二人目妊娠のときのつわりで何が一番つらいかと言ったら、上の子のお世話ですよね。
自分は吐きそうでも、子供には食事を与えないといけませんし、
上の子がまだ小さいと、目が離せなくて余計大変です。
加えて、実家が遠方で頼れなかったり、旦那さんの勤務が忙しくてなかなか育児に関わってくれなかったりすると、つわり&育児&ワンオペの三重苦。
家事も外出もままならないぐらいつわりがひどいと、上の子のお世話も満足にできません。
つわりがあまりに重症化して、水分も十分に摂れないような場合は入院することがあります。
また、つわりがおさまったとしても、妊娠中は切迫流産などでいつ入院になるかわからないですよね。
入院になってしまったら、上の子はどうすればいいのでしょうか。
今回は、つわり時期の家事や上の子の育児の乗りきり方や
行政でおこなっているさまざまな育児サポート、
入院時の上の子の対処方法についてお話します。
2人目妊娠つわりがひどい 上の子の世話テレビばかりでいいじゃない
まだ上の子が小さいと、食事や排せつ、遊びなどと手がかかります。
気持ちが悪くて食事の世話をするだけで、もう限界・・・という状況で、遊びの相手まで
してあげられないですよね。
必然的に、室内でDVDやYouTubeなどを見せてやりすごす、というパターンに尽きます。
テレビばかり見せている・・・と罪悪感にさいなまれてしまうかもしれません。
でも「ここは仕方ない」と割り切ってしまいましょう!
だってあなたが休むためには、これが一番子供が集中して静かにしていてくれるのですから。
他県に住む私の親友も、つわりがあまりにひどくて何も食べられず、2歳の長男を公園に連れ出すこともできない、旦那さんも営業で夜遅くなにも手伝ってくれない・・・・などと泣きそうなLINEが何度も来ました。
遠方だったので助けてあげることもできず、とりあえずLINEで励ましていました。
結局つわりがおさまらない彼女は、数か月前倒して里帰りし、地元の認可保育園の一時預かりに長男を預けることができました。
彼女のご両親は働いていたので、家事まで甘えることはできなかったそうですが、日中長男を保育園で預かってもらったことで、だいぶ楽になったようでした。
周囲に協力を求めることを、ダメな母親かもしれない、と躊躇してしまうお母さんがいるかもしれません。
でも、育児においてまわりの協力をあおぐことは当然のことだと思います。
堂々と、いろんな助けを借りていいんです。
他にも助けになる方法はありますよ!
民間で提供しているサービスを有料で利用する。
・ベビーシッターを利用する。
・ホームヘルパーや家事代行を利用して掃除や洗濯、家事などをお願いする。
・おうちコープやワタミの宅食など、食材の宅配サービスを利用する。
ベビーシッターや家事代行はお金がかかったり、
トラブルが起きた事例もあるので躊躇してしまうかもしれません。
しかし、どうしても!というときにすぐ利用できるように、
どのような業者があって料金はいくらぐらいなのかを下調べをしておくだけでも気持ちが違いますよ。
行政で提供しているサービスを利用する。
・ファミリーサポートセンターに登録して利用する
・子育て支援センターの一時預かりを利用する。
・認可保育園での一時預かりを利用する
行政のサービスもお住まいの自治体でさまざまです。
地方だと認可保育園の一時預かりの枠があっても、都心では難しいという状況もあります。
ファミリーサポートも、万が一に備えてとりあえず登録だけしてみるのもオススメです。
一時預かりだけでなく、園へのお迎え代行などの手助けもしてくれるサービスだからです。
私の住む地域には大きな子育て支援センターがあり、育児に疲れるとよく利用していました。
疲れた顔をしてボーっとしていると、スタッフの方が声をかけてくれて、気持ちが少し晴れたりしました。
身近な家族や友達など頼れそうな人をすべて頼る。
・夫の有給休暇などをお願いする。
・夫に家事の分担をお願いする。
・実母や義母(義姉や義兄家族など)に家事の一部や数時間子供の預かりをお願いする。
・近所のママ友などに助けを求める。
身近な人を頼ることが、実は一番難しいことだったりしますよね。
旦那さんに協力をあおぐ場合は、やってほしい家事を紙面に書き出す、などして
簡潔でわかりやすい提示の仕方を心がけると伝わりやすいです。
夫に家事や上の子のお世話をお願いするコツ
旦那さんの中は、つわりのなにがそんなに苦しいのか理解できなかったり、なにを手伝ってよいのやら全然わからない、という人もいます。
ですので、つらさを訴えるのではなく
「〇〇をやってほしい。」「10個ある家事のうち、コレとコレだけ分担してほしい」などと、
仕事と同じようなスタンスで、わかりやすい頼み方をすると
意外とあっさり理解してくれたりします。
また、具合が悪すぎて口で説明するのがしんどいときもありますよね。
そういうときのために、私はわかりやすいイラスト入りの説明書を書いて貼っていました。
義母や親戚に頼むことも、気がひけますよね。
私も休日仕事の日に、義母や義姉に子供を預けることが最初は抵抗がありました。
でも、それも最初だけでした。
もう亡くなってしまった義母に、もっと子供のことをお願いして成長をみてもらえばよかった、と今では後悔しているほどです。
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コロナ感染症予防の観点で、なかなか頼みづらい状況ではありますが、
思い切って助けを求めてみたら、案外うまくまわるかもしれません。
なかには
「つわりがひどくて、旦那さんの好物の料理が作れないので、一週間分のおかずの作り置きを届けてもらえませんか。」
とお義母さんにお願いしたママもいたようですよ。
ワンオペ育児 つわりで入院、上の子どうする?役所や児相、保健所で情報収集
もしも、つわりが重症化して入院ということになったら、上の子の身の回りの世話はどうしましょう?
妊娠中は、何か起こるかわかりません。出産も急に早まるかもしれません。
万が一に備えて、下調べや情報収集を行いシュミレーションしておくことは大切なことです。
いずれ出産となれば、必ず入院となるので、いまのうちに上の子の世話(日中&夜間)をどのようにするのか、家族で話し合っておきましょう。
上の子の託児があり一緒に入院できる病院を選ぶ
大きな病院のなかには、出産時に上の子の託児がお願いできる産院があります。
そのような病院だと、ママも安心ですね。
遠方の両親または義両親に預ける、もしくは泊まり込みで来てもらう。
現在はコロナ感染症の影響でかなり減っていますが、約40%~45%の人が、遠方の両親や
夫の両親に来てもらって助けてもらっているようです。
早めの里帰りを検討する。
わたしの友人のように、里帰り出産の予定であれば、早めに里帰り先の病院に入院してしまうことも選択肢のひとつです。
日中は認可保育所や認定こども園の一時預かりを利用、夜は夫が面倒をみる。
仕事の調整が可能な旦那さんなら、普段より早く帰宅させてもらって上の子の世話をがんばってもらう方法もあります。
もしお迎え時間が間に合わない場合、降園から夫の帰宅までの数時間をファミリーサポートを利用するということもできます。
認可保育所に一時預かりの枠が開いているかどうかなどの相談は、直接園に連絡をするか、市役所のこども課で相談ができます。
子育て支援センターなども一時預かりを受け付けているので、お住まいの自治体のサービスを調べて問い合わせてみましょう。
どうしても預け先がない場合は、母子保健センターや児童相談所に相談に行きましょう。
夫が単身赴任中や海外出張中などで不在で、実家や義両親の助けもかりられない場合は、
児童養護施設で7日間まで宿泊して一緒に生活できる、子育て短期支援事業というものもあります。
どうしても預け先がなくて困っている場合は、早めに相談してみましょう。
まとめ
終わりの見えないつわりに、つい絶望的な気持ちになってしまいますが、
日々の家事や上の子のケアをするためのサービスや方法は意外とたくさんあることがわかりましたね。
出産後の予行練習として、旦那さんにもうすこし協力してもらう事が理想的ですが、
平日はなかなか仕事の都合がつけられないことも多いです。
せめて、休日ぐらいは上の子を外に連れ出してもらい、ゆっくりと休めると良いですね。
一人で無理をせずに、どんどん周りに助けを求めて、
元気な赤ちゃんの誕生を待ちたいですね。