自分の性格を言葉にしようとすると、
ついつい短所やマイナス面について思いつきがちです。
でも、そのマイナスをポジティブ変換できれば、
自分の長所をたくさん知ることにつながるでしょう。
そんな短所の中でよく出てくるものの一つが、
「気が利かない」です。
「気が利かない」は、辞書で意味を調べると
・細かい配慮に欠けるさま。
・行き届かないさま。
といった意味が出てきます。
あまり相手を強く否定する意味がないためか、
「自分、気ぃ利かへんなぁ。」(筆者は関西人です。)
といった感じで相手に直接言ってしまうこともあり、
「自分は気が効かない人間だ。」と思っている人は
少なくないように思います。
気の利かなさも大なり小なりあるので、
本当に配慮がない人も、ちょっとタイミングが悪いだけの人も、
ひっくるめて「気が利かない」という言葉にまとめがちなので、
自分も自分もと思ってしまうのかもしれません。
そこで、今回はこの「気が利かない」を
プラスに言い換える言葉についてお話していきたいと思います。
「気が利かない」短所→長所の言い換え例。大らか・寛容・柔軟・こだわらない
「気が利かない」には、細かな配慮がない、
という意味があることについては、すでにお話ししましたね。
細かい配慮がないということは、
考え方を変えてみると、
細かいことにこだわらない、という風にもとらえられます。
ですから、「大らか」「柔軟性がある」など、
さまざまなものを受け入れられ、対応力がある、
という意味を持つ言葉に言い換えられるでしょう。
ちょっと気が利かないという程度の人なら、
「大らか」ぐらいが妥当でしょうか。
本当に気が利かない、空気を読まないぐらいの人なら、
「ちょっとしたことには動じない」というのもアリかと思います。
また、「寛容」や「こだわらない」なども使えますね。
普段から強く意見を出さない、
意見が欲しい時も気を利かせることなくイエスマン、
なんて人は、こちらに置き換えてしまいましょう。
「気が利かない」の言い換え。ポジティブな表現と自己PRの例
自己PRの場面では、
特に自分のポジティブな面を相手に提示することが必要です。
ここからは、「気が利かない」と思う自分の性格を
ポジティブに表現する自己PRの例を挙げたいと思います。
「家族から、いつも気が利かないと言われています。」
↓
「家族からも大らかで、常にどっしり構えていると言われています。」
「グループでの話し合いでは、あまり意見を出さず、気が利かないと言われてしまいました。」
↓
「グループでの話し合いでは、自分の意見にこだわらず、いろんな人の言葉を柔軟に受け止めることができます。」
若干無理矢理感もありますが、
こうやってポジティブな言葉に変換していくようにすることで、
自分自身をポジティブな意味の方に寄せていくことにもなります。
反対に、自分をネガティブな言葉で表現ばかりしていると、
自信もなくなり、人にPRできる部分なんてない、と思い込んでしまいます。
多少無理矢理でも、他人にアピールする前に、
自分をポジティブに評価できるようにしてあげてくださいね。
まとめ
今回は、「気が利かない」という言葉を
ポジティブな意味に変換した際に使える言葉についてお話しました。
「言霊」とはよく言ったもので、
「自分は気が利かない」と思い込んだり、
「自分は気が利かないから。」と口に出したりしていると、
どんどんその気持ちが強くなって、
マイナス面ばかりが成長していってしまいます。
うまく、「大らか」「柔軟」などポジティブな言葉に変換して、
自分のポジティブな面を表に出したり、
自己PRに使ったりしていきましょう!
「気が利かない」は尺度がないもので、
人の感覚で決めつけられたりするものです。
もし、「気が効かない」と言われても、
あまり気にしすぎず、
上手にポジティブな言葉に置き換えて考えてみてくださいね。