家族同然の大事なペット。亡くなっても、いつでも傍に感じたい。
そう思ってプランター葬を選ぶ方も多いのではないでしょうか。
ところが、基本的にプランター葬は土葬であるが故に
虫が湧いたり、異臭がしたりと、厄介なこともあります。
プランター葬で虫が湧いた場合はとりあえず殺虫しましょう。
掘り起こさずともビニールを被せて駆除する方法がありますので
虫が嫌いな方でも駆除できますよ。
そしてその後は木酢液などで虫が湧くのを予防しましょう。
また、虫が嫌う植物を植えれば虫除けにもなってよいですね。
虫除けかつ腐敗を避けて埋葬するには、
火葬をしてからのプランター葬がおすすめです。
以下、プランター葬にわいた虫の駆除や
埋葬のし直しについて詳しく解説していきます。
プランターのコバエ・幼虫・ウジ虫は殺虫剤などで駆除。木酢液は予防も
プランターに湧いた虫・・・とにかく気持ち悪いですよね。
一刻も早く駆除しましょう。
殺虫剤を使って駆除してOKです。
湧いた虫はコバエや幼虫、ウジ虫が多いかと思いますが
中には1ミリもないような赤い虫が見られることもあります。
それはおそらくハダニと思われます。
このハダニ、なんと1種類の殺虫剤だけだと抗体ができてしまうそうなのです・・・!
厄介ですね。
対策としては、2~3種類の殺虫剤を使用する方法が一般的です。
ローテーションで使用しましょう。
ハダニ用の殺虫剤も売っていますので、
園芸ショップなどにも足を運んでみるとよいかと思います。
他にはビニール袋を使って窒息させるという方法もあります。
プランター葬の虫の駆除■窒息させる方法■
・プランターごと黒いビニール袋で覆う。
・1~2週間日光に当てる。(夏場は1週間、冬場は2週間が目安)
これだけでOKです。簡単ですね。
プランター葬の虫の駆除■木酢液■
木酢液で駆除するという方法もあります。
木酢液はウジ虫もそうですが、その香りを苦手とする生き物が多いので、
予防としても使いたいですね。
気を付けたいのは木酢液の濃度です。
プランターに花などを植えている場合はダメージを与えてしまいますので
500~1000倍に希釈して使用しましょう。
最近は安価な木酢液も出回っていますが、
製法が雑で有害物質が取り除けていなかったりするので
精製済みの園芸用の木酢液を使うと良いでしょう。
プランター葬その後の処分。深い鉢に植え替える、植物を植える
さて、プランター葬の害虫を駆除した後は
もう虫が湧かないように予防したいですが
そもそもなぜ虫が湧いたのでしょうか。
考えられる原因としては
プランター葬の「土が少なすぎる」が挙げられます。
浅いプランターに埋葬していませんか?
そうであれば深いプランターに移し替えましょう。
鉢の深さは30cm以上あるとよいです。
プランター葬は長期間保管するので
壊れやすいプラスチック製は不向きです。
陶器など丈夫なものを選びましょう。
「掘り返すなんて無理!」という方は、
土を入れた大きなプランターに、埋葬してあるプランターを入れて、
その上から土を被せるとよいでしょう。
プランター葬に植物を植えるという時は、
根が張って遺体を傷つけるのを避けるために
一年で枯れる「一年草」が適しているといわれています。
一年草にはどんな花があるのでしょうか。
- コスモス
- パンジー
- アサガオ
- スイートピー
- ビオラ
- デイジー
- マーガレット
など、馴染みの深い花ばかりですね。
その子のイメージで植えてあげるときっと喜んでくれるでしょう。
ちなみにマリーゴールドは虫除け効果もあるそうです。
一年草と多年草がありますので、一年草のマリーゴールドを選ぶと良いですね。
とにかく虫除け効果が欲しいという人は
ハーブを植えるとよいでしょう。ハーブも一年草がおすすめです。
また、火葬をすると、虫も腐敗臭も避けることができる他、
一般的に土に還るまでかかるという10年を気にしなくてよくなるので
管理が楽になりますよ。
きちんと骨が残るように火葬するには
特別な設備が必要な場合もありますので
ペット専門の葬儀業者にお願いするようにしましょう。
まとめ
プランター葬には虫や腐敗臭の悩みが多く起こります。
発生してしまった場合はとにかく駆除!
そこから予防策を施しましょう。
墓石の周りに花を植えれば
綺麗なだけでなく虫除けにもなります。
ハムスター、小鳥、金魚…大切なあなたのペット。
天国へ行っても一緒にいたい、という気持ちは決しておかしくはありません。
きちんと対策をすれば虫も湧きにくいので
しっかりと管理をして、いつまでも身近に感じられるとよいですね。