先日、カリモク布ソファの生地を張替えした時の手順を記事にしましたが
使ったのが安全ピン&ガーゼ生地ゆえ、あっという間に破れボロボロに朽ち果てました(笑)
そこで、真面目にソファを修理するため
タッカーを使った生地の張り替えにチャレンジしたところ
なかなか素敵に仕上がりました〜!
1年経過した今も、ソファが破れることもなく長持ちしていて、
「道具って大事だなぁ」と実感しました。
というわけで、今日は
タッカーを使ってソファーの生地張り替えするときの道具・材料選び・コツや注意点をまとめます!
カリモクソファの張替えDIYの「道具・材料・生地」
まず、用意する道具・材料・生地選びについてお話します。
【道具】ソファの張替えに必要なツール類
今回ソファの張替えをやり直すにあたり、初めて「タッカーとリムーバー」を買いました。
タッカーは「大型の針で生地を留める」道具です。
必要に応じて「替針(ステープラー用針)」も買っておきましょう。
途中で針が足りなくなると、ホームセンターまで走らなきゃならなくなります。
わが家が購入したタッカーには付属の針が500本付いていて十分間に合いました。
リムーバーは「タッカーで失敗した針を取り除く」道具ですね。
これは買っておいて正解でした。
正直「リムーバーはいるかな?」と思っていたのですが、
タッカーを打つとき何度も失敗して(針がグチャってなる)その度リムーバーのお世話になりました。
タッカーを使うならリムーバーは必須です。500円しないので合わせ買いしましょう。
【材料】ソファの張替え用の布は「家具・ファブリック用」じゃなくてOK
ソファーの生地選びは、とても重要です。
座ったり寝っ転がったりダラダラしたり…座面に強い圧がかかるので、ガーゼみたいな薄い・柔らかい生地ではあっという間にボロボロに。
できるだけ丈夫な生地を選びましょう。
【綿・麻】ソファーの張り替えにオススメの生地
ソファーを張り替える生地は「綿や麻」が扱いやすいです。
帆布やキャンバス地など、シンプルな厚手の生地がオススメです。
【ポリエステル】安くて汚れが目立ちにくいが毛玉になりやすい
ポリエステルは安くて丈夫で汚れにくいのがメリットです。欠点は、静電気が起きやすく毛玉になりやすいところ。
【ビニールレザー】革張りソファ風に!フィットして耐久性も
革張りソファ風にするならレザー(合成皮革)も素敵です。
伸縮性があるのでフィットしやすく、耐久性もあるので長持ちします。
あまり分厚すぎる生地だとソファーに張る・折り込むのが大変です。家庭用ミシンで縫える生地くらいが扱いやすいですよ。帆布なら8号~11号くらいを選ぶと良いでしょう。
ソファの張替え【※マリメッコ生地は不向きです】
ちなみに、椅子やソファーなど家具の布は「ファブリック素材」と呼びます。
そこで、ファブリック生地なら家具の張替えにぴったりでは?と探してみたのですが
ネット通販で「ファブリック生地」を検索するとマリメッコの生地が多く出てくるんです。
ただ、手芸屋でマリメッコ生地の実物を見てみたら「裏側が透ける」ペラペラさ。ソファには不向きでした。
大柄でオシャレなんですが「生地の厚さ比較ページ」を見てもわかるように、マリメッコの生地は薄手です。ソファの張替えにはオススメしません。
生地は「無地」か「ランダムな柄」がオススメ
せっかくリメイクするなら、オシャレな柄にしたいな!
その気持ちもよーくわかりますが(私も手芸屋で散々手に取って迷いました)
リメイク初心者さんは、できるだけシンプルな生地を選びましょう。
大柄のデザイン生地や、一枚仕立てのイラスト生地などはとてもオシャレですが、位置合わせに苦労すること間違いなしです。
同様に、チェック柄など均一に柄が配置されているパターン生地も、ズレや歪みが目立ちやすい。
シンプルな無地、または柄の向きがランダムな生地が扱いやすく、失敗しても目立ちにくいですよ。
濃いめの色を選ぶと汚れも目立ちにくくなります。
カリモクソファの張替えDIY 作業風景とポイント!
道具・材料がそろったところで
いざ、ソファーの張替え作業スタートです!
実際にやってみた様子、気をつけたいポイントをまとめます。
生地は大きめにカット!布の端はミシンで縫わずタッカーで折り込む
生地は、ソファのサイズに合わせてカットしておきます。
ソファの厚み・布の端を折り込む分も見越して、大きめにカットしておくと安心です。
丁寧に仕上げたい人は、布の端をミシンで縫うのでしょうが、私は布を折り込みながらタッカーで打っていきました。サイズも大雑把で良く、手軽に作業が進められ楽ちんでしたよ♪
「タッカーの練習」はソファの裏側など目立たないところで
初めてタッカーを使う人は「ソファの裏側」など目立たない場所で練習すると良いですよ。
私は今回初めてタッカーを使いましたが、グッと押すだけ!思いの外カンタンだなと感じました。
ただし、グチャッと打ち損じもいっぱいしたので、リムーバー(針を取り外す道具)は買っておいて良かったです。
タッカーを打つ位置は「木枠・フレーム」固い場所
タッカーを打つ位置は「木枠・フレーム(触ってみて固い場所)」に打ちます。
ソファのスポンジ部分に打っても針が抜けてしまいます。
タッカーを打つ間隔は10cmくらい。角は多めに。
タッカーを打つ間隔は5~10cmほどにしました。
角や圧がかかりやすい場所は、細かく多めに打っておくと良いですね。
ソファの角(曲線)は、生地を少しずつ折り込む
ソファの角・カーブした部分は、布をちょっとずつ折り込みながらタッカーで留めました。
若干、見栄えは悪いです。
丁寧に仕上げたい人は、カーブの形状に合わせて布を切るなり、ミシンや手縫いでタックにすると良いでしょう。
私はめんどくさいのでこのままでオッケーです。
ソファーのリメイク 2人で1時間ほどで完成!
タッカーを使ったソファのリメイク
大人2人で作業して1時間ほどで完成しました!
ちなみに、これは最近撮った写真です。
リメイクから1年経っても、布が大きくズレたり破れることもなく、今も立派にソファの役目を果たしています。笑
タッカーって便利ですね。
椅子の張替えや手作り網戸とか、タッカー使ったDIYまたチャレンジしてみたいと思います。
▼タッカーがあれば網戸を手作りすることもできます。
くたびれたウレタン(背当て)は外して「枕・クッション」で代用
ちなみに、元々このソファには背当てが付いていたのですが、
ウレタンがくたびれてしまったので、今回のリメイクで取り外しました。
代わりに枕・クッションを置いてます。
木枠のカーブも美しい、さすがカリモクです。
おまけ 余った布で小物作りも♪
余ったハギレで、小物作りもできますよ。
「なにか作りたい~」
娘がミシンを使って袋状に縫って
紐を通して
巾着袋を作ってくれました♪
ちょっと多めに布を用意すれば
ソファとおそろいのクッションも作れますね!