子供は、親を選んで生まれてくることはできません。
裕福な親、貧乏な親の元に生まれてくるかは子供は選ぶことができず、親の経済状況によって子供の将来に大きく影響を与えます。
貧乏な家庭の場合、自分の学歴や結婚に少なからず影響は出てきてしまいます。
将来、自分の行きたい大学に行けなかったり、結婚して義実家との違いに悩まされたりと様々な問題があるのが現実です。
「なんでこんなことになったんだろう…」、「貧乏な親を許せない」などと思ってしまうこともありますよね。
そんな自分が嫌になってしまうあなた。
決して、あなたが悪いわけではないんです。親を許せないと思ってしまうのは仕方がないことなのです。
あなたの気持ちが少しでも和らぐように、許せない気持ちとどのように向き合っていけばいいのかご紹介していきたいと思います。
親を許せない心理と対処法。許すのではなく「諦める」
親が貧乏だったことによって苦しい思いをしたり、夢をあきらめてしまったりする方も多くいます。
そんな親を許せない心理とどのように向き合っていけばいいのか悩みますよね。
私自身も裕福な家庭で育ったわけではなく、大学進学も悩んで奨学金で進学しました。
子供の将来は、親によって大きく左右されてしまうからこそ、貧乏な親を許せないという気持ちが大きくなってしまいます。
しかし、その「許せない」という気持ちが怒りや虚しさとなり、自分自身をマイナスへと導きずっと苦しめてしまうのです。
ずっと苦しむ人生を歩むなんて悔しすぎますよね。
「許す」ということは、簡単なことではありません。
親に生活を変えてもらうことも簡単ではありません。
それならいっそのこと、許すのではなく「諦める」という選択肢を取ってみてください。
「こういう人だから仕方がない」と思うことで自分の気持ちを割り切れるようになります。
それでも怒りが収まらない時は自分の気持ちを吐き出すこともとても大切ですよ。
例えば、メモに自分の気持ちを書き出すだけでも、少しスッキリすることができます。
私は性格上、考えすぎてもどうにもならないと思うタイプなので、親のことで悩んだ時にも「しょうがないか」と割り切ることができました。
やはり最初はなかなか気持ちが追い付かないこともありましたが、時間が経つにつれて自分の気持ちと向き合うことができました。
時間がかかってもいいので、諦めてみると自分の気持ちも前向きになっていきます。
許せない人を許す方法、それは「許せない自分も許す」こと
許せない人を許すということは、先ほどもお伝えした通り、そう簡単なことではありません。
許してしまうことで、自分が損をしているようにも感じてしまいます。
しかし、そのような気持ちを抱えたまま生きていくことは、息苦しく辛いものとなってしまいますよね。
許さないということは、ネガティブな気持ちを持ち続けることになり自分自身を苦しめ続けてしまいます。
それは、自分にとってとても損なことです。
許す方法ではなく、「許せない自分も許す」ということを試してみてはいかがでしょうか?
親のことを理解したうえで「こういう人なんだ」と思うと気持ちが楽になりますし、自分を許すことで前向きになり人生を見つめなおすことができます。
許せない、苛立ってしまう気持ちを持つことは人間として当たり前のことです。
そんな自分を認めてあげることで自分らしさを取り戻すことができるでしょう。
まとめ
許すことはとても難しく、抱え込んでしまうと自分を苦しめ続けてしまいます。
自分らしく生きていくためにも相手を許すのではなく「仕方がない」と諦めてみたり、許せない自分自身を許してあげたりしてみましょう。
そうすることで少しずつ前向きな気持ちに切り替えていくことができるようになります。
相手を許せないという怒りや悲しみは当たり前の感情です。
自分がどう受け止めるかで、人生にも大きく影響してくるのでまずは自分のことを許してあげることから始めてみてはいかがでしょうか?