約束は断りにくいものです。
体調不良などはっきりとした理由がある時ならまだしも、
価値観によって決行・延期の意見が分かれるようなものは特に。
台風の接近もその一つではないでしょうか。
ちなみに、筆者は台風が近づいて少しでも影響がありそうなら、
延期する派です。
もちろん、なかなか約束できない相手であれば、
「次の予定もなかなか目処が立たないかも…」
と思いますが、それよりもお互いの無事が大事です。
その断りに対して嫌な顔をする人は、
今後のお付き合いについてちょっと考えてしまいますね。
そこで今回は、
台風を理由に約束を断る方法について、
いろんな相手との約束ごとに見ていきましょう。
【友達・デート】台風で約束をキャンセル・延期する時の例文
友達もしくはデートの約束を断る場合には、
いくつか盛り込んでおくと良いポイントがあります。
・予定を中止・延期が残念だということ
・相手の無事が大事だと思っていること
・次の約束をしたいと思っていること
これらを踏まえた上で、
メッセージ内容を作っていくと良いでしょう。
友達の場合
「○月×日の約束なんだけど、台風が近づいているみたいで怖いので、延期してもらえないかな?
せっかく約束できたから、とても残念なんだけど…。
でも、Aちゃんに何かあったら嫌だし、安心して会える日がいいな、と思って。
こちらは、〇〇と××が空いているけど、どうかな?」
中止よりは延期として断りを入れるのが良いでしょう。
こういった文章で送ると、「私なら大丈夫だから!」といって、
決行しようとする人もいます。
そのような友達の場合には、
「帰りの電車(バス)が止まっちゃったら困るから。」
「車で走るのが危そうだから。」
「家族に心配かけるから。」
などを理由にするのもアリでしょう。
デートの場合
基本的には、先ほどの友達に送ったものが使えます。
デートの相手がすでにお付き合い中の恋人なのであれば、
「すごく会いたかったけど…」
など入れてもいいと思います。
友達の場合もデートの場合も、
台風を理由に断りを入れたときに、
「大したことないから。」「大丈夫だって。」
などと言ってしまう相手は、
さほどあなたのことを大事には思ってくれていない可能性があります。
家族が台風の中出かけるとなったらすごく心配ですよね?
極端な考え方かと思いますが、
要はその心配をあなたに向けてはしてくれていないということですから。
「そうだね。危ないから今度にしよう。」
「こちらはいついつが空いてるよ!」
と言ってくれるような人を大事にしてくださいね。
【ビジネス】台風で予定をキャンセル・延期する時の例文
ビジネスシーンになると、余計に断りにくさが増します。
日本人って、台風や悪天候でも
平気で仕事に行こうとしてしまうところがありますから。
とはいえ、台風の接近で危険があるなら、
はっきりとお断りするのも社会人には必要なことでしょう。
「お世話になっております。大変勝手ながら、○月×日にご予定いただいております打ち合わせについて、延期をお願いしたくご連絡いたしました。台風の接近により、お伺いすることが難しいことが予想されるためです。大変心苦しいのですが、○月△日以降で日程を再調整させていただけますと幸いです。」
変に理由をつけるよりも、はっきりと
「伺うのが難しくなりそうだ」と言ってしまうのが良いでしょう。
最近は、公共交通機関も悪天候に合わせて
早めに運休することが増えてきています。
アクセスの手段を確保できない、というのは大きな理由となります。
反対に来てもらう立場の場合には、
率先して延期を切り出すことも必要でしょう。
ご予約のあるお客様に対しても同様です。
「○月×日のお約束に関してですが、台風が近づいており、お越しいただくのに危険を伴いそうですので、予定(予約)を延期の方向で調整させていただけませんでしょうか?」
といった風に、相手側を気遣いつつ、延期を促しましょう。
予約のお客様の場合であれば、
「せっかく取れた予約。どうしても行きたい!」
ということもあります。
基本的にそれほど危なくないなら
そのままご予約を受ける形でいいと思いますが、
本当にあぶない場合には、
「台風接近に伴い、弊社社員も休業とするため、ご予約を延期させていただけますと幸いです。」
という風にお伝えしても良いでしょう。
無理して来られて道中で怪我をされても、
会社やお店としては責任の取りようがありません。
無理をさせないよう先手を打つことも重要です。
まとめ
日本人の勤勉さがそうさせるのか、
悪天候でも用事を遂行しようとする人は少なくありません。
でも、最近の台風被害などを見れば、
甘く見てはいけないことは一目瞭然です。
危ないから嫌だ、怖いと思うことははっきり断り、
相手が無理をしそうなときも勇気を出して止めましょう。