みかん箱や家具など、重量物が梱包されている頑丈なダンボールに、金属(銅)の留め具が使われていることありますよね。
大きなホッチキスみたいなこの金属の留め具。手で外すには固くて、なかなか取れなくて手こずります。
この記事では、ダンボールの金属の留め具を安全に、そして簡単に外す方法を詳しく解説します。
ダンボールの金属の留め具を外すのに必要な道具はペンチ!
頑丈なダンボールの蓋を留めている金属の留め具を外すには、まずは工具を準備しましょう。
以下のアイテムがあれば簡単に作業できます。
- ペンチ:留め具をつかみ、曲げたり外したりする際に必須。
- 軍手:手を保護するための必須アイテム。
- 保護メガネ(必要に応じて):金属片が飛ぶリスクがある場合に装着。
これらの道具がない場合は、プライヤーやニッパー、大型カッター(※)で代用することも可能です。
(※カッターやニッパーで開ける方法については後述します)
初心者でも簡単!ペンチでダンボールの金属留め具を外す方法
ダンボールの金具をペンチを使って外す方法はシンプルで、特別な力も必要ありません。
以下の手順を試してみてください。
1.ペンチで留め具をつかむ
ペンチで金属の留め具の真ん中、または端(曲がっている部分)をしっかりつかみます。
画像では、金属の真ん中をペンチで挟んでいます。
2.ペンチをゆっくり動かす
留め具を左右に軽く動かしながら、持ち上げるように引っ張ります。
テコの原理で、少しずつ左右にひねりながらでも、持ち上がります。
金属の片側が外れました。
反対側も同様に外していきます。
ニッパーで真ん中をつかんで、
ニッパーを少しひねる感じで、上に持ち上げると、簡単に外れます。
梱包の外しにくい金属留め具の対処法|ペンチが無い場合は?
ペンチが無い場合や、留め具が硬い、作業中に留め具が外れにくいと感じた場合は、無理に金属を外そうとせず以下の方法を試してみてください。
カッターで周りを切り取る。
カッターで留め具の周りのダンボールごと切り取る方法です。
金属留め具の付いたダンボールは厚手のものが多いため、大型カッターを使うと作業しやすいです。
留め具の周り5〜10cm四方を目安に、ダンボールに切り込みを入れて、外します。ダンボールの中身を傷つけないよう慎重にカットしてください。
小片に切り取ってから、金属とダンボールに分別しましょう。
カッターを使う場合も、安全のために軍手をはめて作業しましょう。
ニッパーで金属を切断する
ペンチに似た形の道具に「ニッパー」があります。
ニッパーは、銅線や鉄線などの線をカットするための専用工具です。硬いものを切ることができる道具ですので、金属の留め具を切断するのにも向いています。
鋭い刃が付いていますので、慎重に作業してください。
外した金属留め具の処理方法と安全対策
外した金属留め具は、適切に処理することが重要です。以下の方法で安全に処分しましょう。
分別ルールを守る
地域ごとのゴミの分別ルールに従って、不燃ゴミや資源として処理します。
安全対策を忘れずに
他人が怪我をしないよう、金属片は新聞紙や布で包んでから捨てるのがおすすめです。
金属留め具を外した後のダンボール活用アイデア5選
留め具を外したダンボールは捨てるだけでなく、再利用も可能です。以下の活用アイデアを参考にしてみてください。
1.収納ボックスにする
ダンボールの蓋部分をカットして、整理用のボックスとして活用。
2.子どもの工作素材に
ダンボールは軽くて加工しやすいので、自由工作の素材に最適です。
3.猫の遊び場に
ペット用の遊び場や爪とぎとして再利用する人も多いです。
4.ガーデニングで使う
マルチング材や雑草防止シートとして庭で活用できます。
5.リサイクルに出す
資源回収に出して新しい製品に生まれ変わる手助けをしましょう。
まとめ
金属留め具を外す作業は、道具を揃えて手順を守れば誰でも簡単に行えます。
ペンチまたはカッター、軍手を準備し、安全対策を整えることが大切です。
留め具が硬い場合は、無理をせず適切な工具や方法を試してください。
外した金属やダンボールも環境に配慮して処理や再利用を心がけましょう。