急きょ、子供だけで留守番させなくてはならなくなると心配がつきません。
残業・出張やお葬式など、親の都合だけではなく、
インフルエンザや新型コロナウイルス、大雨警報など、突然決まる「学級閉鎖・休校要請」の備えも必要です。
親ができる3つの対策についてお話します。
急な学級閉鎖や子供だけで夜に留守番!親にできる3つの対策
急きょ、子供を家に置いて出かけざるを得ないとき。
親にできる3つの対策を教えます。
1つ目は、連絡手段の確保です。
子供にスマホを持たせる、または自宅の電話を1人で使えるようにしておきましょう。
なにか異変が起きたら、スグ、親に連絡できるようにしておくことが大切です。
短縮ダイヤルなど活用するのも良いですが、できれば親の携帯電話番号そのものを暗記させておくと良いです。(子供のアタマは柔軟なのでスグ覚えます)
万一、事件や災害ではぐれたときも安心です。
小学生であれば、110や119も教えておきましょう。
もし、まだスマホを持たせたくない年齢であれば、子供用の留守番グッズを検討するのも良いですね。
2つ目は、隣近所や近所のママ友を頼る。
「遠い親戚より近くの他人」
急きょ子供を置いて出かけることになった時は、できるだけ近所の人に見守りをお願いしましょう。
自宅に上がってもらったり、子供を預ける必要はないので、
などお願いすると良いでしょう。
できれば普段から、ちょっとお願いできる・声掛けできる関係を作っておくのが大事です。
今、ご近所付き合いがないなら、明日の朝「おはようございます・こんばんは」の挨拶をするところからですね。
3つ目は、玄関ドア・窓の施錠をしっかり行う。
ピンポンが鳴っただけで、条件反射的に出ちゃう子もいますよね。
ママやパパがいないときは、チャイムが鳴ってもドアに近づかないで静かに待っていてね。
とよく聞かせておきましょう。
子供留守番で夜の仕事は何歳頃からOK?シングルマザーの例
夜のパートに出たい、残業が多めの職場に異動になったなど
子供を留守番させて夜の仕事に行くとしたら、何歳くらいから大丈夫でしょう。
一般的に安心なのは、中学生から高校生くらいになってからです。
子どもの性格・気質にもよりますが、
兄弟がいる場合には、上の子が小学校高学年くらいになるのを目安にしたら良いでしょう。
シングルマザーの子供の留守番に学ぶ「子供たちを信頼できるか?」
私のママ友には、シングルマザーで3人子育てしているお母さんがいます。
彼女の子どもたちは、年齢が離れているため、上のお姉ちゃん(中学生)が下の兄弟の面倒(小学生・保育園児)を見ていました。
ママが残業で帰宅が遅いときには、中学生のお姉ちゃんが保育園にお迎えに行くなど、お母さんに代わってお世話していたんですね。
家庭環境から夜も子どもたちだけで留守番させざるを得ない、という面もあったと思いますが、
「子どもたちを信頼しているから留守番させられる」
彼女の言葉を印象的に覚えています。
たしかに、彼女の家族4人はいつもとても仲良く協力的でした。
もちろん、子どもの自立・成長のスピードは、育て方・環境によっても違ってくるでしょう。
このように留守番できるかどうかは、子供の年齢で一律に判断するのではなく
「この子なら大丈夫、安心して家に置いていける」と思えたときが、子供だけで留守番させて良い目安かもしれません。
兄弟や祖父母の面倒・介護をする子ども「ヤングケアラー」
ちなみに、下の兄弟の面倒をみたり、祖父母の介護をするなど、家族の世話をしている子供は「ヤングケアラー」と呼ばれます。
その実態は世間に知られにくく、先日も「ヤングケアラーは中学生の約17人に1人。国が初の実態調査ーNHKニュースWEB」という調査結果が出たばかり。
17人に1人ということは「クラスに1〜2人はヤングケアラーがいる」ということ。
決して珍しいことではないのです。
ただし、ヤングケアラーの置かれた状況や困難さはさまざま。
▽「自分の時間が取れない」が20.1%、
▽「宿題や勉強の時間が取れない」が16%、
▽「睡眠が十分に取れない」と「友人と遊べない」がいずれも8.5%
など、誰にも相談できない孤独や付き合いや進路を諦めざる得ない日々に置かれている子供も多数いるのです。
ケアにあたる子供も親も「生きやすい毎日」が送れるよう、一刻も早く支援が行き渡ることを願います。
留守番何歳から夜にさせられるか?兄弟の有無・性格で違う
留守番の話に戻ります。
ここまでお話してきたように、その子の性格・兄弟の有無によっても、留守番のできるできないは違ってきますよね。
近所の三姉妹のお宅では、上の子は寂しがりやで小学生になっても一人で留守番できませんでしたが、
下の子たちが大きくなってくると、3人一緒に家で待っていられるようになっていました。
これが一人っ子の場合だと、10歳位になっても夜1人でいるのは怖いからヤダ…という子もいますし
「うるさい親がいないときはゲームし放題〜!」
ルンルン気分で待てる子もいたりします。
兄弟がいるかどうか、もありますが、その子の性格によってもずいぶん違ってくるでしょう。
どちらにしても、子供の精神的な負担になっていないか、
夜の留守番はつらくないか
逆に、おかしなことをしていないか?
については、よく聞いてあげることが必要ですね。
まとめ
私は、子供の頃には祖母がいたので夜の留守番をしたことがありません。ですので、子供たちにも留守番をさせ始めたのは遅かったです。
夜の留守番はまだまだ、考えられません。
子供たちが、十分に自分でいろんなことができるまで夜の留守番は我が家ではまだまだ考えられないなと感じました。
留守番を何歳から夜にさせるかという基準は、やはりその家庭家庭によって違うでしょう。
調べてみると、やはり中学生から夜に留守番をさせ始めたという家庭も多いようです。その子供の性格にもよると思います。
しっかりしていて、留守番に慣れている子供ならばできるでしょう。
しかし、甘えん坊や寂しがりの子供は大きくなっても夜の留守番は負担になるものでしょう。
親もそのあたりを見極めることが大切ですね。