暑い時期が近づいてくると、どんどん庭の芝生から雑草たちが生えてきてお困りの方もいるのではないでしょうか?
特に雑草の中でも生命力が強いとされているのが、ススキです。
抜いてもまた生えてきての繰り返しで駆除が難しいとされています。
そんなススキの駆除には、熱湯や除草剤を使うことができます。
しかし、使い方によって悪影響をもたらすことも…
今回は、ススキの駆除方法や注意点などを詳しくご紹介していきたいと思います。
ススキの駆除、熱湯は1発だが根っこが残る。他の植物や土壌に影響も
ススキを駆除する際には熱湯が効果的と言われています。
熱湯をかけることでススキが枯死してしまうので、すぐに効果を実感することができます。
除草剤のように化学成分が含まれていないため、小さなお子さんやペットを飼っているご家庭などでも実践しやすい方法です。
しかし、この熱湯をかける駆除方法は地上に出てきている雑草部分は枯死させることはできますが、根の部分までには熱湯が行きわたらず、完全に根っこを駆除することは難しいです。
特にススキのような生命力の強い雑草の場合は、根を駆除しておかないとまたすぐに再生してススキが生えてきてしまいます。
熱湯は一時的な効果はありますが、完全に駆除するにはあまり向いていないのです。
私の実家の庭も毎年暑い時期になってくると、雑草たちが成長して駆除するのに困っています。
もちろん、ススキも生えています。
そこで先日、父がネットで「雑草には熱湯が良い」というのを見つけたようで、せっせと熱湯を庭中の雑草にかけていました。
翌日には、しっかり雑草たちは枯れていて効果があり、喜んでいたのも束の間で、1~2週間後にはまた雑草が生え始めてしまいました。
また、熱湯をかけてしまうと他の植物や土壌にも影響を与えてしまいます。
もちろん、芝生にも悪影響が・・・
今後、同じ場所で植物を育てようと思っている方には、熱湯はおすすめできません。
さらに熱湯をかけるということは、熱湯を持ち運ばなくてはいけないので火傷の危険性などもあります。
広範囲の雑草たちに熱湯をかけるとなると、何度も運ばなくてはいけませんし、かけている時に熱湯が飛び散る可能性もあり、注意が必要です。
ご自宅の状況に合わせて安全な方法で駆除するようにしましょう。
「根から再生」ススキの根を駆除!芝生用除草剤はイネ科雑草にも効果的
先ほどもお伝えしましたが、ススキは根が少しでも残っていると、再び生えてきてしまいます。
そんな厄介なススキの根を駆除するには、
「芝生用の除草剤」を使用することをおすすめします。
「芝生に除草剤をかけてしまうと芝生まで枯れてしまうのでは…」と思われる方もいると思います。
実は、除草剤にも種類があるのです。
除草剤には大きく2種類あって
芝も雑草も全てを枯らしてしまう「非選択性除草剤」と
雑草のみを枯らすことができる「選択性除草剤」というタイプがあります。
すでに生えている雑草を枯らす「茎葉処理剤」と
生えてくる前にまいてそれ以上成長しないようにさせる「土壌処理剤」にも分けられます。
庭の雑草に適応した芝生用の除草剤を使うことで、根から駆除することができるのです。
芝生用除草剤は、イネ科雑草にも効果的なので駆除しやすくなります。
小さなお子さんやペットがいるご家庭では使い方に気を付けて除草剤をまくようにしてくださいね。
まとめ
芝生に生えた厄介なススキなどの雑草には、熱湯をかけることで枯死させることができ効果的ですが、根まで行きわたらないため、完全に駆除することは難しいということがわかりました。
ススキは再生力が強いため、根が残ってしまっているとまた生えてきてしまいます。
根から駆除するためには除草剤などを使用することが最も効果的です。
雑草の種類に合わせて芝生用除草剤を散布してみてください。
イネ科雑草にも有効とされているので、おすすめです。
熱湯や除草剤を使用する際は火傷やお子様がまわりにいないかなど十分に注意して使用するようにしてくださいね。
私も早速、実家の庭に除草剤を使用してみたいと思います!