食料を保存する冷蔵庫、大切なデータの入ったパソコン、
部屋の温度を一定に保ってくれるエアコン、家事を助けてくれる便利家電など、様々な家電が家にはたくさんあります。
そんな家電は雷で全滅することがあります。
落雷による急激な電圧で壊れてしまったり
最悪の場合、感電や火災が起きたりします。
でも、雷が家に直撃しなければ大丈夫なのでは?
遠くで鳴っているだけなら、特に気にしなくてもいい気がする…。
残念ながら甘いです。
家に直撃しなくても、家に電気を供給している電柱などに雷が落ちて、
それを伝わって家の家電に被害を与えてしまうこともあります。
また、雷の音が聞こえる時点で「すでに雷の射程圏内」…落雷の危険性は高まっています。
では、どうやって雷対策をすればいいのか?
一般的に知られているのは、コンセントに刺して雷の電流が家電に流れ込むのを防いでくれる雷ガードというものです。
しかし、これはただの気休めにしかなりません。
特に直撃の雷に関しては、ほとんど効果が無いのです。
だからといって、何も対策をしないのはとても危険ですよね。
そこで今回は、
落雷が家電に与える危険性と対策方法として
雷で家電は壊れる。火災保険の見直しと補償内容。留守中の落雷の怖さ
雷対策はコンセント選びに注目!雷ガードの選び方。電圧の数値・家電の使い分け
について、お話ししたいと思います。
雷で家電は壊れる。火災保険の見直しと補償内容。留守中の落雷の怖さ
冒頭でもお話しましたが、雷が原因で家電は壊れてしまいます。
雷は、ものすごい電気エネルギーを持っています。
そのエネルギーが原因で、落雷の際に2つの現象が起きるといわれています。
誘導電
送電線や電話線を介して家電に電気が流れ込むことです。
雷による家電故障の多くは、誘導電が原因だといわれています。
逆流電
落雷の影響でアース線から電流が逆流してくる現象。
特にパソコンなどの精密機械は大きな影響を受けやすい。
つまり、雷が家に直撃しなくても、家電が壊れてしまう可能性があるのです。
雷の音が聞こえたら、できるだけすぐ家電のコンセントを抜きましょう。
気をつけたいのは、外出中や留守中の雷です。
▼雷の音が聞こえなくても空がピカピカ光り始めたら要注意です。
雷対策としては、
落雷で家電が壊れてしまった時→火災保険
落雷を予防する対策→雷ガード
2つの方法あります。
落雷で家電が壊れた「火災保険」で補償
もし落雷で家電が壊れてしまった時に
役に立つのは「火災保険」です。
建物だけでなく、落雷が原因による家電の被害も補償してくれます。
一般的に火災保険の補償内容として、対象は建物と家財になります。
家電は家財という分類になりますので、
落雷や火災による家電故障も補償してくれるのです。
落雷が原因で、火災が起きることもあります。雷が家電を介して火事になることもあるのです。
火災保険は契約している内容によって保障内容が変わってきますので、
これを機に契約内容を見直してみてはいかがでしょうか。
雷対策はコンセントに注目!雷ガードの選び方。電圧の数値・家電の使い分け
雷ガードは気休めにしかならないといいましたが、だからといって、やるとやらないとでは多少なりとも違ってきます。
場所や家電に適したものを使用するようにしましょう。
まず、電源タップの選び方ですが、
作動ランプがついているものが良いでしょう。
雷ガードは、基本的に有効なのは1回きりです。
1度でも作動(雷を防いだ)してしまうと、効果が無くなってしまいます。
そのため、正常に作動されているか一目でわかるように、作動ランプがついているものがおすすめです。
次に、雷ガードを使用する家電です。
家の中にはたくさんの家電があります。
すべての家電に雷ガードを使用していたら、ものすごい数になってしまいます。
雷は、アンテナや電話線から流れてくることがほとんどなので、
電話機・テレビ・DVD(ブルーレイ)レコーダー・ルーター
といったアンテナや電話線を使用している機器を中心に使用するのがいいでしょう。
最後に、電圧の数値です。
雷はガード付きの電源タップは、ものによって耐えられる電圧が違います。
表記されている数値が大きければ大きいほど、雷に耐えられるというわけではありません。
使用する家電の電力に対しての数値なので、
必ず、家電の電圧に合わせて選ぶようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか。
今回、落雷がもたらす家電への危険性についてお話しました。
天気はときどき、予報を大きく外れることあります。
突然の豪雨や落雷に見舞われることありますよね。
在宅しているときなら雷が鳴り始めたら
コンセントプラグを外したりブレーカーを落とすなど予防できますが
出先や留守中に雷がゴロゴロ鳴り始めることも。
外出中に家の状況が不安になってしまったりしないよう、
普段からしっかり雷対策をしておきましょう。
可能な限り、日ごろからコンセントを抜いておくのがベストですが
冷蔵庫など、そうはいかない家電もたくさんあります。
生活必需品である家電を守るために、
これを機に対策を施し、火災保険の見直しを今一度しておきましょう。