれば
au自転車保険は不要と考えることもできますね。
au自転車保険「ケガの通院」は保障の対象外
au自転車サポートは、入院だけ?ケガの通院は支払われないの?
au自転車サポート保険で補償されるケガは、あくまで入院するレベルの大怪我。
通院は対象外です。
au自転車保険「ロードサービス」「自転車事故サポート」必要性もチェック
その他、au自転車サポート保険には
「自転車ロードサービス」や
「事故時の専門スタッフ現地サポート」など
補償やケガ入院以外のサービスも含まれています。
交通量の多い街中を走る人など自転車事故に遭う確率の高い人、より手厚いサービスを受けたい人であれば、月額550円は決して高いものではないでしょう。
JAFのロードサービスは自転車不可!au自転車サービス保険なら対応
ちなみに、JAFのロードサービスは、車・バイクが対象で自転車は対象外!
一方、au自転車ロードサービスでは、自転車のパンクや故障・電動アシスト自転車のバッテリー切れなど、自転車が動かない、修理が必要なときに20km無料搬送してくれます。
長距離自転車に乗る人であれば、au自転車サービスを「自転車版JAFのロードサービス」と捉えて検討するのも良いですね。
【体験談】自転車同士の事故でひき逃げ…au自転車保険の対象外
ここからは、
先日うちの夫が自転車事故(自転車同士)したときに
au自転車保険が使えなかった体験談をお話しますね。
夫が自転車事故に遭ったのは、雨の日の夕方でした。
坂道を猛スピードで降りてきた相手とぶつかり、夫は転倒・全身を強打。
(雨の視界不良と混雑で、直前まで気づかず回避不能)
ぶつかってきた相手はノーダメージで逃げてしまいました。(ひき逃げ)
夫は自転車を引きずって帰宅。
au自転車サポートに電話しましたが、入院するほどのケガではなかったことから入院補償は対象外。
その他の補償やサービスの中にも使えるものはありませんでした。
大事に至らなかったことは幸いでしたが、
自転車保険いらないんじゃない?解約したら?
・・・なんて会話をしたまま、
「550円の明細」を見るまで自転車保険のことは忘れてましたね(^^;
au自転車保険の入院日額1500円⇔医療保険は日額5000円
また、仮に入院したとしても、
au自転車保険の入院日額は1500円。
一方、わが家で加入している医療保険は入院日額5000円なんですね。(※しかも1日目・日帰り入院から対応)
そんなわけで、わが家では
個人賠償は「ソニー損保」、入院保障は「医療保険」でカバーできている。ロードサービスもまず必要なし。au自転車サービスは解約しよう
という結論になりました。
au自転車サポート 家族が勝手に契約「本人以外」が解約できる?
au自転車保険は、月額が安いので
家族が勝手にau自転車保険を契約してた…なんの相談もなく
なんてケースもあることでしょう。
基本的に、保険を解約するときは
契約者本人が手続きをする必要があります。
ここまでお話したきたように
もし、au自転車保険を解約したいなら
「すでに入っている保険と重複している補償内容」など洗い出し
本人に説明・納得してもらい、解約の手続きをしてもらいましょう。
ちなみに、わが家では
自分が自転車事故に遭った上に、保険もまったく役に立たなかった・・・
契約者本人が二重に痛い目を見ているので(笑)
既存の保険内容を確認し、au自転車保険を解約してもらうのもスムーズでしたよ。
まとめ
auかんたん決済/サービス 550円の明細は、au自転車サービス保険の月額料金。
県の自転車条例で自転車保険義務化がスタートしたことで加入した方も多いと思いますが、
すでに契約している自転車保険や火災保険などに「個人賠償特約」がついていないか?
自転車事故のケガ入院保障は「医療保険」や「子ども医療費助成制度」等でカバーできないか?
などをチェックして、本当に自転車保険は必要か?見直ししましょう。
難しい方はファイナンシャルプランナーに相談してみるのも良いかもしれませんね。