近年ますます過酷になっている保育園問題。
待機児童の多い地域だと、フルタイムの共働きでも入園出来ない所も珍しくありません。
そんな地域だと求職中で保育園に入園申請するのは絶望的ですよね。
なんとかして私も働かないと…でも預け先である保育園が確保できないと就職出来ないって、どうしたらいいの?
ジレンマに陥っているママさんも多いことでしょう。
悩んだ末に、もしあなたに自営業の知人や親戚がいたら、
こうなったら親戚に就労証明書を頼んで書いてもらおうかな。就職はするつもりだし
なんて甘い考えに惹かれていませんか。
でも、これは違法であり、とても危険な考えです。
バレたらせっかく入園しても即・退園させらせることもあります。
どうしてバレるのか、バレたらどうなるか
これからご紹介するのでよく考えてみて下さい。
また、保育園の就労証明書を「自分で書く」のは、やり方次第ではオッケーだったりします。
どういうことか合わせて確認してみてください。
保育園に通わせてるが働いていない…なぜバレる?どこからバレた
保育園に入園のために、知人や親戚が就労証明書を偽造するという行為。実は昔からあったようです。
中には『農業の手伝いをしている』という理由で通園している方もいました。
昔は今ほど保育園問題も深刻ではなく「待機児童」という言葉もありませんでした。役所の審査も甘かったのでしょう。
しかし、今は違いますよね。
保育園入園のために少しでも点数を稼ごうとする時代です。
自営業できちんと働いて収入を得ている方でさえ、沢山の書類提出を求められて、役所に厳しく審査されます。
→【図解】保育園 自営業は不利?入りやすい?コロナ不況で自宅起業はあり?
偽の就労証明書で保育園に入園できる地域もある?
ただ、待機児童がいない地域(子供が少ない地域)などの場合、比較的書類審査が甘い所もあります。
その場合、偽の就労証明書だけで保育園入園が決まる事もあるでしょう。
実際、ある田舎暮らしのママ友の話では、子育て世代の人口が少なすぎることから保育園の空きが多く「働いていないママの入園もウエルカム状態」だったそうです。(あくまで個人の体験談ですが)
しかし、基本的に保育園は「働いている親に代わって保育をする施設」であり、
保活激戦区であれば「保育園の空きを待っている家庭も多い」です。
偽造はダメという論理的な話はもちろんですが
どこからバレるのでしょう?
バレたらどうなるのでしょう?
ママ友や保育園からの情報提供
まず考えられるのは、
保護者や保育園からの情報提供です。
服装やお迎え時間などなんとなく異変を感じられたり、働いているはずの時間に買い物やランチしているところを見られているなど
わざわざ役所に言わないだろうと思うかもしれませんが、第三者からの情報提供により判明することが多いそうです。
▼また、意外なところでは「子どもの話からバレる」ことも…!
保育園 親の無職がバレる経路は「子ども」?!偽造がバレたらどうなる?
保育園 就労証明書を親戚が書いてバレる理由
また、就労証明書の捏造も問題です。
「親戚だからバレることはない」と安心していませんか。
たしかに親戚ならば就労時間など書類の融通がききますし、役所や保育園から確認の連絡がいっても対応してもらえるでしょう。
でも、バレる可能性はあるのです。
まず、管轄の役所によっては確定申告や源泉徴収の提出を求められます。
働いていなければ「あなたの収入」はありませんよね。
「収入証明まで偽造すればいい」と考える方には
そもそも就労証明書の偽造は私文書の偽造、及び行使という立派な罪になる点を知っておきましょう。
バレるとあなただけでなく、就労証明書を作成してくれた知人や親戚も罪に問われる可能性があります。
保育園から「職場に電話」でバレるケースも
また、職場というのは子供が発熱した時の緊急連絡先でもあります。
これにより、本来職場であるはずの偽造先に保育園から連絡が入り、その時に対応した従業員が、偽造の件を知らずにバレたという例もあるそうです。
いくら気をつけていてもどこからでもバレる可能性はあるということですね。
保育園の就労証明書を自分で書く→【家で働く自営業なら大丈夫】
最後に。
保育園の就労証明書を「自分で書いて提出する」
働いていないのに書類を作れば偽造・不正に当たりますが、真っ当なやり方もあります。
それは『家で働く自営業になる』ということ。
▼詳しい方法・注意点はこちらをどうぞ。
まとめ
どうしても保育園に入園させたい時に、甘い条件に誘われたら迷いますよね。
ついついつられそうになる気持ちもよく分かります。
しかし、周りに同じように、就労証明書を偽造して保育園に入園している人がいたり、
自営業の知人、親戚が快く引き受けてくれたとしてもやめましょう。
他の人がバレていないからといってあなたがバレないとは限りませんし、
何より違法です。
偽造で入園することが出来て、せっかく子供が保育園に慣れた頃に偽造がバレてしまったらどうでしょう。
楽しく過ごしていた保育園を退園しなければいけなくなります。
国の保育園不足が何よりの問題ですが、
入園後のことを考えて、保育園の入園申請は正しい情報で行いましょう。