ズボンやジーパンは履いているうちに色やシルエットが馴染んできて、長く愛用をしている人も多いと思います。
でも長く履いていると、膝が擦れて白っぽく色抜けすることがありますよね。膝の部分だけ生地が突き出たり、破れてしまう膝抜けもあります。
ズボンやジーパンの膝抜け・白抜けはダサいでしょうか?
そんなことはありません。
愛着を持って長く着こなしてきたからこその風合いやヴィンテージ感は一朝一夕には作れませんし、市販品には作れない魅力があります。
とはいえ、ヴィンテージと「ただのダメージ」を分けるのも紙一重だったりします。
大事にお手入れしながら長く使ってきた愛用品と、雑に扱って履き古したしただけのダメージ品では、本人だけでなく、なぜか第三者にも違いが伝わってしまうものです。
後者の、雑に着古したズボンの膝抜け・白抜けは、ダサく見えるというより貧乏くさく感じられます。
では、膝が白い状態になったスボンやジーパンは補修できるのでしょうか?
膝抜けしないズボンやジーンズはあるでしょうか。
解説をしていきます!
膝が白くなったズボンは捨てる?デニムの色抜け、ズボンの色落ちを補修する方法
ズボンやデニムを履き続けて膝の部分が白くなったとき。
そのまま履く・補修する・捨てる、3つの方法があります。
ただシルエットや型がお気に入りの場合、簡単に捨てるのはちょっと嫌ですよね。
もし、色抜けしてしまったジーパンを補修するなら、染めることで元通りにできるかもしれません。
例えば、こちらの商品は衣料専用の染料で、ジーンズにも使えます。
コスミックブルー・モスグリーン・ブラックなど色合いも選べるので、手持ちのズボンに合わせて色を選びます。
目立たない場所で試してから全体を染めるようにしましょう。
膝の出ないジーンズや膝抜けしないパンツ・素材は?
膝の出ないジーンズや膝抜けしないパンツはあるのでしょうか。
これは、よく伸びるストレッチ素材のジーンズを選ぶと、膝が出っ張っらず膝抜けしにくいです。
よく伸びてフィットするストレッチパンツだけれど、見た目はしっかりジーンズ、というアイテムもあります。
また、ジーンズはインディゴで染色されています。
インディゴははジーンズの風合いを出すために用いられる染料ですが、色落ちしやすいという欠点があります。
だからジーンズは膝が白く抜けやすいのですね。
逆に言うと、インディゴ染料が使われていない麻や綿、化学繊維などの素材のパンツは、膝の色落ちがしにくいですよ。
ズボンやデニムの膝や腿のあたりは履きぐせがつきやすく、生地が擦られやすくなっています。
その結果生地がダメージを受けて劣化し、色が白くなったり膝が突き抜けてしまうのですね。
この部分を専門用語では「アタリや色抜け」と呼ぶのですが、アタリをダサいと思うかは人それぞです。
筆者の個人的には、色抜けは履き込んだズボンというイメージがありむしろ好きだったりします。
ジーンズの膝の色落ち・白くならないようお手入れする方法
お気に入りのジーンズの膝が白く抜けを防止するには、日々のお手入れが大切です。以下を試してみましょう。
色落ち防止加工をする
ジーンズに使われるインディゴ染料の色落ち防止加工をすることができます。
用意するものは
- 50℃のお湯(1L)
- 塩(大さじ1)
- 酢(大さじ1)
- 液体洗剤(弱アルカリ性小さじ半分)です。
これらを洗面器に混ぜてジーンズを30分ほど漬け込んでおきましょう。
後は水で軽くすすいだ後に陰干しをします。
こうすることで、インディゴ染料がより繊維に吸着をしてくれます。
材料も家にあるものですし、簡単に色落ちを防止することができるので、ぜひ試してみてください。
洗濯ネットを使う
ジーンズの洗い方にも気をつけましょう。
洗濯機にジーパンをそのまま入れると、生地が絡まり合い色落ちしやすくなります。
洗う際には洗濯ネットを使うようにしましょう。
洗濯ネットに入れて洗うことで生地を痛めないので、ジーパンの色落ちがしにくくなります。
大事なジーパンは裏返しにしてから洗い、乾かすときも裏返しのまま干すと良いですよ。
また、洗濯機で洗う際にも運転を弱モードにするなど、できるだけ優しく洗うことを心がけるようにしてください。
まとめ
ズボン、特にジーパンの場合どうしても膝が白くなってしまうことはあります。
こちらはより履き込んだ証拠ですので人によってはオシャレですが、ダサいと感じてしまうこともあるかもしれません。
この場合、染料を使うことで色落ちを補修することが可能です。
その他にも色落ち防止加工も効果的です。
ぜひこれらのことを試して、お気に入りのジーンズをキープするようにしてくださいね。