夜中に近所で工事があると困りますよね。静かに勝手にやってくれるならまだしも、工事の音でうるさくて眠れないとなると迷惑です。
睡眠の妨げになる場合、苦情や通報はどうすればいいのでしょうか?
結論から言えば、役所か警察に相談することとなります。
とはいえ、個人的な意見で、工事現場の進行をストップさせるのは難しいでしょう。
工事の騒音で眠れない場合は、睡眠用の耳栓等を使って安眠を図る方が得策です。
筆者も車の騒音や緊急車両のサイレンなどで起こされるとなかなか寝付けませんが、ノイズキャンセリングの付いたイヤホンを装着して横になると、そのうち眠っています。
夜中に起こされてしまった時用に、布団の側に耳栓を置いておくとイライラせずに済みます。
今回は夜中の工事がうるさい場合の対処法について解説していきます!
夜中の工事は何時まで?水道・道路工事や深夜の工事は「騒音規制法」「振動規制法」の対象
夜中の工事は何時まで許可されているものでしょう。
基本的には午後7時までとなっています。
工事は騒音規制法や振動規制法の対象となっており、それらの法律に乗っ取って行われています。
法律では午前7時から午後7時の間に工事となっているので、本来なら夜中に工事が行われません。
ですが、深夜の工事って結構行われていますよね。
この理由ですが、上記の時間帯はあくまでも通常の工事であり、
必要な理由があれば、深夜から早朝の時間でも申請をすれば工事をすることができます。
例えば、幹線道路や高速道路は深夜に工事を行うことが多いですよね。
夜中の方が車通りが少ないので、交通に影響が出ないためですね。
ですので、夜中に工事が行われている場合は正しい許可を取っているということになります。
道路工事が夜中にうるさい時の苦情・通報先まとめ。自治体や環境省HPで基準値dbをチェック
そうは言っても、道路工事がうるさいと迷惑ですよね。
騒音のせいで寝付けないということになると健康被害も発生してしまいそうです。
工事現場の音がうるさい時、苦情や通報先はどうすればいいのでしょうか?
結論から言えば、役所か警察になります。
道路工事に関しては勝手にやることはないので、必ず自治体の許可を取っています。
それらの許可は役所と警察によるものですので苦情はどちらかに入れることとなります。
しかし、警察の場合、苦情を入れたいといって110番をするのは避けましょう。
110番は緊急時に使われる番号です。
苦情は警察の相談窓口に伝えるようにしましょう。
実際に被害を被っているという状況を伝えれば、何かしらの対処をしてくれる可能性があります。
説得力が増すのは、どれくらいうるさいかを数値で伝えるということです。
上記の騒音規制法では、ある程度の基準値が定められています。
作業内容や工事場所にもよりますが、
工事の際に発生する音量は80db以下にするように定められています。
それ以上の音の大きさが出ていることを伝えられると、比較的動いてくれやすいです。
80dbの音の大きさとしては、地下鉄の車内ぐらいですね。
深夜に家でこのぐらいの音が聞こえたら、相当うるさいことがわかります。
騒音の測り方としては、騒音計を使うのが一番確実です。
騒音計を買って測るのが一番正確ではあるのですが、専門機器ですので結構なお値段がします。
ひとまず測りたいという場合でしたら、アプリでも代用が可能です。
このようなアプリを使って、記録をすれば説得力が増すので配慮をしてくれる可能性が高くなります。
ただ、配慮はしてくれても、工事中止ということは難しいでしょう。
やはり許可をとって計画的に動いている以上、一人の苦情によって工事全体が中止ということは起こりにくいです。
工事現場の音がうるさいけど、耳栓の閉塞感も苦手な人はどうすれば?
苦情を入れてもうるさいと感じてしまう時は、耳栓をして凌ぎましょう。
しかし、聴覚過敏(ミソフォニア)の傾向がある場合、耳栓自体の閉塞感が苦手なこともあります。
耳を塞ぐと音のこもった感じになるのが苦手な人でも使える耳栓としては、KsGearの耳栓があります。
「耳を塞いで聞こえる音を減らす/遮る」という従来の耳栓とは異なり、「基本的に音は全て聞こえるが、神経に来るような苦手な音の苦手な部分だけ取り除いてくれる」というイメージです。
私は工事現場の音や子供の高い声、蛍光灯を箱から取り出す時のキュルキュル音などが本当に苦手だったのですが、それらの音の不快感がこの耳栓によってガリッと削られて聞こえるように感じます。ですので、「とにかく静けさが欲しい!」という人よりも「聞こえないと困る/怖いが聞こえると疲れる/イライラする」という人にピッタリの耳栓だと思います。
大きな音や雑音が苦手な人でも使える耳栓やヘッドホンなど、音対策のバリエーションは近年増えています。
自分に合った対処法がきっと見つかるはずです。
まとめ
夜中の工事ですが、法律よって基本的には朝の7時から夜7時までと定められています。
ただ条件によっては許可を取ることでそれ以外の時間でも工事することはできます。
もし騒音で苦情を言いたい場合には役所か警察署に連絡をしましょう。
ですがその場合でも配慮はされても工事自体を中止させることは難しいです。
なのである程度は自分でも対策をするようにしてくださいね。