友達から結婚や出産の報告で、
「幸せのおすそ分けです」と言われたことはありませんか？
幸せな報告を受ければ、こちらもうれしいものです。
感謝や祝福の言葉を贈りたいですよね。
では、祝福をするとして、
こちらからどんな返事をしたら良いでしょう。
「幸せのおすそ分けをありがとう」という
言い方でもよいのでしょうか？
正しい日本語なのか、もっと気の利いた
返事がないか考えてしまいますよね。
「幸せのおすそ分けありがとう」でも問題ありません。
しかし、他にもふさわしい言い換えがあります。
また、正直なところ
「幸せのおすそ分けなんていらない」
と感じる人もいるでしょう。
そんなときはどうしたら良いでしょう。
ここでは、「幸せのおすそ分けありがとう」の例文や言い換え、
「幸せのおすそ分けなんて正直いらない」と感じるときの対応法
について紹介します。
「幸せのおすそ分けをいただきました」という言い方は？
「幸せのおすそ分けです」に対して、
「幸せのおすそ分けをありがとう」や
「幸せのおすそ分けをいただきました」という
言い方は間違いではありません。
しかし、「おすそ分け」という意味はもともと
人から頂いた物をさらに他人に分け与えることを意味します。
例えば、実家から美味しい物が届いたので友だちにおすそ分けした、とか
畑で野菜がたくさんとれたので近所におすそ分けする、など
「おすそ分け」の言葉はこのように使われるものです。
そのため、結婚や出産の幸せを
おすそ分けするという表現は、
言葉の使い方がおかしい、と感じる人もいます。
けれども、幸せいっぱいの人に
言葉遣いを指摘するのは控えましょう。
言葉の使い方は日々変化しています。
現在では、人から頂いた物でなくても、
「おすそ分け」という言葉を使うのが一般的になりつつあります。
「幸せのおすそ分け」の言葉遣いが
おかしいと思う人もいるかもしれませんが、
今ではよくある言葉遣いになってきています。
言葉遣いを指摘するのではなく
幸せの報告に対する喜びや
祝福の言葉を伝えてあげましょう。
こちらからの返事としては、
「幸せのおすそ分けいただきました」
「幸せのおすそ分けありがとう」でも構いません。
「幸せな報告をありがとう。私も嬉しいです」
「おめでとうございます」と返事するのもよいでしょう。
結婚に対する祝福メッセージであれば
「結婚おめでとう！末永くお幸せになってくださいね」
出産のお祝いの言葉であれば
「ご誕生おめでとう！新しい家族の時間を楽しんでね」
「赤ちゃんと〇〇に会える日を楽しみにしてます！」
なども良いですね。
あなたの気持ちが伝わるメッセージを贈りましょう。
正直幸せのおすそ分けはいらない・ウザいと思う時の大人の対応
「幸せのおすそ分けです」と言われて、
カチンと頭にきた人、心にグサッときた人も
いるかもしれませんね。
まるでこちらが不幸せみたい、とか
下に見られたと感じることもあるかもしれません。
幸せアピールがうざいと思う時もありますよね。
しかし、相手が大親友であっても、
幸せの絶頂にいる相手に指摘することはできません。
妬まれている、と思われるだけですからね。
あなたが「幸せのおすそ分け」という
言葉に違和感を感じたのなら、
「自分の時は使わないように気を付けよう」
と思えば良いのです。
大人の対応です。
また、「幸せのおすそ分け」という
言葉の解釈を広げてみるのも良いでしょう。
もともと、幸せのおすそ分けというのは、
「幸せはたくさんの人にシェアすると
さらに幸せが大きくなる」
という考え方から始まっています。
たしかに、幸せなニュースを目にすると
一般的には明るく幸せな気持ちになるものです。
ですから「幸せのおすそ分けです」というのは、
幸せアピールだけではないのです。
「自分だけ幸せになるのではなく、
みんなも幸せになってほしい」という願いから、
「幸せのおすそ分けです」と表現している場合もあります。
あの人は幸せに酔いしれている、と
勘違いされやすいフレーズでもありますが、
相手を気持ちよく祝福できると、
いずれ自分自身も幸福を受け取りやすくなることでしょう。
まとめ
「幸せのおすそ分けです」に対しては、
「幸せのおすそ分けありがとう」でも、
「幸せのおすそ分けいただきました」でもOKです。
「幸せのおすそ分け」には、
幸せをみんなに分けて、
みんなも幸せになってほしいという意味もあり、
幸せアピールだけではないこともあります。
うざいと思った人も大人の対応を心がけましょう。