日本では接客が丁寧だと言われますよね。
客のことは「お客様」か「神様」くらいの扱いで
そして店員さんにおいては、常に丁寧で、へりくだった接客を心がけるように教育をされます。
しかし、この日本流の接客はおかしいと言われることも多いです。
日本の接客が客を甘やかしすぎた結果、
サービス業や接客業などエッセンシャルワーカーの仕事が、非常に辛いものになっている現状もあります。
ここでは、そんな日本の接客について解説をしていきます。
日本の接客はおかしい!接客サービスが過剰すぎる理由2選
日本ですが当たり前のように店員さんは丁寧に接客をしてくれます。
しかし、海外ではそんなことはなく、海外の接客はもっと雑なことが多いです。
日本式の接客は良いところでもあるのですが、
それゆえに様々な問題が生じている原因にもなっています。
日本ではどうして接客サービスが過剰になっているのでしょうか?
その理由としては以下のことが挙げられます。
・おもてなしの精神
日本では「おもてなし」の精神があります。
これは日本の国民性とも言える考え方であり、
自分の元に来てくれる方々を快くもてなすというものですね。
それがお店になると特に重要視をされており、
その結果過剰な接客サービスになってしまいます。
・店員と客の上下関係
日本ではお店では店員と客で上下関係があると思っている人が多いです。
その場合、当然店員さんが下で客が上ですね。
しかし、海外ではそのような上下関係はないとされています。
あくまでも仕事上でサービスを利用する側、そして提供をする側で、
その間に利用をするためにお金を支払うというだけです。
本来はただそれだけの関係なのに上下関係があると勘違いをした人が、
クレーマーとなって店員さんに対して高圧的な態度を取るようになってしまうのですね。
このように日本では接客サービスが過剰となってしまう原因があります。
ただこれらは日本の文化として染み付いたものであり、今更変えるのはなかなか厳しいですね。
個人的には、コンビニやレジの店員さんには
自分からも「ありがとうございます」と声をかけるようにしています。
お客は神様じゃない!日本の接客、過剰なサービスの例。
日本の接客や過剰なサービスですが、
当たり前になっていて気がつかないことが多いです。
続いてそんな例を紹介していきます。
・レジ打ちが立ち仕事であること
例えば日本の場合、レジ打ちの方は立っていることがほとんどですよね。
しかし、それだと店員さんは疲れてしまいますし、その分効率も下がってしまいます。
一方、海外の場合、レジ打ちは座って行うことも多く、
しかもその時の態度も決して良いものではありません。
ただその分、海外の店員さんは楽に仕事ができるわけです。
日本では、おもてなしの精神がある結果、接客も疲れてだるいものとなっている例ですね。
・ひざまづいての接客
高級旅館ならまだしも、普通のファミレスなどでも
店員さんがひざまづいて接客をする姿を見かけますよね。
まるで主従関係があるように相手を立てて接客をすると、
お客の側が勘違いをして「自分は偉い」と思ってしまうようになってしまうのもわかりますね。
・お見送りサービス
カーディーラーなどのお店では
車での帰り際に、営業さんがお見送りをしてくれることもありますよね。
その場合は、お客が見えなくなるまでお辞儀を続けながらお見送りをしてくれます。
このように最後まで気持ちよくお客には帰ってもらうというのも、
日本のおもてなしの精神の一つです。
ちなみに筆者もお見送りをされたことはありますが、正直苦手です…。
店員さんが忙しいのわざわざ来てもらうのも悪いですし、
見えなくなるまでいるのなら
できるだけ早く帰ろうとむしろ急いでしまいます。
このように過剰なサービスは時として誰も得をしないことがあります。
外国のようにお客と店員は対等の方が何かと楽なことが多いとは思うのですが、
皆さんはどのようにお考えですか?
まとめ
日本の接客や過剰サービスは、おもてなしの精神や、
店員と客の上限関係が原因となっていることが多いです。
高級店ならまだしも、普通のお店でそのようなことまで求めていたら、
店員さんが嫌になってしまうのは当然ですね。
今一度過剰な接客やサービスを考え直して、
皆が幸せに働ける社会に近づいていくといいですね。