家庭菜園の定番といえばトマトですが、急にしおれる・枯れることがあります。
トマトが急にしおれる原因はなんでしょう。
適度に水やりをしていたのにも関わらず、急に萎れ始めた時はどう対応すればいいのでしょうか?
また、枯れたトマトを復活させることはできるのでしょうか?
トマト栽培で困った症状が出た時の対処法について解説をしていきます。
トマトの葉先・下葉・生長点が枯れる原因と対策は
家庭菜園のトマトは、突然葉が枯れてしまうことがあります。
トマトの葉先や下葉が枯れることが多く、
場合によっては生長点から一気に枯れてしまうこともあります。
この場合どのような原因と対策が考えられるのでしょうか?紹介をしていきます。
トマトの葉先や下葉、生長点が枯れる場合ですが、以下のようなことが考えられます。
カリウム不足
主に葉先や下葉が枯れる原因として考えられるのがカリウム不足です。
カリウムは土に含まれているミネラル分です。
トマトは成長をして果実を大きくするためにこのミネラル分を吸い上げます。
この際、土にカリウムが足りないとカリウム不足になってしまい、主にトマトの葉先や下葉が枯れてしまうことが多いです。
その場合には、土にカリウムが含まれた栄養剤を入れてあげると良いでしょう。
この時ですが、カリウムの栄養剤を入れ過ぎてしまうと、それはそれでトマト全体が弱ってしまう原因になります。
しっかり説明書を読んで、トマトに適したカリウムを入れてあげるようにしましょう。
病気
トマトは実は病気にかかりやすい植物です。
トマトがかかりやすい病気の代表的なものとしては、青枯病や黄化葉巻病、葉かび病などが挙げられます。
これらの病気にかかると葉だけでなく、茎の生長点からも一気に枯れてしまうことがあります。
トマトの病気を防ぐためには風通しの良く、日当たりの良い場所で、水を適量あげることが大切です。
また、地面にはビニールを張って、土の跳ね返りが茎に当たらないようにすることも大切です。
トマトをしっかりと育てて、美味しい実をつけるようにしてくださいね。
トマトが枯れる・しおれる 復活する見込みはある?
トマトですが、枯れてしまった場合、復活する見込みはあるのでしょうか?
結論から言えば、復活する見込みはあります。
もしトマトが枯れる・しおれるなどの状態になった時には以下の方法を試してみましょう。
脇芽を植える
トマトの根元の茎が枯れている場合、数日が経つと枯れが全体に広がってしまいます。
なのでその前に、成長している元気な脇芽を切るようにしましょう。
そして切った脇芽の根元を2日ほど水につけておきます。
それにより脇芽から根が生えるので、
あとはそこを地面に植えてトマトを育てるようにしましょう。
脇芽が新たな茎となって復活して成長をしてくれますよ。
日差しを避ける
トマトですが、急な温度変化には弱い植物となっています。
なので成長をしていても夏の強い日差しに当たっていることで急に枯れるということがあります。
その場合は、トマトを日差しから避けて、水もたっぷりとあげるようにしましょう。
そうすることで、トマトが再度元気になって、復活することがありますよ。
鉢を植え替える
トマトに対して鉢やプランターが小さい場合、根が詰まって根腐れを起こしていることがあります。
この場合は、鉢を大きめのものに植え替えることによって新たに成長をさせることができます。
また、その際は土にも肥料をしっかりと与えて、栄養豊富な土壌にしてあげましょう。
これによりしっかりと土から栄養を吸収して元気なトマトに育ちますよ。
このようにトマトは、多少の枯れる・しおれるぐらいでしたら復活をすることができます。
トマトが枯れても諦めずに試してみてくださいね。
まとめ
トマトは育てていると突然枯れる・しおれることがあります。
その場合にはカリウムが不足していたり、病気などが考えられます。
栄養剤や病気を防ぐ対応をすることでトマトを守ることができるでしょう。
また、枯れたトマトでも正しく対処をすれば復活してくれます。
ぜひ諦めずにトマトを育てて、美味しいトマトの実を味わうようにしてくださいね。