小学5年生や6年生にもなると算数も低学年の頃より、難しくなってきますよね。
子供に基礎をしっかり身に着けさせようと思って、教科書の問題を解かせたら答えがない…
小学生の国語や算数など教科書に答えは載っていません。ネット上にも解答は掲載されていません。
今回、検定教科書出版社の1つである「学校図書」に問い合わせしたところ、以下の返信がありました。
ホームページへのお問い合わせありがとうございます。
申し訳ございませんが、弊社で教科書の解答の販売や配布はしておりません。 教科は算数でしょうか?
もし5・6年生でしたら、文理様が「教科書ガイド」を発行していますので、そちらの案内をお送りさせていただきます。
(中略)
1~4年生の場合は、一度学校の先生にご相談いただけますと幸いです。 何卒よろしくお願いいたします。
教科書ガイドというのはこちらです。
教科書ガイドには、小学校で使っている教科書の内容に沿ったていねいな問題の考え方・解き方・答えが掲載されています。
教科書ガイドは、学校図書版の他、啓林館、東京書籍、光村図書、教育出版など(文部科学省の検定を受けた教科用図書)それぞれあるため、子供の教科書と同じ出版社の教科書ガイドを選ぶと良いでしょう。
なぜ、教科書に答えが載っていないのでしょう。
教科書は生徒と教師が授業を通じて答えを求める際に使用するため、解答を掲載する必要性がないからなんです。
教科書は独学で勉強するためというよりも小学校の授業のために使用します。わからない時は先生に聞くというのが一般的です。
でも、不登校や行きしぶり、体調不良やコロナの感染対策など「自宅学習」する児童も増えていますよね。
そうなんですよね。自宅学習で教科書を使うときなど「教科書の答えが知りたい」と思ったときは教科書ガイドが便利です。
さらに、もっと問題をときたい、授業に出られない分教科書の内容に沿ったドリルを解きたいときは「教科書ワーク」や「教科書ぴったりトレーニング(通称:ぴたトレ)」を使用すると良いでしょう。
ぴたトレは、教科書に沿ったドリルですので、お子さんのひとり学習(独学)に向いています。
教科書ワーク・ぴたトレは、教科書ガイドより値段が安いのも親は助かるところです。
今回は、教科書ガイドと教科書ワーク・ぴたトレの違いや、おすすめの算数ドリルなどをご紹介していきます。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
教科書ガイドと教科書ワーク(ぴたトレ)の違いは?小学校 一般の問題集・ドリルとの違い
教科書ガイドや教科書ワーク・ぴたトレにはどのような違いがあるでしょう。
また、一般的な市販の問題集と比較して、どのような違いがあるのでしょうか?
教科書ガイドと教科書ワーク(ぴたトレ)の違いは、
「教科書の問題・答え」がそのまま載っているか?
値段の違い(教科書ガイドは1冊2530円とやや高めです)
という2つの点です。
教科書ガイドには、教科書に出てくる問題の「ヒントが付いた解説&答え」がのっています。
イラストや図も教科書に出てくるものと同じなので、子供が戸惑いにくいのも良いですね。
一方の、教科書ワーク・ぴたトレは「教科書準拠テキスト」です。
もくじや出てくる単元の順番が教科書と同じで、
家で一人で勉強するのに使いやすい問題集です。
答えの冊子も切り離せるので、子供が自分で答え合わせもできます。
テストによく出る問題や応用問題も解けるので、テスト対策にも使えます。
教科書ワークとぴったりトレーニングの違いは「出版社の違い」
ちなみに、教科書ワークとぴったりトレーニングの違いは「出版社の違い」です。
- 「教科書ワーク」→株式会社文理
- 「教科書ぴったりトレーニング」→新興出版社啓林館
どちらもオールカラーで付録がついていて、内容や値段はほぼ同じです。
パッと見た感じの好みで選んでも良いですね。
教科書ワークも教科書ぴったりトレーニングも、小学校で使っている教科書(学校図書、啓林館、東京書籍、光村図書、教育出版など)と同じものを選びましょう。
教科書ガイド・教科書ワークと市販のドリルの違いは「学校の授業の流れ」に近いか?
最後に、「市販の問題集やドリル」と「教科書ガイド・教科書ワーク」の違いについてお話しますね。
市販のドリルは、教科書に沿った内容というよりも小学校で習ったことを家庭で問題を解き復習することに向いています。
応用問題や発展問題が多いドリルもあります。
しかし、一般のドリルは「問題を解くこと」を主にしていて解説もそれほど丁寧ではありません。基礎ができている子供でないと、ついていくのが大変かもしれません。
また、一般のドリルは必ずしも教科書と同じ流れに沿っているわけではありません。
今日授業で習ったことをおさらいするときに、どのページに取り組んだらいいか混乱する子供もいます。(そしてやる気が失せる)
基礎が理解できているのか不安な場合は、教科書ガイドや教科書ワーク・ぴたトレを使用するのがおすすめです。
教科書と同じ流れでおさらいできるので、親子で勉強・活用できるのも良いですね。
市販の小学生算数ドリルおすすめは?うんこドリル・1冊でしっかりわかる本
小学生の間で大ヒットとなった「うんこドリル」をご存じでしょうか?最近では、「うんこドリル」のような人気な算数ドリルなどがたくさんあります。
しかし、種類が豊富なためどれを選んだらいいのかも迷いますよね。
算数は暗記ではなく、問題を解けば解くほど計算力がつき、苦手意識を持たずに取り組むことができます。
そこで、おすすめのドリルをいくつかご紹介していきます。
【小学教科書ぴったりトレーニング(通称:ぴたトレ)】
教科書ぴったりトレーニングは、総合的に学習することができ、基礎と応用問題の両方を解くことができるのでおすすめです。
私も小学生の頃、算数がとにかく苦手で、苦手意識を持ってしまい、なかなか問題を解くことができませんでした。
苦手意識を持たないためにも、基礎をしっかり抑えるためには教科書に沿った総合的なドリルで解き方を学び、少し難しい応用問題に取り組むと良いでしょう。
【くもんの小学ドリル 5年生分数】
くもんの小学ドリルは、基礎から徐々に進んでいくドリルです。
応用問題などが苦手な場合はまず何度も基礎問題を解くことで「できた」という気持ちを高めることがやる気や自信にもつながります。
わが家の年中の息子も、くもんのドリルを使っていますが、比較的どの問題も一人で解けるものが多く、解けた時に褒められるのも嬉しいようでずっと続けています。
苦手意識を付けないためにも毎日の習慣として取り組めるドリルです。
まとめ
いかがでしょうか?小学5、6年生の教科書には答えはないとのことで、教科書ガイドやワークを活用すればいいということがわかりました。
小学校の教科書は基礎を学ぶためにはかかせません。
しっかりと基礎を身に着けるためにも、教科書ガイドを1冊持っておくと役に立つこと間違いなしです。
私が小学生の頃は、現在のように詳しく書かれた教科書ガイドなどはなかったような気がします。
また、算数に対して苦手意識を持たないためにも、毎日ドリルで問題を解くということを習慣化すると今後の応用問題などにも取り組みやすくなりますよ。
お子さんに合った1冊を見つけてみてくださいね。