飲み物を買う際にペットボトルで買ってそれを捨てる際、ついつい中身が入ったまま捨ててはいませんか?
飲み物が入ったままのペットボトルはリサイクルできません。必ず、中身を流して水ですすいでから、捨てるようにしましょう。
もし、ペットボトルに入れた中身が、粘土やペンキ、汚れがひどいなどで分別不可能な場合は、中身が燃える素材であれば燃えるゴミへ、
ペットボトルの中に燃やせない素材や有害な物質が入っていて取り出せない場合は、埋め立てゴミで処分します。
いずれも、汚れが漏れそうな場合は密封した上で、ペットボトルを廃棄するようにしましょう。
廃棄したいペットボトルの本数が多かったり衛生面や安全面で不安のある場合は、
民間のゴミ処理業者(便利屋や不用品回収業者)に処分を依頼しましょう。
ここでは、中身の入ったペットボトルはどのようにリサイクルで処理されているのか、
賞味期限切れなどで大量のペットボトルを処分する場合はどのように捨てればいいか、などについて解説をしていきます!
大量ペットボトル飲み残し・汚いペットボトルの捨て方
ゴミには大きく分けて3種類あります。
燃えるゴミ、燃えないゴミ、資源ゴミですね。
これらは自治体によって呼び名は変わりますが、ペットボトルはこの中で「資源ゴミ」に該当します。
資源ゴミというのは、言わばリサイクルができるゴミということです。
正しく回収をしてゴミ収集所に集められたペットボトルは、リサイクル処理されることで再びペットボトルとして蘇ります。
そうすることでゴミを減らし、資源を守ることができるというわけですね。
しかし、このペットボトルのリサイクルですが、正しく収集された場合に限るということがポイントです。
以下のようなペットボトルはリサイクルをすることができません。
飲み残しがあるペットボトル
ペットボトルに飲み残しがあるとリサイクルできなくなってしまいます。ゴミとして出す場合にはしっかり飲み切ってから出すようにしましょう。
吸い殻が入っているペットボトル
特に良くないのがペットボトルの中に吸い殻が入っている場合です。
この場合リサイクルができないばかりか、ゴミ処理場で働く方たちが、一本一本選別をし洗浄をしなくてはなりません。
これはとても大変で不衛生で手間がかかりますが、ロボットにはできない仕事で、人間が行わなくてはならない手作業です。
ですので、私たちゴミを出す側が、適切にペットボトルを捨てる必要があります。
賞味期限切れや飲み残しの大量のペットボトルを処分する方法
たとえば、賞味期限切れなどで、大量のペットボトルを廃棄しなくてはならない場合。
大変ですが、一本一本ペットボトルの中身を出し、水で洗い流して乾燥させてから、資源ゴミに出してください。
汚れのひどいペットボトルについては、初めにお話ししたように、中身に応じて燃えるゴミまたは埋め立てゴミに出しましょう。
とても一人では処分できない量だったり、衛生面や安全面で不安のある場合は、
民間のゴミ処理業者(便利屋や不用品回収業者)に処分を依頼しましょう。
ペットボトルをリサイクルする際は、以下のように捨てる必要があります。
- 飲み残しを無くす
- ラベルとキャップを外す
- 中身をすすぐ
- 潰す
ペットボトルの回収ボックスでも、大抵このような指定をされていますよね。
1分もかからずにできるとても簡単なことですが、しっかりやってくれる人が少ないから問題になっています。
ゴミ処理場は有限です。
現在のゴミ処理のペースで行くと、20年後には全て満杯になってしまうとも言われています。
また、近年では世界でもゴミ問題は大きくなっており、ゴミをいかに少なくするかが大切となっています。
まずは自分ができることを一歩ずつ行うようにしてくださいね。
ペットボトル飲み残しのままリサイクルは、まさかの人力!
ペットボトルの飲み残しやタバコが入っていると上記のようにリサイクルができません。
ではその場合、一体どうしているのでしょうか?
実は、人力でリサイクルできるように洗浄しています。
詳しく解説していきます。
リサイクルを行う過程の中で、リサイクルができないペットボトルが紛れてしまうと、
ラインが止まったり、機械の故障の原因になります。
そのため、ペットボトルの場合は
リサイクル処理を行う前に、事前に人力で
目視によって異常のあるペットボトルを抜き出すようにしています。
これらはごみ収集業者の内勤の方々が行ってくれています。
そして、手作業で洗浄を行なった後に、ペットボトルのリサイクルがされます。
ごみ収集業者が集めるゴミの量は1日だけで相当な量になります。
それに加えて正しくゴミが捨てられているか人がチェックし処理するのは非常に大変なことです。
私たち市民一人一人の意識と協力が求められます。
まとめ
ペットボトルの中身を処分できない、汚れがひどいなどで分別できない場合は、燃えるゴミか埋め立てゴミに出しましょう。
汚れたペットボトルやタバコが入ったペットボトルがリサイクルに出された場合、ごみ収集業者が人力で分別・洗浄をしています。
エコのため、そして回収をしてくれる業者の負担を減らすためにも、ペットボトルに限らずゴミは正しく捨てるようにしましょう。