仕事や家事で忙しい人もいれば、
勉強や部活に励む学生もいますが、
なかには、毎日ヒマな人もいますよね。
何かすることを見つけなければと、
焦っているかもしれません。
自分はなんて無能なんだろうと、
絶望しているかもしれません。
「時は金なり」なんていうことわざがあるから、
余計、ヒマを悪者に考えがちです。
しかし、実はヒマがあるからこそ、
自分にとって大切なものがわかったり、
新しい考えが生まれたりすることもあると
思いませんか？
ここでは、効率主義の弊害と、
暇が生み出す幸せ・創造性について説明します。
帯に「効率よく生きたいなら、
生まれてすぐ死ねばいい」と書かれた
話題の本も紹介します。
何もすることがない毎日から抜け出したい人の
参考になれば幸いです。
「暇な時間はもったいない」と思ってる？効率主義の弊害と、暇が生み出す幸せ・創造性
コスパはもう昔のことで、
今はタイパが重視される時代です。
何事にも時間をかけないことが、優先されます。
たとえば、主婦のお弁当作りの場合、
昔はなるべく手作りして、
費用をかけないで美味しく作るのを
モットーにしていた人が多いでしょう。
しかし、今は冷凍食品やレトルト惣菜を使って、
とにかく時短でお弁当をつくる人が
多いかもしれません。
コストはかかりますが、
美味しい弁当がつくれますよね。
その代わり、主婦でも家事の合間に
バイトをする人が増えています。
効率重視の世の中なのです。
効率重視で何が悪い？という声も
聞こえてきそうですが、
実はデメリットもあります。
例えば、お弁当作りでいえば、
効率重視で冷凍食品などを多用していては、
なかなか、料理の腕は上がらないかもしれません。
新しいメニューにチャレンジする機会もないかもしれませんよね。
効率重視の場合、
失敗しそうなことに挑戦するなんて、
時間の無駄と思ってしまいそうです。
効率重視で毎日を過ごしている人も、
たまの休日にはあえて暇にしてみるのもおすすめです。
たとえば、いつもしている食事作りも、
あえて時間をかけてみると、
新しい発見があるかもしれませんよね。
家族に食事を用意できる幸せだったり、
作った料理を家族と味わえる幸せだったり、
多忙な毎日で忘れかけていた幸福を
見つけられるでしょう。
効率よく生きたいのなら、生まれてすぐ死ねばいい－『今日、誰のために生きる？』現代日本人に贈られたメッセージ
「効率よく生きたいのなら、
生まれてすぐ死ねばいい」
このフレーズにドキッとした人も多いかもしれません。
『今日、誰のために生きる？』という本の帯に
書かれていたフレーズです。
衝撃的なフレーズですが、
たしかに納得してしまいませんか？
しかし、そんなことはありませんよね。
苦しくもがくことがあっても、
魂がふるえるほどの楽しさや喜びを感じることは
これ以上ないほど価値のあることと、
私は思います。
「今日、誰のために生きる？」の本のなかに出てくる
「効率よく生きたいのなら、生まれてすぐ死ねばいい」の
続きには、人はいかに無駄な時間を楽しむかがテーマと
書かれています。
そして、まず自分のために生きなさいとあります。
現代日本人におすすめの話題の本です。
まとめ
以前の日本はフリーター、ニートという言葉が流行り、
定職に就かない人や家にいる人を
蔑む風潮がありました。
今もタイパが主流で、暇は悪者扱いです。
効率重視の現代日本人は、
毎日時間に追われてばかりで、
本当の幸せを見失っていませんか？
暇な時間こそが、
大切なことを思い出したり、
新しい発想が湧いたりすることもあります。
つらい思いしたって結局死ぬだけなんて、
次の時代を背負う若者たちに
思わせないでください。
生きることの意味や素晴らしさを
伝えていきたいですね。