東京2020オリンピックの開会式で、世界中から絶賛された「50種目ピクトグラム連続パフォーマンス」のおかげで、ピクトグラムという言葉が有名になりましたよね。
その後、各業界オリジナルの面白いピクトグラムがたくさん作成され、私もおおいに笑わせてもらいました。
そもそもピクトグラムとは・・・
注意や情報を表すための、単純な絵で表した記号です。
言語や国籍、年齢、性別などの違いに関わらず、世界中すべての人が利用しやすい「ユニバーサルデザイン」のひとつでもあります。
一番わかりやすいのは道路標識ですね。
実は、世界中ではじめて普及したピクトグラムは交通標識なのだそうです。
現在は、街のあちこちでお店や公共トイレ、公園など、さまざまなピクトグラムを見ることができます。
ピクトグラムのパロディも場が和んだり盛り上がりますよね。ステッカーやキーホルダー、Tシャツなどアイテムも多く見ているだけで楽しめます。
今回は、国内・海外の変な道路標識や、おかしくて面白いピクトグラムをご紹介します!
面白い禁止マーク・道路標識5選 実は禁止マークは世界共通!
ISO(国際標準化機構)という、国際的な規格を制定する機関があります。
このISO が制定するピクトグラムの一つが「禁止・警告・指示」のマークです。
つまり、あの赤い〇に斜め線のマークは世界共通で「NO」のデザインなんですね。
それでは、日本国内や海外にある面白い道路標識を5つご紹介します。
ヒッチハイク禁止
え?「いいね」禁止?
と思ったら、南アフリカの「ヒッチハイク禁止」の道路標識です。
カージャックなどの犯罪が多発しているために、このような看板ができたようです。
メロディーロード
日本国内で数か所しかお目にかかれない、メロディーロードの標識です。
タイヤと路面の摩擦音で奏でるメロディー、わたしも以前北海道で体験したことがあります。
http://menkyobancho.com/mag/wp-content/uploads/2013/08/hyosiki_image02.png
飛び込み禁止
キプロスの海岸にある標識です。
「浅瀬なので、飛び込んだら頭を打ちます」
なかなか痛そうです。。。
https://i.gzn.jp/img/2015/08/05/world-unique-road-sign/26_m.jpg
行商禁止
タイの標識です。
「この場所で行商してはいけません。」
天秤棒がアジアっぽくていいですね。
https://i.gzn.jp/img/2015/08/05/world-unique-road-sign/28.jpg
二度見してしまう標識
埼玉県の八潮市の交差点にある、道路標識です。
複雑すぎるとSNSでも話題になりました。
https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/8/6/8644c_1460_1a80ddc83ec08cf2f1145b8b73983eee.jpg
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おもしろ可愛いピクトグラム動物注意 ご当地・希少動物も
道路標識のなかでも動物注意の標識は、一番その土地その土地の特徴が出る看板ですよね。
なかには、そんな動物見たことないよ!という希少動物の看板もあります。
我が家の近くでよく見る「動物注意」標識は、オーソドックスなシカのマークです。
実際、山道を通勤する夫は、よくシカに遭遇するので、
夜間は必ずハイビーム!よく出没する場所の手前で事前クラクション!軽自動車なんて、こっちがグッシャリいってしまうからね
と言っています。
それでは日本国内、そして海外にあるおもしろい動物注意の標識をご紹介します。
国内の看板には、イラストの可愛いものもたくさんありますよ。
西表島編
イリオモテヤマネコはそもそも希少動物!本州では絶対みられない標識です。
https://static.amanaimages.com/imgroom/rf_preview640/11014/11014026818.jpg
北海道編
乳牛も道路標識に・・・さすが牧場の多い北海道です。
https://askz.sakura.ne.jp/column/cm207/f/g007.jpg
そして、こちらは「赤いたぬきと緑のきつね」バージョンです。
海外編
カンガルーの道路標識は、オーストラリアで一番多い標識だそうです。さすが。
https://i.gzn.jp/img/2013/08/31/world-sign-prohibition/01.jpg
エリマキトカゲにも注意!
そして、カナダではマウンテンゴート。
ほんとに道路のわきからこんな奴が出てきたら、まるでサファリパークというか恐怖です。
https://i.gzn.jp/img/2013/08/31/world-sign-prohibition/17.jpg
昭和基地編
ペンギンと共存している感がいいですね。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/siro9ma/20160120/20160120233559.jpg
まとめ
世界中には、いろんなピクトグラムがあるんですね。
土地柄というか、文化というか、日本では考えられないものもあったりして面白いですよね。
Eテレの「デザインあ」という短い番組があるのですが、その番組のコーナーのなかでピクトグラムをつくるコーナーがあります。
みんなが、こうしたらいいんじゃない、ああしたらいいんじゃない、とデザインしていくのですが、どんどん情報が多くなってわかりづらいマークになっていきます。
そして、最後には、その情報要らないよね、この情報もいらなくない?とそぎ落としていき、結局シンプルなピクトグラムが完成します。
そして街中のシーンになり、「あ、この看板、もうあるじゃん!」で締めくくる構成です。
ピクトグラムが、いかにシンプルでそぎ落とされたデザインであるかがわかる番組で非常に興味深いです。
最近はピクトグラムのLINEスタンプなども出ています。まだまだピクトグラムブームは続きそうですね。