もう読まなくなった本、どうしていますか?
売りに出したり、誰かにあげたり…
その行方は様々だと思いますが、
古本市場で最も有名な「ブックオフ」に買い取ってもらうという人は多いですよね。
でも、張り切って何十冊何百冊と売ったのに、残念ながら二束三文にもならないことも少なくありません。
値段がつかない、なんてことも多々あります。
そんな時、家で処分するには大変だからとそのまま泣く泣く無料引き取りをお願いすることがありますよね。
その無料引き取りされた本はどこへ行くのでしょう?
なんだかんだ理由をつけて無料で仕入れ、実は売っているんじゃないだろうか…?
一度はそう考えたことがありますよね。笑
でも、安心してください!
ブックオフはもちろん、古物商というのは一般的に「古物営業法」という法律に基づいて営業しなければいけないことになっていますので、そのあたりはきちんとしています。
※ 法律によりますと、古物を営利目的で販売する場合は一度その品を買い取ってから販売しなければなりません。
さらに、そのための販売許可証も必要です。
現代ではフリマアプリが主流になっている影響で簡単に売買ができますが、その辺りをうやむやにしたまま、知らないうちに法律違反(フリマアプリで安く仕入れ、許可証なしで販売する)をしてしまっている人も見受けられます。
気をつけましょう!
ブックオフ引き取り処分は捨てる!専門業者が回収する
さて、話が少しそれましたが…
そう!値段がつかなかった本たちは、専門業者によって回収されます。
資源回収業者(リサイクル業者)ですね。
あれ?まだ疑っていますか?
安心してください。
値段がつかなかった本は、ここでぜーーーったいに、回収されるのです。
たとえあなたがブックオフで働いていたとしても、無料引き取りになった本だからといって自宅に持ち帰り個人で楽しむことはできません。
ちなみに、社割りやバイト割りなども存在しないそうですよ。
ブックオフ買取不可の本の引き取り処分目的は?
業者に引き渡して処分するのだって、タダではないはず。
では、なぜ無料で引き取りをしているでしょう。
実のところ、真実は明らかになっていません。
本を売る際に、値段の決め手となるランクがあります。
A+からDまで、以下の状態に分けられ価格が決まるのです。
A+ 新品(同様)
A 多少の中古感はあるがほぼ新品
B 新品とは呼べないがきれいなもの
C 使用感のあるもの
D 値段のつかないもの(無料引き取り)
このDに分類されてしまうと値段がつかず、処分されてしまいます。
査定してくれる店員さんによっても評価が変わることがありますので、どうしても売りたい!という場合は、他のブックオフ店舗へ行ってみましょう。
価格相場はブックオフのデータベースに決まったものがありますので、D判定を覆すのはなかなか難しいとは思いますが…!
全てのブックオフでダメだった場合は、諦めて他の古物商へ持って行くか、フリマアプリに出品してみることをおすすめします。
※実際に自分が使っていたものを販売することに許可は不要です。
しかし!
他の古物商では到底買い取ってもらえないようなものでも、無料引き取りをしてくれるのが、ブックオフのメリットです。
もしも、お引越しや断捨離などでたくさん不用品が出てきた場合、すぐに処分するのではなく、一度ブックオフに持って行ってみれば、コーヒー代くらい、いえ、ものによっては軽食代くらいは浮かせることができるかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
いろいろな噂が飛び交っているブックオフの謎が、少しは解けたのではないでしょうか。
最近は本だけでなく、家電や洋服、宝石までありとあらゆる商品が店頭に並んでいます。
意外なお宝に出会えることもあるブックオフ、ぜひ今一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。