最近では、ペットとして蛇を飼育されている方も多いですよね。
一緒に暮らしていると人間にも慣れてくるようなのですが、蛇は知能が高いわけではありません。
蛇の脳にはそもそも学習したり、思考をコントロールしたりするような機能はないとされています。
しかし、餌を与える人や与えられる時間などの一定の関連性は理解できるようになります。
かといってチンパンジーや犬などのように高い知能はありません。
そんな知能は高くない蛇が、飼い主を食べる準備をしているという話があります。実はこの話は都市伝説のようなもので、明確な証拠があるわけでもないんです。
こちらの記事では、蛇が飼い主を食べるという話や蛇の性格などについてご紹介していきます。
ペットの蛇は慣れてもなつかない。飼い主を食べる準備の話は本当?
蛇はもともと警戒心の強い生き物です。
しかし、ペットとして飼っていると人のニオイに慣れてきて「こいつは危険じゃない!」とわかってくれるようになります。
このように人に慣れることはありますが、犬や猫のようになつかないので毒をもっている蛇などは注意が必要です。
蛇の有名な話で「大蛇は飼い主を食べる準備をしている」という話があるのは、ご存じですか?
こんなエピソードです。
本当か嘘かわからないような話ですよね。
しかし、この話が本当だという証拠はなく都市伝説のように広まっています。
実際に蛇は、獲物を食べてから消化に時間をかける生き物で、少しの間食べない期間があっても特に不思議ではありません。
蛇の知能レベルを考えると、
食事を堪能するため目の前の獲物の成長を待つ自制心があるとは考えにくいです。
また、獲物のサイズを測定する器官もないため、大きな獲物を丸呑みしてお腹が裂けた蛇などもいるのだとか。
本当でも嘘でも、その姿を想像するのが怖いです…(笑)
多くの蛇の性格はおとなしい。人懐っこい種類も
蛇といえば怖いイメージを持ちやすい生き物ですが、実は蛇はおとなしく人懐っこい種類もいます。
ですので、ペットとして飼われている方も多く人気のある生き物です。
先ほどもお伝えしたように、蛇は人間になつくことはありませんが、慣れると寄って来たり、餌を欲しがるように見えたりするようになります。
また、蛇の種類の中でもコーンスネークやアオダイショウ、ボールパイソンなどは人に慣れやすく飼育しやすいとされており、ペットショップなどでもよく販売されています。
アオダイショウなどは、子供のころによく庭などにいたような気がします。
人間に慣れさせるためにも、ただ飼育すればいいというわけではありません。
もともと警戒心の強い蛇は、飼育の仕方次第では威嚇されて危険な場合もあります。
ですので、飼い始めた際はむやみに手や顔を近づけたりせず、そっと様子を見てあげるようにしましょう。
ゲージなどに手を入れて触る際も急に触るのではなく、ゆっくり手を入れるなどして蛇を驚かせないようにすると威嚇されることが少なくなります。
まとめ
蛇の知能は、犬などに比べると低いですが、人間のニオイを覚えて危険ではないと判断すれば、慣れてきます。
しかし、なつくことはないので毒をもっている蛇などには注意が必要です。
また、飼い主を食べる準備の話もありましたが、本当かは定かではなさそうですね。
蛇の中にはおとなしく、人懐っこい種類もいるので蛇を飼いたいと思っている方は飼育しやすいアオダイショウなどがおすすめです。
私は、爬虫類系が全般的に苦手ですが、蛇も人間に慣れるなんて驚きました。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。