ダイニングテーブルなど合板や集成材で作られた机を長年愛用すると、天板の表面は傷がいっぱいで見た目も悪くなってきてしまいます。
でも、愛着もあるし、壊れているわけでもなく、買い替えるのも費用がかかる・・・・
そんなときは、テーブルをDIYでリメイクしてみましょう!!
ます、天板をペンキで塗り替えようかな、と考えますよね。
でも焦ってはいけません。
ペンキを塗る前に、キレイに仕上げるためにはいくつか行程があります。
- 木工パテ(もしくは、『かくれん棒』などのリペア用品)で表面の傷を補修。
- ミッチャクロンを使って下地を整える。
- ペンキで色塗り、ペイントする!
木工パテ?かくれん棒?ミッチャクロン?
知らない単語がいっぱいのあなたも、安心してください。順番にくわしく説明していきますね。
もし、「そこまでできないよ〜」と思ったあなたもご安心ください。
合板テーブルを簡単に補修するならリメイクシートがオススメです♪
合板テーブルのペンキの塗り替えとリメイクシート、DIYのコツと注意点をお伝えします!
【合板テーブル塗り替え】はじめにテーブルの傷を補修する
まず、テーブルの表面を整えましょう。
傷だらけの天板にそのままペンキを塗っても、傷だらけのテーブル色が付着しただけ。
ペンキがすぐ剥がれて余計ボロボロとなります。(経験済み)
先にひと手間かけて、表面の傷を補修します。
一番安価なものは木工パテです。
歯磨き粉状のパテを傷に埋め込んで、完全に乾いたら表面を紙やすりで研磨して整えます。
楽天市場などネットでも販売していますし、ホームセンターならどこでも取り扱っています。
少量のチューブなら500円以内で買えますよ。
または、フローリングの床の傷補修に使われているリペア用品も使えます。
『かくれん棒』という、ロウを固めたクレヨンのような商品です。テーブルの色に合うカラーを選びましょう。
ドライヤーで温めて溶かしてから、傷に塗り込みます。
小さな傷ならこれで十分埋められて、さらに木目に同化するので目立ちません。
もし、天板をまるまる塗り替えするほどじゃないけど・・・傷の補修だけはちゃんとしたい。
という場合のリペアには、ぜひおススメです。
さあ、これで表面の傷がきれいになりました。
次は、ペンキの下地剤『ミッチャクロン』の出番です。
ミッチャクロンの失敗例。先に「汚れ・油分」ふき取るのが大事
『ミッチャクロン』というのは、塗装する前の段階で、きれいに塗装を定着させるための下地剤です。
このような下地剤のことをプライマーと呼び、リメイクDIYの必須アイテムです。
木材や鉄材など、さまざまなものを塗装するとき、素材の表面にペンキなどの塗料が定着しないと、ボロボロと塗装が剥がれてしまうことがあります。
そんなときに活躍するのが『ミッチャクロン』です。
何を塗装するかによって、ミッチャクロンは油性のもの・水性のものなど種類があります。
大抵の素材に使えるのは「ミッチャクロンマルチ」です。スプレータイプのものが使いやすいです。
ただ、プラスチック製品にはすこし定着が悪いため、合板テーブルの材質を確認して選びましょう。
ミッチャクロンを使うときの注意点はこちら。
- 表面のちいさなごみやほこりをとる。
- 表面の水分をふき取る。
- 表面の脂分をふき取る。
- 湿気の多い部屋で作業しない。
とにかく塗布する表面をキレイにすることが大切です。
これらの注意点を怠ると、失敗の原因になってしまいます。
表面に小さなゴミが残っていると、ゴミも一緒に定着してしまいぶつぶつができたり、剥がれやすくなったりします。
表面の水分がのこっていたり、極端に湿度が高いところで作業すると、ブラッシングという白化現象が起こります。
表面の油分をふき取らないと、その部分だけミッチャクロンがはじかれたり、クレーターのような表面にしあがってしまうことがあります。
ミッチャクロンが失敗すると、次のペンキ塗装もきれいに定着しないので、剥がれやすくなったり、仕上がり表面が汚くなってしまったりします。
ミッチャクロン前に「車のパーツクリーナー」
ですから、まずは、表面の入念なお掃除!!
このとき、車用品の『パーツクリーナー』を使うのがおススメです。
パーツクリーナーはスプレータイプですぐに気化してしまうので、表面に吹きかけたらすぐに乾いた布やキッチンペーパーなどでふき取って、表面をお掃除していきましょう。
パーツクリーナーで表面がきれいになったら、次はミッチャクロンを塗布していきましょう。
スプレータイプのコツは、あまり近づけすぎず、30㎝ぐらい離してスプレーすることです。
左から右、そしてまた左から右…と、一定方向に塗布するのが効果的です。
一度に塗りつぶそうとすると、ムラやダマになるので、薄く何度も塗り重ねるイメージでスプレーすると、きれいに塗布できます。
合板テーブルのペンキ仕上げ おすすめはミルクペイント!
そして、最後にペンキを塗装する際も、注意点はミッチャクロンの時と同じです。
表面のほこり、油分、水分などがない状態でペンキを塗っていきましょう。
ペイントする塗料は、いろいろあってどれを選べばよいか迷ってしまうかもしれませんね。
DIY好きの私のおススメは、ターナーの「ミルクペイント」です。
ミルクペイントは水性で扱いやすく、クリーム系のやさしいカラーのラインナップが揃っていますので、テーブルや家具のリメイクなどに最適です。
また、アンティーク調にしたり、金属風にしたりできる、専用のメディウムも合わせて販売されていますので、DIYがより一層楽しくなること間違いなしです。
もっと手軽に!テーブルリメイクシートおすすめ3選
プライマーや塗装など、ちょっと手間がかかるし、ハードルが高いな、と思うあなたには
もっと手軽にリメイクできる『リメイクシート』がおススメです。
シール状になっているので、テーブルの天板に簡単に貼ることができるのです!
最近はダイソーやセリアなどにも100均にもリメイクシートが売られていて種類が豊富です。
リメイクシートは木目調シートの他、タイルシート、大理石調シートや、アンティーク調シートなど、柄やテイストがたくさんありインテリアに合わせて選べます。
いくつかご紹介していきましょう。
ダイソー 「板壁風シャビーシックブラウン」
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まずはお手頃なダイソーからおしゃれなリメイクシートです。
ダイソーのリメイクシートは他の100円ショップと比べて、レベル高めです。
木目調ヴィンテージ風で、ダイニングテーブルが一気におしゃれなカフェ風に仕上がります。
サイズは45cm×90cmなので、木目を合わせて複数枚貼らなければなりませんね。
ニトリ インテリアシート 大理石
高級感を出したい場合は大理石調シートがおススメです。
傷だらけで生活感にあふれていたダイニングテーブルの天板が一気におしゃれに生まれ変わりますね。
壁紙屋本舗 壁紙シール ハッテミー
値が張ってもいいから個性的なデザインのものがいい!というあなたは、壁紙屋本舗さんの壁紙シール「ハッテミー」がおススメです。
壁紙シールという名称ですが、防水加工されているので浴室や家具に貼っても大丈夫です。
リメイクシートを貼るときも、ペンキを塗る時とおなじく、表面のほこりや汚れ。油分をきちんとふき取ってから貼るときれいに貼れますよ。
まとめ
いかがでしたか?
長年愛用したテーブルは、買い替えるのではなく、リメイクで素敵に生まれ変わることができます。
ペンキを塗る前には、かならず傷補修をして、ミッチャクロンを塗布して表面を整えましょう。
ミッチャクロンをはじめ、塗料を塗る時ののコツは、とにかく表面をきれいにすること!
表面のほこり、油分、汚れ、水分を完全にふき取ってから行いましょう。
ペンキを塗るのが苦手だったり時間がとれない場合は、リメイクシートがお手軽です。
100円ショップやホームセンター、ニトリなどに行ったとき、注意して見てみてください。
きっとリメイクシートの種類の豊富さにびっくりすると思います。
お気に入りの柄が見つかるとよいですね!