絵本を紹介するブログを自分でも作ってみたい、お気に入りの絵本をSNSで紹介したいと思っている方。
気をつけたいのが、絵本の著作権です。
万一誤った紹介の仕方をしてしまうと、最悪、出版社から訴えられることもありえます。
ここでは絵本をブログやSNSで紹介する場合の著作権や絵本のイラスト・文章はどこまで掲載できるか、
著作権の申請方法や相場(利用料)等について解説をしていきたいと思います!
【3つの対応】絵本の著作権は表紙ならセーフ?出版社によって違う
文章やデザインというのは、誰かが一生懸命考えたものです。
そこには必ず著作権が存在します。
個人のブログやSNSでも、広告収入(利益)を得る目的の媒体は『商用利用』と見なされ、著作権には特に注意しなくてはなりません。
インターネットで絵本を紹介する際の著作権についてしっかり理解をしておきましょう。
例えば、絵本をブログやSNSで紹介をする際に、絵本の「表紙」を載せたいと思いますよね。
この表紙ですが、本屋に売られている物を写真に撮ってブログに載せてもいいのでしょうか?
結論から言えば、これは出版社によります。
出版社によって対応は異なっており、主には以下の3つに対応が分かれます。
・表紙なら使用可
・事前申請が必要
・全面的に禁止
これらは出版社のホームページに記載がされているのでしっかりとチェックをしましょう。
表紙なら載せてもオッケーという場合も
画像の加工は禁止されていたり、出典名が必要だったりと、
ルールが決まっていることが多いです。
詳しくは直接、出版社に問い合わせましょう。
そういったことが面倒だと感じる方は、
アフィリエイト(紹介用)で使える絵本画像を使うと良いでしょう。
アフィリエイト用の画像は、
商用利用としての使用が許可されているので
ブログやSNSで絵本を紹介する方の多くがアフィリエイト画像を使っています。
注意点としては、
アフィリエイトを扱う会社(ASP)の
ルールを守らないとペナルティを受けることがある点です。
たとえば、アフィリエイト用として使用許可されていない画像をブログに掲載するなど
誤った使用をすることで警告を受けたり
会員資格剥奪(アカウント凍結)等のペナルティを受けることがあります。
絵本の画像をブログで使う場合は、
ASPのルールや規約をよく確認して掲載するようにしましょう。
YouTubeに絵本の読み聞かせ動画をのせるとどれくらい収益化できるについては、こちらの記事が参考になります。
絵本の著作権。ブログやSNSで本文(中身)の写真掲載・引用は大丈夫?
では、絵本の表紙ではなく
「絵本の中身」をブログやSNSに掲載することはどうでしょうか。
絵本の中身の引用転載は
表紙よりもさらにルールが厳しい傾向にあります。
絵本の本文(物語)をネタバレすることや
絵本のイラスト・写真をブログに掲載することは
基本的にNGです。
どこまで掲載しても大丈夫か?については
誰かがやっているからセーフ、ではなく
必ず、出版社に事前確認を取ることです。
絵本の著作権申請方法。著作権料の相場は?学校・ボランティアは例外も
絵本の著作権申請方法についても紹介をして行きます。
これらの申請方法ですが、多くは出版社のホームページから申請をすることができます。
そのままWEB上でできるところや、
テンプレートがあるのでそれを印刷してFAXで申請などの方法があります。
そして著作権料の相場ですが、
こちらは出版社によって異なるので一概に言うことはできません。
著作権申請のみでよかったり、使用料として一定のお金が必要、
売り上げの%で取るなど様々です。
しかし、絵本そのもののお値段が1000円以下のことが多いですから、
そこまで高いお金ではないでしょう。
そんな著作権ですが、
学校やボランティアなど教育や非営利目的での場合には免除されることも多いです。
ただ中には非営利であっても申請が必要な場合もありますので、
結局は出版社によって対応が違います。
ブログで宣伝するんだから別にいいだろ!と思うかもしれませんが、
許可のない宣伝や引用は出版社、ひいては作者にとっても迷惑でしかありません。
ですので、しっかりとルールを確認した上で、
著作権の申請や著作権料の支払いをして使うようにしてくださいね、
まとめ
絵本をブログで紹介をする場合には著作権を考える必要があります。
表紙の画像を使うにしても対応は出版社によって異なりますので、
しっかりとそれらを確認するようにしましょう。
もしわからなかったら出版社に聞いたり、アフェリエイトの画像を使うことがおすすめです。
著作権申請に関しては出版社のホームページから可能になっていることが多いです。
学校やボランティアだったら申請なしで使えることもありますが、
これらも結局は出版社次第です。
しっかりと出版社の確認をしてから、絵本を使うようにしてくださいね。