共働き世帯が増えてきた現在では、小学生の子供を学童に入れる世帯も増えていますが、学童に入れない親がいるのも確かです。
なぜ共働きなのに学童にいれないのでしょう。
その理由としては
学童の定員がオーバーしていてそもそも入れないケースの他
費用が高いこと、子供が学童を嫌がる
保育園と違い、夜遅くまで預かってくれない(18時までなど)
長期休暇など行事・イベントが多く学童の役員として「仕事を休んで」対応しなければならない(親の負担が大きい)など、
学童の制度が、現代の家庭事情にあっていない、使い勝手の悪さによるものもあります。
今回は、なぜ共働きでも学童に入れないのか、その原因や理由について詳しく見ていこうと思います。
CHECK 共働き 学童に行かせたくない「留守番・習い事・仕事」はどうする?
【小1の壁】定員オーバーで学童に入れない。夏休みも死活問題。
「小1の壁」という言葉をご存じですか?
小学校に入学することで、今までよりも仕事と子育てが両立しにくくなる現状を意味しています。
なぜ、働きにくくなるかというと子供の帰宅時間や学童の制度などが大きく関係しています。
保育園の時などは親が働いているということで早朝保育や延長保育を利用することができます。
しかし、小学校に入学すると学童という制度はありますが、預かってくれる時間も保育園に比べると短く、利用する人が多いため学童に入れないということも多くあるのが現状です。
現在、保育園などの待機児童が問題となっていますが、保育園だけではなく学童の待機児童も問題になっているのです。
学童の待機児童は、小学1年生が2割も占めています。
これが「小1の壁」と呼ばれる要因にもなっているのです。
学童の整備自体が追い付かずに利用できない家庭も多く存在します。
さらに学童に入れないご家庭を悩ませるのが、夏休みなどの長期休暇です。
子供は1ヶ月近く休みでも親は毎日変わらず仕事という状況で、預け先にも困ってしまいます。
民間の学童などの利用もできますが、費用がかかることなどもあり学童を利用しないご家庭もあります。
このように「小1の壁」が存在することで学童に入れたくても入ることができないという状況もあるので、これからもっと学童が充実するような整備が必要です。
我が家はまだ未就学児ですが、そう遠くない「小1の壁」のことを考えると今から不安を感じています。
共働きのどの世帯でも学童を利用できるようになってほしいですよね。
「学童に行きたくない」学童を嫌がる・いじめ・馴染めないなど…
学童に入ることができないといった理由もありましたが、それ以外にも子供を学童に入れない理由として挙げられるのが、子供自身が学童を嫌がるということです。
学童といっても小さなクラブではないので、大人数で過ごすことに不安を感じたり、高学年のお兄さんやお姉さんたちの存在が怖かったりして馴染めないということもあります。
私も自分が小学生の頃、高学年のお兄ちゃんがすごく大きく感じて怖かったことを覚えています。
小学生になったばかりの子供にとっては、様々な学年の多くの子供たちと過ごすことは、ストレスになっていることもあり、「学童に行きたくない」と言う子供もいるのです。
そうなった時に無理やりにでも行かせるべきなのか、親としては悩みますよね…
私にも子供がいて、人見知りでなかなか新しい環境に馴染むのに時間がかかるタイプの子なので、少し気持ちがわかります。
子供にもそれぞれ性格がありますし、子供が嫌がっているのに無理やり行かせるのは心苦しい面もあります。
そのような理由もあって子供を学童に入れていない親御さんもいます。
まとめ
共働き世帯でも子供を学童に入れていない家庭もあります。
それは、ただ単純に学童に入れたくないからという理由ではなく、学童の定員がいっぱいで入りたくても入れないという状況のご家庭もありました。
最近では、共働きのご家庭が増えて多くの方が学童を利用していますが、学童の整備が追い付いていない現状もあります。
学童の環境が整い、学童に入れないという状況が早く改善されるといいですよね。
また、子供が学童を嫌がるという理由から学童に入れていない方もいました。
小学生といってもまだまだ幼い子供たちです。
多くの子供たちがいる学童に馴染めなかったり、いじめがあったり、高学年の子たちが怖いなど嫌がる理由は様々あります。
無理やり学童に入らせるのではなく、子供の状況に合わせて学童を利用していないというご家庭もあり、それぞれの状況によって学童に入れていない理由があるようでした。
子供も安心して過ごせて、親も安心して預けられるような子育て環境が整うことが一番ですね。