リスカやアムカしていることをバレないように隠したい。
夏服や体育で半袖のときは傷を隠しづらかったりしますよね。
かと言って、包帯やサポーター、テーピングなど使って傷の部分を隠すと、友達や先生に気づかれて「どうしたの?」と聞かれてしまう。
自分が運動部なら「部活で怪我しちゃって」とごまかせても、文化部だったり普段運動しない場合、この言い方は使いづらいですよね。
アムカ・リスカを隠しているときの言い訳や
もしバレたとき・バレそうなときの言い訳のコツ
をまとめます。
リスカ・アムカ「包帯・サポーター」で隠している時の言い訳の例。
まずは、リスカやアムカを包帯やサポーターで隠しているときの言い訳の例です。
まずは「火傷しちゃった」「捻挫しちゃって」
ひとことで良いですよ。
さらに突っ込まれたら、
「ラーメン作ろうとして」「自転車で転んで」のように理由を返すと、
会話を切り上げやすくなります。
あなたの普段の生活でありそうなことや、日常的にありがちなことを例に「それっぽい言い訳」を作ると良いでしょう。
傷の状態が深いなどリスカを隠す時間が長引きそうなときは「怪我の状態がひどい」ことにしましょう。
アムカ・リスカがバレたとき(バレそうなとき)言い訳の例。無視・無言はNG
では次に、アムカ・リスカがバレたとき(バレそうなとき)の言い訳です。
相手が勘づいている様子だったり、突っ込んで聞かれたときの返し方です。
詳しくは言わず、言葉をにごす・うやむやにすると良いです。
友達に傷を見られたり勘ぐられたとき「無言・無視したくなる」と思いますが、無視でその場を乗り切るのは難しいです。
「ちょっとね…」とにごすことで、たいていの人は察して黙ってくれます。
更に突っ込まれたら?「空気の読めない人・知りたがりな人」2パターン対処法
では、もしそれでも突っ込んで聞いてくる人がいたらどう返しましょう。
まず、こちらが「ちょっとね…」と言葉をにごしているにも関わらず、更に突っ込んでくるツワモノは、大きく2パターンに分かれます。
1.空気を読めない人(悪気はない)
2.知りたがりな人(悪意がある)
どちらのパターンでも使える対処法をおしえます。
困った顔で「ちょっとね…」をもう一度繰り返してみる。
こちらが「ちょっとね」と言っているにも関わらず、更に突っ込まれたときは、もう一度同じセリフを繰り返してみましょう。
さっきより少し困った顔をして「ちょっとね…」と繰り返します。
もし、相手が空気を読めない人であれば、基本的に悪気はありません。
単純にリスカを知らなかったり、察しが悪いだけです。
二度三度と同じセリフを返すと、さすがに気づいて話を引き上げてくれます。
ただし、空気を読めない人の中には、若干アスペルガーが入っているなど「会話で相手の気持ちを読めない・相手の感情を想像するのが苦手」という方もいます。
また、空気を読めないのではなく
「悪意を持った知りたがりの人」だった場合、
この程度では引き下がらないどころか、逆に、嬉々として根掘り葉掘り聞こうとしてきます。
しつこい・引き下がらない場合は、次の対応をしてみてください。
しつこい・引き下がらない相手には「ハッキリ伝えて、その場を去る」
「ちょっとね…」を繰り返したにも関わらず、さらに突っ込んで聞いてくるなどしつこい人には、こう伝えましょう。
このときは、困った顔ではなく「真面目な表情」でハッキリ伝えます。
そして、相手が次の言葉を言う前に、その場を去ります。
知りたがりな人の中でも「他人の不幸は蜜の味」タイプは厄介です。
他人の不幸やネガティブな状況に目ざとく反応し
「相手の弱みを握って自分が優位に立ちたい」という悪意を持って近づいてきます。
また、アスペルガー寄りの人も、にごした表現では伝わりません。
どちらの相手も、うやむやにすると更にめんどくさいことになります。
2人のやり取りが目立ってしまったり、周囲に言いふらされる可能性もあるからです。
「ハッキリ断り、その場で終わりにすること」で、
それ以上のやり取りや面倒を避けるのです。
後日、同じ相手が近づいてきたときは無視でOKです。一言も口を利かず、すぐその場を離れましょう。
悪意のある知りたがりな人間とは、一切関わらないのが「最善の策」です。
あなたがハッキリ言えないタイプでも「ギャップ」が助けになる
以上を、まとめると
もし、リスカがバレた・バレそうになったときは
もしかしたら、あなたは「NOを言えない」「ハッキリ伝えることが苦手」かもしれません。
だから、ギャップを使うのです。
最初は「困った顔」をしていた人が、突然「低くゆっくりした声」を出すと、それだけで相手はびっくりします。
最初の弱々しい雰囲気から一変したように感じるのです。
ギャップを作ることで、自然と「すごみ・迫力」が出ます。
知りたがりな人も、それ以上は追求しづらくなります。
言い訳やギャップの作り方は慣れも必要です。
いきなりうまくはできないと思うので、誰もいないところで、ちょっと練習してみると良いですよ。
リスカやめたい小中学生のあなたへ。「少し安心できる場所、信頼できる人」を見つける方法
ここまで、リスカの言い訳やめんどくさい人への対処法をお伝えしてきました。
しかし、あなた自身も傷を隠したり言い訳を重ねる毎日は、しんどいものですよね。
もし、身近な友人など心を許せる人がいたら、
正直に打ち明けてみるのも一つの方法です。
でもきっと、そういうことを話せる人がいないから、なんとかして隠そうと努力しているのだと思います。
「リスカのことは知られたくない、やめられるものならやめたい…」
ずっとそう思っているけれど、やめられないのかもしれませんね。
親や家族にも隠し続けてきたり、あるいは、見て見ぬ振りをされたり全否定されたりしてきたのかもしれません。
あなたの本当の気持ちや苦しさを「正確に理解できる人」はいません。
それでも、「辛い気持ちを分かち合いたい、少しでも支えになりたい」と考える人たちもいます。
今まで、そういう人に出会えなかったかもしれません。
でも、あなたの近くに誰もいないわけではありません。
たとえば、学校であれば、保健室の先生やスクールカウンセラーの所に行って少し話をしてみませんか?
いきなり、リスカの話をしなくて良いのです。
「ちょっと疲れちゃって」とか「さいきん嫌なことが多くて」とかでもいいですし
「特に話したいことはないのですが」とか「1人で過ごしたくて」でも大丈夫です。
保健室やカウンセラーの先生は、無理に話を聞くことはありません。あれこれ質問を繰り返したり、一方的なアドバイスをしてくることもありません。
面と向かって大人と話をするのはちょっと…と感じるのであれば
「宛名のないメール」をのぞいてみるのはどうでしょう。
このサイトは、誰かに話を聞いてほしいときに、ありのままの気持ちを打ち明けられる場所です。
ここには、相手の気持ちを否定や批判するのではなく「そのまま受け止めよう、分かち合おう」とする人たちが集まっています。
彼らもまた「辛いことや苦しみを抱えてきた人・今も抱えている当事者」だったりするのです。
もし、夜中にどうにも辛くなってムシャクシャしたり、何もかも嫌になって発狂しそう、自分を痛めつけたくなったら
24時間子供SOSダイヤルを思い出してみてください。
電話が苦手な方は、LINEやチャットで話せるSNSもあります。
あなたの居場所は「自宅や学校」だけではありません。
少し気を許せる人や安心して過ごせる居場所が見つかることを願っています。
「火傷しちゃった」