初夏の花といえば、紫陽花(あじさい)。
可憐で華やかな見た目と、
淡い青や紫のカラーに癒されますよね。
実は、とても多くの種類がある紫陽花。
色だけでも、青・紫・白・ピンクなど様々です。
中には「緑色」の紫陽花を
見たことがある方もいるかもしれません。
でも、ちょっと待ってください!
実はこの「緑色」の紫陽花、
もしかしたら少し危険な紫陽花かも…?
緑色の紫陽花は「病気」!?
葉っぱと同じように、花全体が
鮮やかな緑色をした紫陽花があります。
もちろんもともと緑色の花がつく種類も
たくさん存在するのですが、
花びらに厚みが出てきて、
光沢感と濃い緑色をしたものは
「緑化病」という病気にかかってしまっている可能性も。
この緑化病は、文字通り
花を緑色に変えてしまう病気です。
ファイトプラズマという病原菌を虫が持ち込むことで、
なんと花を葉と同じような状態に変えてしまうのだとか。
この病気にかかった植物は、
水分や養分の吸収が上手く出来なくなり
やがて枯れてしまうようです。
紫陽花が葉化病にかかった時の対策は抜去するしかない
一度緑化病にかかると、
薬などで治すのは難しいです。
感染した株ごと処分して、
周囲に媒介となる虫がつかないように注意します。
せっかく育てた紫陽花を
処分してしまうのはかわいそうですが、
まわりの紫陽花や植物に影響が出る前に、
対策するのが良いですね。
ちなみに、人への感染・影響はない
とのことですので、安心してくださいね♪
元から緑色の種類の紫陽花もある!その名前
先ほどご紹介しましたが、
もともと緑色っぽい花をつける紫陽花の種類もあります。
グリーンアジサイの「アナベル」と呼ばれる品種です。
こちらは緑化病のアジサイとは違い、
シーズンを通してずっと緑色というわけではなく、
だんだんと白色に変化していく種類だとか。
病気かも!?なんて思って、
すぐに引っこ抜かないように注意してくださいね!
まとめ
いかがでしたか?
今回は、珍しい緑色の紫陽花についてご紹介しました。
じめじめして凹みがちな梅雨時期でも、
可愛らしい紫陽花を見ると癒されますよね。
青色や紫色、桃色などたくさんの色があり、形も様々。
なんとその種類は2000種!なんて言われています。
中でも珍しく、目を引く鮮やかなグリーンアジサイ。
初めから緑色の品種もありますが、
緑化病の疑いもあるなんて驚きです。
自分で育てる時などは少し注意しておきたいですね♪
ぜひ参考にしてみてくださいね。