メルカリといえば、手軽に不用品などを売買できる人気のフリマアプリです。最近では不用品という枠にとらわれず、野菜販売なども人気を集めています。
メルカリで野菜を販売できること自体、知らない方も多いかもしれませんが、実は最近メルカリで人気なカテゴリーの1つとなっています。
メルカリで野菜を出品できるのは、農家の方だけに限りません。
家庭菜園をしている方など、基本的に誰でも野菜を販売することができます。
ただし、野菜を使った加工品は販売禁止となっているので、注意が必要です。
新鮮な野菜を手軽に販売でき、購入者も出産者から直接新鮮な野菜を手に入れることができます。しかし、手軽に販売できるからこそトラブルにつながりやすくなってしまうこともあります。
例えば、メルカリでは
- 販売に許可が必要なもの
- 安全性の判断ができないもの
- 盗品など不正な経路で入手した商品
などを出品するのはNGです。
規約違反なら重大なペナルティを、内容によっては法的措置を受けることにもなります。
メルカリでの野菜販売について違法例や注意点など
以下くわしくお伝えしていきます。
メルカリ野菜の違法例 農作物の盗品転売、きのこや山菜の安全性も
メルカリで野菜を販売する際に違法とされている例を挙げていきます。
ひとつは、農作物が「盗品など不正な経路で入手した商品」の場合などです。
例えば、他人の畑から盗んだ野菜を販売した場合は盗品転売となります。取引キャンセルをはじめ、商品削除や利用制限のほか法的措置を受けることとなります。
たまにニュースなどで高級フルーツや野菜など盗難された映像が流れていますよね。
他人の農地から盗んだ作物を転売するのは窃盗罪です。
メルカリできのこ・山菜は「安全性」「森林窃盗罪」に注意
また犯罪ではなくても、
メルカリの出品に向かない食材もあります。
例えば、最近もニュースでも取り上げられていましたが、
山菜やきのこ類は注意が必要です。
メルカリでは、山菜やきのこ類について「採取場所」や「食用と判断できないもの」に関しては注意するようにと発表しています。
そもそも、山菜やきのこなどは森林で無許可で取ること自体が禁止されています。自家栽培でなく他人の土地で採取したものなら「森林窃盗罪」という罪に該当します。
素人がきのこの安全性を判断するのも難しいです。
毒性があるか知らずに販売してしまい、間違って有毒なものを食べてしまう、という事例がメルカリでも多数報告されているとのこと。
以上のように、トラブルにつながりやすい食材をメルカリで出品するのは注意が必要です。
メルカリの野菜販売許可。一般人(非農家)の販売OK!農薬・肥料NG
犯罪行為を除けば、基本的に
メルカリで野菜を出品する際、特別な販売許可などは不要です。
野菜は誰でも販売することができます。
ただし、野菜を使った加工品(ジャムや焼き菓子など)は出品NGです。
農家の方であれば
メルカリで出品することでJA(農協)を通さずに直販できますし、
もちろん、非農家(一般人で家庭菜園をしている等)でも販売が可能です。
趣味程度で家庭菜園をしていて、思いのほか多く収穫できた場合、おすそ分けの感覚で出品することができます。
特に旬の野菜は人気も高いですよ。
野菜は鮮度がとても重要なので、配送や梱包の方法、配送エリアなど新鮮さが保たれるような出品方法を心掛けるとより売れやすくなるでしょう。
ここで注意です。
野菜がOKなら「農薬や肥料」もメルカリで出品できるのでは?
と思っている方もいるかもしれません。
しかし、メルカリでは
都道府県知事への届け出のない者による農薬の販売や
登録・届け出がされていない肥料の販売は禁止されています。
自己判断せず、メルカリガイドで出品禁止物やルールを確認するようにしましょう。
まとめ
メルカリは、中古品だけに限らず新鮮な野菜なども販売できるということがわかりました。
野菜販売に許可なども必要なく、農家の人以外でも家庭菜園をしている人など気軽に販売することができます。
しかし、手軽さゆえにトラブルに発展してしまうケースもあるので注意が必要です。
特に安全性に問題があったり、違法とされる盗品などを転売したりするケースも存在するとのことなので、しっかりと禁止されている行為などをメルカリガイドなどで確認しましょう。
ルールを守り、新鮮な野菜たちをメルカリで販売してみましょう。