面倒な雑草の処理をするために除草剤を散布することがありますよね。
薬で雑草が枯れてくれるので大変便利です。
ただ除草剤を使った後の枯れ草はどのように処理すれば良いでしょう。注意点はあるのでしょうか?
また除草剤は周辺の環境にいつまで残るのでしょうか?
ここでは除草剤散布後の雑草の処理方法について解説をしていきます!
除草剤散布後の雑草の処理方法とやってはいけないこと
除草剤の種類にもよりますが、散布後1週間もすると雑草は枯れます。
除草剤を使った後の雑草の処理方法としては以下が挙げられます。
回収して燃えるゴミで捨てる
一般的な方法は、枯れ草を回収して捨てる方法です。
除草剤によって枯れた雑草をそのままにしておくのは見た目的にも良くないです。
草をちぎってゴミ袋に入れ、燃えるゴミに出せば綺麗に片付けることができます。
枯れた草を集める際はゴム手袋を付けるなど、除草剤に触れないように気をつけてください。
放置する
枯れ草が自分の土地で、特に景観などを気にしない場合には放置でもOKです。
枯れ草はその後、時間をかけて地面に還ります。
枯れ草が朽ちる時間は環境によって変わります。
堆肥にする(除草剤を使わない場合)
除草剤を使わずに回収した草であれば、堆肥にすることもできます。
雑草に土と米ぬかと混ぜ合わせることで分解させて堆肥を作ることができます。
せっかく枯れた草を有効活用できますし、非常にエコですね。
また、枯れた草をスコップやクワを使って土の中に引き込めば勝手に栄養素となってくれます。
雑草を野焼きや山に捨てるのはNG
また、気をつけてもらいたいのが、野焼きや適当な山に捨てるといったことです。
これらは法律でも禁止されていますし、トラブルの原因にもなるので注意をしてください。
除草剤はいつまで残る?除草剤の影響範囲
では、雑草に使った除草剤は、いつまで残るのでしょうか?
こちらですが、除草剤の種類にもよりますが、大体3ヶ月から半年ほどになります。
除草剤の影響範囲も、種類により異なります。
除草剤には大きく分けて、接触型と移行型の二種類があります。
接触型の除草剤は、薬剤がかかった部分だけに影響が出ます。除草剤をピンポイントに効かせたい場合に有効です。
一方、移行型の除草剤は、薬剤が葉っぱや根から吸収され、広がっていきます。より広範囲に効かせることができます。
つまり、接触型より移行型の除草剤の方が、影響範囲も広くなるということですね。
もし、除草剤で雑草を枯らした後に、花や植物、野菜などを育てるかもしれない場合は、
『畑用の除草剤』を使うと安心です。
このように除草剤でもその使い方や効果は様々です。
自分の用途にあった除草剤を使うようにしてくださいね。
除草剤まいたあと花は育てられる?除草剤の土を復活する方法
続いて気になるのが除草剤をまいたあとに花は育てられるかですね?
こちらも除草剤の種類によります。
まず、上記の接触型の場合、除草をするのは雑草に触れた部分だけです。
土に入っても分解されて影響はないのでこの場合、
除草剤を使った後にでもすぐに花は育てることはできます。
ただその場合も除草剤は農耕地用に限ります。
非農耕地用になると作物にも強い影響を与えやすくなるので、
除草剤をまいた後に花や野菜を育てることはできません。
また、移行型でも同様です。
土壌の広い範囲に除草剤が浸透しているので、
除草剤をまいた後には花を育てることには不向きとなっています。
もし除草剤の土を復活させたい場合には土をひっくり返すか、放置するのが良いです。
大体30cmほど土をほって表面をひっくり返せば、例え除草剤がまかれていたとしても、
花は育てられると言われています。
また移行型であってもいつまでも土に残ることはありません。
3ヶ月から半年の期限があるので、効果が切れた頃に花を育て始めるのも良いでしょう。
除草剤に気をつけながらうまく花を育てるようにしてくださいね。
まとめ
除草剤ですが枯れ草は自分で捨てるかそのまま放置するようにしましょう。
野焼きや勝手に人の山に捨てるなどのようなことはしないでください。
そして、除草剤が残る期間としては大体3ヶ月から半年ほどになります。
除草剤の影響範囲は接触型か移行型によって異なります。
除草剤の後に花を育てたいと思った場合もこの接触型か移行型かによって変わってきます。
除草剤は便利ですが、使い方によく気をつけた上で活用してくださいね。