いつも無洗米を使っていると、
うっかり普通のお米を洗わないで炊いてしまうことがありませんか？
炊けたご飯を洗うわけにはいかず、
ご飯を捨てるのももったいないですよね。
このまま食べて健康被害はないのか、
米の汚れが混ざっていたり、
臭みが残っていたりしないか心配になる人も多いでしょう。
実は、精米技術が進んでいるため、
米を洗わなくても健康被害の心配もなく、
ほとんどいつもと同じように美味しく食べられます。
もしかしたら、多少ヌカ臭が残るかもしれませんが。
ここでは、普通のお米を洗わないで炊いた場合について、詳しく説明します。
お米を洗わない料理についても紹介します。
お米を洗わないで炊いてしまい
困っている人は参考にしてみてくださいね。
無洗米じゃない米を洗わないで炊くとどうなる？多少ヌカ臭が残る程度
無洗米じゃない、普通のお米を洗わないで炊くと
どうなるのでしょうか？
黄ばむ？ヌカ臭い？心配になりますよね。
実は、米を洗わずに炊いても、
多少ヌカ臭が残る程度で、
もちろん食べても問題ありません。
しかし、やっぱり普通のお米は洗ってから
炊いたほうが美味しく炊けます。
それは、お米を洗うと表面に小さな傷がつき、
水分が吸収されやすくなるからです。
水分を吸収したお米はふっくらと炊き上がります。
お米の表面にはヌカが付いていましたが、
今は精米技術が発達し、
現在売られている普通のお米は
ある程度はヌカが除去されている状態です。
それでも、普通のお米は水で洗った方がよいでしょう。
ヌカは水で洗うだけではとれにくいと言われています。
油分が多いヌカは米同士をこすりあわせることで、取れていきます。
そのため、お米を洗うことを「研ぐ」と言われています。
ヌカのこと以外でも、お米を洗ったほうがよい理由はあります。
普通のお米には精米した時の米の粉が混ざっているからです。
ゴミなどの異物が混ざる可能性もゼロではありません。
また、米の表面に虫の卵が付いていることもあります。
虫の卵は健康を害するリスクは低いものの、
口にしたくはないですよね。
やっぱり、普通のお米は洗ってから炊きましょう。
米を洗わない料理4選！リゾット・パエリア・ピラフ・サムゲタン
日本ではお米は炊くものですが、
世界ではお米を洗わない料理がたくさんあります。
米を洗わない料理を4つ紹介しましょう。
米を洗わない料理の1つ目はリゾットです。
米を洗うと水分を吸収してしまうため、
あえて洗わない米を使います。
洗わない米を使えば、
混ぜるスープをよく吸い込んでくれて、
美味しいリゾットができるのです。
しかし、普通の米を洗わないことには
抵抗がある人もいるでしょう。
その場合は、無洗米を使うのがおすすめです。
米を洗わない料理の2つ目は、パエリアです。
米を洗うと水を吸収してしまい、
ごはんがねっとりとしてしまうからです。
パエリアでは洗わない米を使い、
スープをたっぷりしみこませ、
ご飯をパラパラに仕上げます。
米を洗わない料理の3つ目はピラフです。
洗わない米を油でいため、
米の表面を油でコーティングして、
ご飯の粘り気が出ないようにします。
洗った米を油でいためたら、
油がはねてしまいますよね。
ピラフをパラパラに仕上げるには、
米を洗わないことがコツなのです。
米を洗わない料理の4つ目はサムゲタンです。
内臓を取り除いた若鶏に米やニンニク、ショウガなどを詰めて、
じっくりと煮込みます。
スープを吸収させるには、
洗わない米のほうが適しているのです。
まとめ
無洗米ではない、普通の米を洗わないで炊いてしまっても、
慌てないでくださいね。
今の精米技術は進んでいますから、
多少、ヌカ臭があるかもしれませんが、食べられます。
しかし、やはり、普通のお米は必ず洗いましょう。
水をしっかりと吸収し、美味しく炊けます。
世界には味を染み込ませるために、
あえて洗わない米を使う料理もあります。
気になる人は無洗米を使いましょう。