先日、メルカリでとあるユーザーのプロフィールを見ていたら、
「沖縄・離島の方お断り!」
「沖縄・離島の方はご相談ください。」
といった表記がありました。
え?差別じゃないの?と思いながら、過去の出品商品を見てみると、
朝採れ野菜を出品している方のようで「沖縄や離島は輸送に日数がかかり、鮮度が保てないから」というのが理由でした。
そのような理由なら納得がいきますが、単純に「沖縄は到着が遅いから」「取引完了までに時間がかかるから」という理由で販売拒否するのはいかがなものだろうか、と思ったところでした。
沖縄にはメルカリユーザーがすごく多いみたいです。
ヤフオクやネット通販などの宅配便は、地域によって送料が変動するのが普通ですが
らくらくメルカリ便・ゆうゆうメルカリ便の送料は、全国一律料金。沖縄を始め、離島や北海道なども同じ送料で配送できるのです。
しかも、荷物の種別でみても、他のフリマよりも断然送料が安い!
送料の壁で不利益をこうむってきた沖縄県民にとって、メルカリは救世主のような存在にちがいありません。(言い過ぎでしょうか・・・)
しかし、いまだメルカリにはびこる、「沖縄は遅い・迷惑・お断り」といった偏見に対して、
ユーザーひとりひとりが正しい対応をしていくべきなのではないかな、と私は思っています。
沖縄・離島・北海道に住むユーザーが、メルカリで出品・購入する際は、どのような点に注意すればいいのか?
「一方的にキャンセルされた、評価を下げられた」などトラブルを避けるためにどのような対策が必要なのか、以下くわしくみていきましょう。
【対策は?】メルカリ 沖縄・離島は遅い・日数かかる・受取評価が遅い
まず、沖縄・離島は配送にどれくらいかかるのでしょうか。
らくらくメルカリ便では、3日~5日。
ゆうゆうメルカリ便では、5日~7日。
メルカリガイドでは、到着までに一週間程度をみるように書かれています。
一週間もかかる理由は大きくわけて2つあります。
- 海上・陸運送扱いになるため。
- 天候による影響を受けやすいため。
天気はコントロールできませんが、少しでも早く荷物が届くよう配慮・工夫することはできます。
たとえば、船便ではなく「航空便」で届くようにすることです。
メルカリ沖縄から発送「航空便」と「船便」の違いは?
まず、ネコポスで送れるような小さな荷物は、航空機便になりやすいイメージがありますが、
厳密にいうと、荷物の内容物の記載で「空便か船便か」に分けられます。
荷物のなかに、「航空機搭載不可」のものが含まれている場合や、
内容記載がハッキリ書かれていない(具体的にどのようなものが入っているのか明瞭でない)場合は
すべて「海上・陸運送扱い」です。
沖縄や離島の場合は「船便」になります。
船便は空便とくらべて非常に運航の所要時間がかかります。
加えて、船は天候の影響を受けやすいので、余計に到着までに時間がかかる場合があるのです。
普段、強く意識していなかったかもしれませんが、「航空機搭載不可」の商品は意外にたくさんあります。
たとえば、飛行機にのる際に、手荷物検査でひっかかるようなものは「すべて海上・陸運送扱い」と考えておけば間違いないでしょう。
航空機搭載不可の商品例 (強制的に船便扱い)
以下、航空機搭載不可の商品例をあげます。
可燃性物質の含まれる荷物
(例)木炭、マッチ、花火
引火性の液体が含まれる荷物
(例)化粧品、香水、ヘアスプレー、ペイント類、マニキュア、除光液
酸化性物質が含まれる荷物
(例) 漂白剤、消毒剤、殺虫剤
リチウムイオン電池を内蔵した製品
(例) パソコン、ゲーム機、デジカメ、携帯電話
GPSや電波を発信する機器
(例) 携帯電話、無線機
メルカリ沖縄から発送の注意点「船便扱い」を防ぐため内容物を明確に!
特に注意が必要なのは、荷物の内容(品目)を詳細に記載していない場合です。
例えばハンドメイドのパーツや素材、材料などといったものは、実際にどんなものが梱包して入っているのかをきちんと記載しましょう。
少しでも早く荷物を到着させるために、空便で送れるものは確実に空便で送りたいですよね。
配送の段階で、内容物がよくわからないものは、安全のため船便に振り分けられてしまいます。
ですから、「航空機搭載不可」のものが含まれていないことが、はっきりわかるように
内容物を具体的に記載することをおススメします。
【例文】商品説明やプロフィールに「沖縄在住」の注意点を明記する
それから、配送が遅いことによる理不尽なトラブルを避ける対策として、
「沖縄県民であることを先に伝え、こまめな連絡がとれる関係性を作っておく」
という方法があります。
沖縄・離島からの出品の場合は、あらかじめ
などと明記することによって、急ぎのユーザーとトラブルになることを防止できます。
購入の場合も、取引メッセージにて連絡をとりあって配送状況を確認できるようにしておくことをおススメします。
このように、一言伝えておくと、出品者も配送が遅くてイライラしたり不安に思ったりすることが
減り、理不尽に評価を下げる、ということも防げます。
メルカリ沖縄・離島お断り【規約違反?】海外発送や差別は禁止
では、「沖縄・離島はお断り」などという記載は、メルカリの規約違反にあたらないのでしょうか。
メルカリの禁止行為のなかを調べてみると、
「差別を意識させたり それらにつながる行為」として、性差別・人種差別・宗教差別・職業差別・障がい者差別などがあげられていました。
居住地についての記載はありませんでしたが、正当な理由がなく、沖縄・北海道、その他離島のユーザーとの取引を拒否する場合は、メルカリ事務局に通報することができます。
アカウント利用停止などのペナルティーが課される場合もあります。
それから、離島でも日本国内ならどこでも取引可能ですが、
実は、メルカリは海外からの出品や海外からの購入に関しては禁止しています。
もし海外のIPアドレスが検出されると、自動的にはじかれてしまいます。
メルカリを利用したい場合は必ず国内で利用しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
沖縄や離島でこそ、送料全国一律のメルカリ便を有効に利用したいと思いますよね。
わたしも九州に住んでいるので、いわゆる遠方と言われる人の気持ちが少しだけわかります。
遠方への配送の【遅い・迷惑・受取評価が遅い】対策には2つの方法がありました。
まずは、内容物を具体的に記載することで、空便が可能なものは確実に空便で運んでもらえるようにすること。
それから、船便はどうしても時間がかかる、ということを理解してもらうこと。
そのために、コメントや取引メッセージであらかじめ離島であることを伝えたり、配送状況をこまめに連絡しあえるような状況をつくっておくことが大切でしたね。
全国各地のメルカリユーザーが、みんな気持ちのよい取引ができるようになりますように。