いつもフォローをしてくれる社内の先輩や、親切にしてもらった相手に対して、
感謝の気持ちを述べるだけではなく「なにか気持ちを形にしたい」と思ったことはありませんか?
でも、「お礼をさせてください」という言葉は、ちょっと使うのに勇気が要りますよね。
もちろん社交辞令で使う方もいらっしゃるとは思いますが、多くの場合は、
という本心の現れから使う言葉ではないでしょうか。
ここでは、目上の人・友人・男女間など相手別に、
気の利いた「お礼をさせてください」の例文と、
残念ながらその「申し出を断られた」際の上手な返事の仕方を
ご紹介していきたいと思います。
【例文】「お礼をさせてください」敬語・友人・男性から女性へ・女性から男性へ
「お礼をさせてください」と言うときには、相手が誰だとしても、
前後にあなたらしいエピソードや感情のこもった話をちりばめると非常に効果的です。
上司や目上の人に対して「お礼させてください」の例文
まずは目上の人に対して「お礼させてください」の丁寧な言い方を考えていきましょう。
シチュエーションは仮にこうしましょう。
あなたは、複数の企業が合同で進めるプロジェクトの担当に若くして抜擢されました。他の企業からはベテランの社員が集うなかで、あなたは、なかなか自分の能力が発揮できずにいました。
そんななか、ある会社の担当者が、とても真摯に若いあなたの意見を聞いてくれたり、真っ先にあなたの意見に賛同してフォローをしてくれたりしたのです。
プロジェクトが無事終了したので、あなたはその会社の担当者に、ぜひ恩返しがしたいと思っています。
社交辞令では発せない、熱量のこもったメッセージを加えるのがポイントでしたね。
「あなたのお話を聞いて学ばせてください」
というような、後輩だからこそ使える言い回しが効果的です。
これだけ言えば、きっと申し出を断わられることはないでしょう。
それだけでなく、相手はより一層あなたの事を可愛がってくれること間違いなしです。
友人に対して「お礼させてください」の例文
次は、友人に対して「お礼をさせて」というシチュエーションです。
あなたは新しくマンションに引っ越すことになりました。
引っ越し代があまりなかったので、昔引っ越しやでアルバイトしていた友人に、安くあがる方法を相談したところ、友人はレンタカーを手配し、自らトラックを運転して引っ越し作業をを手伝ってくれました。
手際のよい作業でスムーズに引っ越しがはかどったので、友人に対してお金を渡そうとしたら断られてしまいました。
そこであなたは・・・・
こんな感じでしょうか。
一度、お礼を辞退された場合に
「お礼をしないと自分の気が済まない」
という言い回しは非常によく使われます。
また、友人同士だと、改まって気を遣ったりすることに抵抗を感じる場合があります。
なるべくフランクな感じのまま、相手の負担にならないようなお礼の方法をを提案するのがよいでしょう。
男性から女性へ・女性から男性へ「お礼させてください」の例文
そして、最後は男性から女性へ・女性から男性へ「お礼をさせてください」の言い方です。
異性に対してお礼を申し出るということは、それが恋愛感情でなかったとしても、一定の「好意」があるはずです。
「お礼をさせて。」というのは「あなたとの関係を深めたい」という事をアピールする効果的な手段でもあります。
これは、うまいこと利用しないといけませんよね。
例えば、職場での同僚とのやり取りを例に、
男性から女性に対して「お礼させて」の例文です。
今度は反対に、女性から同僚の男性に対してです。
どちらにも共通しているのが、「おススメ」というキーワードを上手に使う点です。
日頃から、相手が好きなものや、相手の推しているものを、少しだけリサーチしておくと、「お礼」の場へつなげやすくなりますよ。
人見知りや引っ込み思案で
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「お気遣いなく」「お礼はいらないよ」お礼を断られた時の返事・例文
勇気を出して「お礼をさせてください」と申し出たけれども、相手に断られる場合も
あります。
「お気遣いなく。」
「お礼なんていらないよ。」
「その気持ちだけで十分だよ。」
などという言い方で、お礼をお断りする場合が多いですね。
断られた場合の返答の仕方としては2種類あります。
まず、相手の意向を受け入れて、今回はお礼を実行しない場合は
など、お礼は「またいつか」という返事が無難でしょう。
そして、なんとしてでも別の形のお礼を提案する場合です。
さきほど、友人の引っ越しを手伝ってくれた友人の例を思い出してください。
お礼のお金は受け取ってもらえなかったから、牡蠣パーティーという別のお礼を提案しましたよね。
そのときに、「お礼をしないと自分の気が済まない」という言い方をしました。
もし、提案したお礼が断わられた場合は、
という返事の仕方があります。
最初のお礼の提案は、きっと相手に気を遣わせてしまったのでしょう。
なるべく、相手の重荷にならないような、ライトなお礼を提案するように気を付けましょう。
もし、お礼のランクを下げても断られる場合は、
相手が困っている・迷惑に感じている可能性もありますので、潔く引き下がりましょう。
まとめ
いかがでしたか?
ちょっと具体的なシチュエーションを例にあげて、「お礼をさせて」と申し出るときや、お礼を断られたときの対処法をみてきました。
「お礼をさせて」というセリフは、つぎの一歩踏み込むか踏み込まないか、
コミュニケーションの駆け引きの言葉でもあります。
相手の反応をよく見ながら、対応できるといいですね。
本当に「お礼がしたい」という気持ちが伝わるよう、難しい言葉ではなく、あなたらしい言葉で話すことが一番のポイントだと思います。
頑張ってみてくださいね!