こどもの日に食べる「柏餅」。
お餅にあんこをたっぷりはさみ、
柏の葉っぱで巻いた定番和菓子です。
シンプルで少し懐かしい味の柏餅、とても美味しいですよね。
さてこの柏餅、お餅を包んでいる葉っぱが
2種類あるということをご存知でしたか?
実は「茶色」と「緑色」の2色があるんです!
茶色と緑色、それぞれに違いはあるの?
地域によって変わるの?
そこで今回は、柏餅の葉っぱについて調べてみました。
柏餅の葉っぱ「茶色と緑色」の違いとは?
柏餅を包んでいる葉っぱは、
「カシワ」という木の葉っぱです。
柏の葉というのは、新芽が育つまで古い葉が落ちない
という特徴があるので、子孫繁栄を願って、
縁起を担ぐために食べられるようになりました。
その始まりは江戸時代からだといわれています。
もともとは緑色の葉ですが、保存するために
蒸して塩漬けにする過程で茶色に変わります。
これが柏餅の葉が2色のパターンになる理由なんです。
ちなみに茶色だから古い葉っぱ、というわけではなく、
今では保存技術が進化しているので、
緑色を保ったまま保存された葉も多いです。
それでも未だに茶色い葉の柏餅があるのは、
昔からの伝統的な製法で作っているということですね。
ちなみに、地域によってはカシワの葉ではなく、
よく似た「サルトリイバラ」という
植物の葉が使われることも。
こちらはカシワがあまり取れない関西地域に多いようです。
柏餅の葉は食用?飾り?食べると毒?不味い?
結論から言うと、柏餅の葉は「食用ではありません」。
もちろん食べても毒ではないのですが、
硬くて美味しくないのです。
できれば外して食べた方が、
美味しく食べられそうですね♪
ちなみに桜餅の葉は食べられますし、
ほんのり塩味で美味しいのでオススメです。
柏餅の葉が食べられるのでは?となったのは、
この桜餅と混同されやすいからかもしれません。
柏餅の葉っぱ代用するには?安いビニール製は輸入物に押され減少傾向
カシワの葉っぱ国産品だと高く、
中国からの輸入物が多いそう。
中には国産でも、先ほどご紹介した
サルトリイバラという木で代用することも。
また、ビニールやプラスチックで出来た
安価なものもあるのですが、
見た目が安っぽいのと、本物の香りには叶わないということで
輸入物の勢いに負けそうになっているようですね。
(↑意外と安かった。)
今年は気合いを入れて柏餅も手作りしたい!
なんて方はぜひ調べてみてくださいね。
まとめ
筆者も大好きな柏餅。
いつも桜餅と間違えて、
葉っぱまで食べようとしてしまっていました。
カシワの葉は筋が多いので、
決して美味しいものではないんですよね。
もちろん葉っぱも食べたい!
と言う方は食べてもOKですよ!
やはり美味しく食べることが、一番大切です。
美味しく食べて、こどもの日をお祝いしましょうね!