苦手な人や上司の前だと何故か顔がひきつってしまうことってよくありますよね。
相手に気づかれてしまったらどうしよう?!
とちょっと焦ってしまいます。
こんな時、顔に出さないコツってあるのでしょうか。
いったいなぜ、顔がひきつってしまうのでしょうか。
こんなひきつりは注意が必要
ただ、もし顔がひきつる、という場合で以下のような時は、脳神経外科の診断が必要なことがあるので、心配な場合は受診すると安心です。
・自分の意思や気持ちの状態とは全く無関係に、顔が片側だけピクッピクッと動く
・どうにもひきつりがひどくなり、ひきつる部位が広くなっている、重くなって日常生活にも支障をきたす
このような場合は脳神経関係の疾患の可能性があるので、まずは脳神経外科に相談すると安心です。
苦手な人の前で顔がひきつる時の心理と「顔に出さない2つのコツ」
どうして人は顔がひきつってしまうのでしょうか。
どんな心理のとき顔がひきつってしまうのでしょうか。
顔がひきつる時の心理とは
人の顔がひきつる時の心理でまず思い浮かぶのは緊張するとき。
相手に自分の心の中がバレるのではないか、と心配なとき。
こうして考えてみると、どうやら顔がひきつる時というのは不安や緊張が深くかかわっているようです。
確かにリラックスしていても顔がひきつる時って少ないです。
たくさんの人の前で失敗なく話さなくてはいけない時、緊張で顔がひきつります。
苦手な人だと本当の気持ちを隠している分、バレたらいけないと緊張が強まり顔が硬直します。
ひきつった顔をみせてしまって相手に不快な思いをさせないか、という心配。
ぐっと不安が増して心がかたくなり、顔がひきつります。
心の中で思っているより表情に出やすいのが人の自然な姿です。
では、顔に出さずにすむコツってあるのでしょうか。
ひきつりを顔に出さないコツ
ひきつりを顔に出さないコツは以下の2点です。
・顔に出てもいいとひらきなおってみる
・苦手な人には顔がひきつることでいいこともあると割り切る
顔に出てもいいとひらきなおってみるのはホントにいいの?
と思ってしまいがちですが、それほど問題があることではありません。
もう顔に出ても仕方ない、と諦めることで自分の緊張もほぐれてきます。
顔に出したらいけない、いけない、と考えると、余計に心も身体も緊張が強まり顔がひきつってしまうものです。
ですから、ひらきなおってみて、そのままの姿で接するのが緊張する相手に多少、顔がひきつったところで相手もそれほど気分を害するわけではありません。
むしろ、相手に緊張が伝わり、お互いにちょっぴりどことなく緊張し、居心地がよくない感じになります。
すると自然と距離のあるお付き合いに流れていって、お互いに気楽にいれるぐらいの距離あるお付き合いになってゆきます。
あとは、自分自身を振り返ってみてはどうでしょうか。
多少、顔がひきつるからと言って怒ったり、嫌ったりするでしょうか。
なんとなく距離を置くお付き合いに自然となるだけではないでしょうか。
何か行き違いがあって、こじれて、などではなく自然に距離がおけます。
だとしたら、必要以上に苦手な人と関わらずに済むので、おトクな気がしませんか。
つまり、苦手な人には顔がひきつることでいいこともあると割り切り、無理にひきつらない自分にならなくてもいいのではないでしょうか。
苦手な人との関わり方→できるだけ距離を置く。本心も隠さなくて良い
苦手な人と関わるときに大事なのは自分自身の気持ちに正直であること。
相談業務などを専門にする人は、まずこのことを面談について学ぶ際に教えられます。
苦手だと思う自分にフタをしてしまうと、どんどん相手にぎこちなくなってしまうためです。
つまり、「自分はこの人が苦手なのだ!」と自覚している方が、自覚がある分、自分へのコントロールもききやすくなるのです。
自分が相手を嫌う気持ちを持つことと、その気持ちを相手にぶつけることは全く違います。
人間同士なので相性もあります。
苦手な人とは必要最低限のやりとりだけにして、積極的に話しかけたりする必要もありません。
距離を置くことで、お互いを守れる距離で付き合えることが一番です。
どちらかに負荷がかかるようなお付き合いは、結局どちらかが疲れるか、こじれてしまい負担になるだけです。
まとめ~苦手な人や上司の前では誰だって顔がひきつるのが自然~
以上、苦手な人、上司の前では「顔がひきつってしまう」ことについて紹介しました。
誰でも苦手な人や緊張する上司には多かれ少なかれ顔はひきつってしまうものです。
なのでムリに引きつらないようにする必要はありません。
相手から「顔がこわばってるよ」なんて言われたら、「すみません、すぐ緊張するタイプで」と軽く受け流せばいいだけです。
できるだけ顔がひきつらないようにしたい時のコツは、「ひきつるままにしておくこと」です。
苦手な人のこと、嫌いな人のこと、「苦手だなぁ」「嫌いだなぁ」と感じることに正直にいて対応すること。
自覚があると自分と距離を置けるので、いらないところに力が入りません。
また、ちょっと気まずいような空気があると、自然と相手と自分にとって距離ができます。
相手との距離は関係を続けていくなかで、お互いを守れる距離にもなります。
相手との距離は人づき合いの中で考えて行動することで作られることもありますが、空気感、など言葉のやりとりではないコミュニケーションの流れの中で自然とできるものでもあります。
顔のこわばりもそんな距離をつくる要素にもなります。
あまり「よくない」「出ないようにしなくては」と考えすぎずに、少しこわばっても流すぐらいの気持ちで様子をみてください。
いつのまにかこわばりが少しやわらいでいるかもしれません。