美味しい栗きんとんを作るためには、さつまいも選びが大切です。
芋好きの筆者といたしましては、
どんな芋で作ってもそれぞれ違った美味しさがあると考えていますが…
今回は、スーパーで手に入りやすい点も考慮し、「鳴門金時」をおすすめします♪
栗きんとんのように冷蔵庫で保存のきくお菓子を作る際には、水分量が多すぎる芋は向いていません。
さつまいもは、収穫から時間が経てば経つほど水分が抜け、デンプンが糖化し、甘く変化していきます。
鳴門金時の収穫時期は8月〜9月ですので、秋頃から冬にかけてが食べごろとなります。
美味しそうな鳴門金時を見つけた際は是非、栗きんとんを作ってみましょう!
ちなみに、鳴門金時は栗きんとんだけでなく、天ぷらや焼き芋などにも向いている万能なお芋です!
※鳴門金時がスーパーに並んでいない場合は、同じく万能な芋である金時いもで試してみてください。
栗きんとん、さつまいもだけなら【甘みの強い品種】を選ぶ!
栗きんとんの主な材料といえば、
・ 栗
・ さつまいも
・ くちなしの実 (色付け用)
ですが…栗が手元にない場合でも、栗きんとんを作ることは可能です!
栗きんとんならぬ、芋きんとんですね。
栗の甘みが足りない分、甘みの強いさつまいもを選べば美味しい芋きんとんになりますよ。
さつまいもといえば「ほくほく食感」が人気でしたが、近年の蜜芋ブームによりスーパーでも目にすることが増えた、しっとり、ねっとり、あま〜い品種をご紹介します。
・ 紅はるか
「はるかに甘い」というコンセプトで登場した、割と新しい品種です!
甘くてしっとりしています。
「ねっとり」というほどではありませんが、そのやりすぎない食感が上品さを引き出し、しっとりとほくほくのいいとこ取りで後味スッキリ食べられるのが魅力です。
焼き芋やスイートポテトなどにも向いています。
・ シルクスイート
ねっとりなめらかだけど後味スッキリという、ほくほくとねっとりのいいとこ取り系お芋です。
こちらも新しい品種で、名前の通り絹のような「とにかくなめらか」な食感がお芋ファンを虜にしています。
とっても美味しいですが、スーパーではなかなか見かけない代物です…!
もし見つけたら迷わずゲットしましょう!
2か月ほど寝かせれば、今までに味わったことのない美味しさに芋を二度見すること間違いなしです。
・ 安納芋
最近ではコンビニで安納芋のペーストを使った中華まんが販売されるなど、かなり世間に浸透している品種です。
とにかく甘く、ねっとりとした食感はもはやスイーツの域に達しています。
水分は多いですが、それが甘さの秘密でもあります。
中には蜜が詰まっており、糖度が40度を超えるものも…!
収穫から1ヶ月ほど寝かせると糖度が上がりますので、ひとつずつ新聞紙に包んで、段ボールなどに入れて保存しておくといいですよ。
栗きんとん安納芋なら砂糖無&レンジで超簡単!色良・柔らか・甘い
それでは、安納芋を使った「簡単栗きんとん」のレシピをご紹介します。
1 安納芋の皮を厚めに剝きます。
(薄く剥いてしまうと黒ずむことがあります。必ず厚めを心がけてください。)
2 レンジ対応容器に水を張り、30分ほどアクを抜きましょう。
(途中何度か水を替えましょう)
3 水を捨て、新しいお水とくちなしの実を入れてレンジアップします。
(600w5〜6分)
4 芋が柔らかくなっていたら、水気を切ってから芋をつぶしましょう。
(ザルで裏ごし・フォークで潰す・マッシャー・フードプロセッサー・ハンドミキサーなどなど…潰せるならなんでもOKです!)
5 芋をなめらかに潰せたら、もう一度レンジアップします。
(600w2分)
6 最後に、栗の甘露煮を混ぜて完成です!
腰が抜けるほど簡単ですね〜!
ねっとりあま〜い安納芋なら、本来であれば大量投入するお砂糖や、増税後に買うのはちょっと苦しいみりんは必要ありません!
電子レンジを使えば、ず〜っとお鍋を混ぜ続ける必要がないのも嬉しいポイント♪
ヘルシーで家計にも優しい、安納芋の栗きんとん。
是非一度お試しくださいね。
※レンジアップの分数は、様子を見て加減してください。
まとめ
いかがでしたか?
すっかり秋めいてきて、温かいお茶が美味しく感じる今日この頃。
お茶の隣にそっと栗きんとんを添えておけば、いつものお茶がもっと美味しく感じるはずです。
お好みでレーズンや煮りんごを入れても美味しいですよ。
簡単栗きんとんで、あなたの食欲の秋をさらに充実させちゃいましょう♪