高級ブランドのルイヴィトンの製品を購入するときってどんなときでしょう?
自分を鼓舞したいときとか、大切な人への贈り物とか。
背伸びをして、いつもとは違う非日常を楽しむときなのではないでしょうか。
だって、何十万もする財布やバッグなど、なかなか普段買いできないですよね。
しかし、ヴィトンを一括でパっと支払える人など、ごくわずかです。
それでも、高級感あふれるブランド正規直営店の店員さんに
「〇回払いで・・・。」なんて分割払いをお願いするのは少し恥ずかしいですよね。
こういうときに便利なのが
クレジットカードで使える
あとから分割やあとからリボです。
これは、一括払いなどで決済した分の支払い方法を、後日、別の支払い方法に変更できるサービスです。
後から変更できるので、店頭では堂々と「一回払いで。」と言えるのです。
支払い方法の変更は、カード会員向けのWEBサービスまたは電話での変更、いずれかで行うことになっています。
カード会社によってシステムが違うのでWEBでしか変更できない場合もあります。
そんな便利で気持ちを楽にしてくれる「あとから分割」ですが、使い方によってはとんでもない悲劇に陥ることも…
ここからは、
ヴィトンを「あとから分割」お店にわかる?3つの注意点とデメリット
「リボ払いはやばい」ってなぜ?分割と何が違う?末路は地獄と言われるワケ
についてお話ししていきます。
ヴィトンを「あとから分割」お店にわかる?3つの注意点とデメリット
「あとから分割」をした場合に、それがヴィトンのお店の人にもわかるようになってるのでしょうか。
見栄はってるのがバレたらめちゃくちゃ恥ずかしい・・・。
そんな心配は無用です!!
どんな支払い方法をするかは、あなたとクレジット会社の間の問題です。
あなたがどんな支払い方法をしようとも、お店には、クレジット会社から一括でお金が支払われます。
お店の人はあなたが「あとから分割」に変更しても、一切わかりません。
このように便利な「あとから分割」ですが
利用するときには注意点が3つあります。
決められた期日までに変更手続きをしなければならない。
変更期日までに「あとから分割」の申し込みを済ませないと、当初のとおり一回払いで支払わなければなりません。
締め切り日を確認しておきましょう。
分割払いやリボ払いの手数料がかかる。
これは、分割払いやリボ払いにおける最大のデメリットでもあります。
通常、クレジットカードで一回払いでは手数料が発生しませんが、分割払いでは必ず手数料が発生します。
各カード会社で設定されている年利が違いますが、平均的に利用額の15%の手数料をとられると思っておくと間違いないでしょう。
ルイヴィトンの20万の財布をあとから分割にすると3万円の手数料ということになります。
手数料だけで3万円は、けっこう痛い出費ですよね・・・。
分割払いから分割払いへの変更はできない。
見落としがちな注意点として、原則支払い回数の変更はできない点があげられます。
変更できるのは、最初の設定が「1回払い」「2回払い」「ボーナス一括払い」の三つです。
「10回払いにしていたけれど、その月に出費が重なったので、24回払いに変更したい」ということはできないのです。
支払い回数の設定は慎重におこなう必要がありますね。
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「リボ払いはやばい」ってなぜ?分割と何が違う?
では、なぜリボ払いはヤバいと言われるのでしょう。
ヤバい理由を知るには、まず「あとから分割」と「あとからリボ」の違いを理解する必要があります。
リボ払いは仕組みが難しいと思っている人も多いようですが
金額を一定にするか
回数を一定にするかの違いだけです。
分割払いは、6回払いや10回払いなど支払い回数を決め「総額+金利」を返済します。
したがって返済当初の月と最後の月では金額が違ってきたりします。
それに比べてリボ払いは、月々の支払金額を一定に固定します。
利用残高が増えても毎月の支払いは変わらないので、分割払いと比べると「支払い期間が長期化する」傾向があります。
この【支払い期間の長期化】が
「リボ払いがやばい」と言われる最大の原因です。
なぜなら、支払い回数が増えれば増えるほど
利息が大きくなるからです。
リボ払いは、毎月の支払額を抑えられるメリットがある反面、利息がふくらむデメリットがあるのです。
リボ払いの設定には大きくわけて2種類あります。
この2つです。
定額方式とは、毎月あらかじめ設定した支払い金額を支払うしくみです。
残高スライド方式とは、利用残高によって毎月の支払金額が変動するしくみです。
スライド方式とは、例えば
などと設定されていた場合です。
リボ払いでは、
3万円のお買い物をした月も
5万のお買い物をした月も
1万円ずつしか支払わないことになります。
では仮に、
5月に「3万円のお買い物」をしたとします。
6月に「さらに5万円のお買い物」をしたとします。
これを毎月1万円ずつ支払うリボ払いにしていた場合、5月に1万円返済し、残額が2万残ります。
6月には、2万+5万=7万の残高に増えますが、やはり1万円だけ返済します。
そして、この利用残高に対して利息が上乗せされていきます。
リボ払いを選ぶと月々の支払いは楽になりますが、なかなか残高が減らず利息は増える。
返済総額が雪だるま式に膨らんでいくのです。
リボ払いの利用残高をきちんと把握せずにお買い物をすると、支払い期間がどんどん長期化し返済が重くのしかかってくるのです。
リボ払いの末路は地獄のワケ「自分は違う」の思い込みも
ここで1番問題なのは、
カードを利用する人の気持ちの問題。
リボ払いでは毎月の支払い金額が変わらないので、気軽にお買い物する癖が抜けない。
現金がなくてもカードがあれば買えてしまうので、なんでもかんでも手に入れたくなってしまう。
もちろん、リボ払いの残高が高額になると、先ほどお話しした「残高スライド方式」の場合、毎月の返済額も少しずつ上がっていきます。
しかし、カードの請求金額が毎月1万→2万に増えても大差ないように感じてしまう。
"なんでも買える魔法のリボ払い"
自分の支払能力を超え、気持ちが大きくなってしまうのです。
そのうち利息が何倍にも膨れあがり返済総額が増え、リボ払い限度額も超えてしまい
クレジットカード自体が使えなくなる。
そこで初めて、
これからいったい、いくら払ったらいいのか…
膨らみまくったリボ払い=借金
に正面から向き合うことになる、というわけです。
これが「リボ払いの末路は地獄」と言われる所以です。
馬鹿だなぁ。自分ならもっとうまく使う
誰もが初めはそう考えるものです。
リボ払いを利用するときには「人間の心の弱さは自分にもある」ことを理解した上で
- 利用残高はいくらあるのか
- どれだけの利息を払うことになるか
- リボ払いの借金をいつまでに完済できるか
常に把握して、計画的に買い物をする必要があるのです。
まとめ
思いきってルイヴィトンで高額なお買い物をする際に、どのような支払い方法をしていくか検討できたでしょうか?
店頭では、見栄をはって「一回払い」にしても、あとから分割やあとからリボ払いに変更することができました。
ヴィトンの店員さんに「あとから分割」の利用などはまったくわからないので心配ありません。
問題なのは「あとから払い」との付き合い方。
リボ払いのメリット・デメリットをよく理解しないと、支払い期間が長期化し膨らんだ借金に苦しめられることになります。
いつでも基本は「ご利用は計画的に。」なのです。
後先のこともよく考え、素敵な買い物ができるとよいですね。