ポップを作る際、ホコリなどの汚れから守る為にラミネート加工をすることはよくあると思います。
しかし、一度ラミネートしただけではなんとなく頼りない…
そんな時、もう一度ラミネートすればとっても丈夫になるってご存知でしたか?
しっかり厚めにラミネートしたポップで、お客さんの目線を集めましょう!
上手に成功する方法を、以下で詳しく解説しますね。
ラミネート2枚重ねしたい!2回通す際はしっかり冷ましてから
ラミネート加工を重ねる上で重要なのは「温度」と「厚み」です。
まずは「温度」についてお話しします。
2回目のラミネートをする場合は、
熱でふやけたフィルムが機械に絡んでしまう可能性があります。
必ず、しっかり冷ましてから行いましょう!
ラミネートフィルムは2枚重ねより超厚口!おすすめは?
販売している会社によって素材は違ってきますが、
3層構造のラミネートフィルムの方が、波打ちやシワが入るなどの失敗は少なくなります。
>ポップにするなら、断然3層構造がオススメです!
▼超厚口のラミネートフィルム
厚手の場合、フィルム1枚あたりの単価は高くなりますが、
2枚重ねで失敗&やり直しするリスクや手間を考えると、最初っから専用フィルムを使うほうがストレスフリーですね。
ラミネート2枚重ねのポイント「厚み」
続いて、フィルムの「厚み」についてお話ししますね。
ここで少し、ラミネートフィルムの構造についても触れておきます。
ラミネート加工に用いられるフィルムは、安価なものは2層構造、高品質なものになると、上記の2層の間にもう1つ素材が挟まれている3層構造のものがあります。
どの商品も、一番外側の素材が最も融解温度が高く、ラミネートしたい面にある素材は、低めの温度で融解する仕組みとなっています。
外から熱を加えたときに全てのフィルムが溶けることなく、きれいにラミネート加工を施せるのには、こんなカラクリがあったのですね。
ラミネートを重ねる場合、ラミネーターに入る厚さまではフィルムを重ねることができます。
余白が残っている場合は、切り落としてから2度目のラミネートをすることできれいに仕上がりますよ。
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ラミネート適温はフィルム厚で異なり厚手だと高め必要
ラミネートフィルムが厚くなればなるほど、熱も満遍なく伝わりません。
その場合、それなりの高温が必要になってきますが、一気に温度を上げてしまうと波打つ原因となります。
まずは低温(約100度)からスタートし、様子を見てください。
温度が適温にならずムラができてしまった場合は、すぐに温度を上げて、もう一度ラミネーターに通してみましょう。
これできっとうまくいきます!
(万が一失敗した時用に、原紙のコピーを多めに用意しておいてくださいね!)
ちなみに…
重ねたラミネートが綺麗にできた場合でも、「まだ厚さが全然足りない!」と感じたら、フィルム自体の厚さを変えてみるのも手段の1つです。
一般的に、ラミネートフィルムの厚さはμ(ミクロン)で表記されています。
100ミクロン=0.1㎜相当となっており、以下の順で厚みが増していきます。
・ 100ミクロン(0.1㎜)
・ 150ミクロン(0.15㎜)
・ 250ミクロン(0.25㎜)
・ 350ミクロン(0.35㎜)
数字だけでは想像が難しいかと思いますが、250ミクロンまでいくとプラスチックほどの固さになりますので、ポップなどではなく、看板に使われたりしています。
フィルムの厚さと比例し、硬く・重く・丈夫になっていくのですね。
一般的なポップに使用されるものは、最初に登場した100ミクロンです。
100ミクロンの次に丈夫な150ミクロンにすれば、100ミクロンのものよりしっかりしていますし、反りにくいのも嬉しいポイントです!
それよりも厚い250ミクロンになると専用ラミネーターが必要になってきますので、手近に試せるのは150ミクロンまでですが…
たった50ミクロン、されど50ミクロンといった差が生まれます!
「ポップの厚みが足りない!」と感じられたら是非お試しください♪
まとめ
いかがでしたか?
ラミネートする上で大事な「温度」と「厚さ」についてしっかり理解することで、丈夫で素敵なポップを作成できます!
販売促進につながる、大事なポップ…!
お客さんが思わず「おっ」と言いたくなるものを目指して頑張ってくださいね♪