誰かと共同作業していると、相手の説明や絵が下手だなということはありませんか?
相手の熱意は感じるけれど、
その説明や絵は改善してほしい時、
どのように伝えたらいいのか悩みますよね。
ズバリ、「下手だね」と言ったら、
相手を傷つけてしまい、やる気をなくさせてしまいます。
「下手」をオブラートに包んだ言い方をするにはどうしたらよいでしょう。
下手の類語には「稚拙」「未熟」などがありますが、
こんなときは「洗練されていない」「洗練さが足りない」という言い方はいかがでしょうか。
ここでは、「下手」の言い換えについて詳しく説明します。
絵が下手の言い換え、説明が下手の丁寧語。オブラートに包んだ言い方は?
自分のことであれば、「絵が下手なので」「下手な説明ですみません」と言えますが、
相手の気持ちを損ねないように『下手』を表現するのは難しいですよね。
主婦である私の場合、
自分の子供の絵や説明に、つい「下手」と言ってしまいますが、
それでは子供も絵や説明が上手になっていきません。
絵が下手な場合、「かっこよさがほしい」「もっとかわいくしたら」などアドバイスとして伝えると、改善点やヒントになります。
これは、PTAや子供会などで
他の保護者と共同制作するときも同じです。
みんなボランティアでやっていることなので、上手下手のレベルは問われないけれど、
共同制作している以上、センスを疑われるようなレベルの場合、
作品や仕上がりが下手なことを伝えなければならないこともあります。
そんな時は、子供に伝えたときと同じような言い方も使えますが、
「不十分かも」という言い方も使えます。
「絵が不十分かも」「説明が不十分かも」と言われたら、
今のでもよいけれど、もう少し工夫したらいいかなと思いませんか。
相手の絵や説明を否定することなく、
「さらに改善したらもっとよくなる」
と思ってもらえるような言い方がよいでしょう。
相手に「下手」と言ってしまうと、
上からの言い方になってしまいますので、
くれぐれも気を付けてくださいね。
また、相手が目上の人の場合は、たとえオブラートに包んだ言い方でも、下手と伝えるべきではありません。
同等の立場の人でも、下手と伝えられたら、カチンと頭に来てしまう人もいますので、
くれぐれも言い方に細心の注意を払いましょう。
【下手の言い換え】ビジネスシーンや謙遜する際の言い方と例文
ビジネスシーンでは、自分の説明や仕事を謙遜する表現がよく使われます。
しかし、職場で「自分は下手なので」という言い方は、それこそ口下手すぎます。
もっと洗練された言い方がふさわしいでしょう。
ビジネスシーンで謙遜する際の下手の言い方を、例文と合わせて紹介します。
例えば、人前で何かを説明することになったけれど、あまり自信がない場合。
前もって「説明が下手ですが」というより、
「拙い(つたない)説明ですが、よろしくお願いします」と言った方が、
ビジネスシーンではおすすめです。
説明の最後に、
「拙い説明で、失礼いたしました」と
締めくくるのもよいでしょう。
文章で説明する時も同様に使えるフレーズです。
メールの最後などに「乱文乱筆で失礼いたしました」という表現もよく見られます。
「拙い」は、自分や目下の人に対して使う言葉です。
くれぐれも、目上の人の説明などを
「拙い」と言わないように気を付けましょう。
まとめ
下手の言い換え・オブラートに包んだ言い方には、さまざまあります。
相手を傷つけないように言うには、
洗練されていない、不十分かもという表現が、私は妥当だと思います。
ビジネスシーンで自分を謙遜する時には、
「拙い」という表現がふさわしいでしょう。
シチュエーションに合わせて、下手の言い方を使い分けることが大切ですね。