私たちが当たり前のように使っている日本語ですが、
だからこそよくわからず使っていることはありますよね。
「めったにない」という言葉は日常生活でもよく使いますし、
当たり前のように浸透をしています。
しかし、この「めったにない」の例文や類語、言い換えはどうなのでしょうか?
また論文やビジネスで使う場合はどうなるのでしょうか?
ここではそんな「めったにない」について解説をしていきます。
【例文4選】滅多にないの類語・言い換え
「滅多にない」とは、起こりうる頻度が少なかったり、貴重な、という意味合いがあります。
日常生活でもよく使いますし、概ね使い方としてもそのような使い方をしているでしょう。
そんな「滅多にない」の類語や言い換えを使った例文としては以下のようなものがあります。
・滅多にない機会に遭遇した
・貴重な機会に遭遇した
上記のように「滅多にない」は貴重なという意味があります。
これはそのまま類語、言い換えとしても使用することができます。
文章としては同じ意味合いになりますが、口語的な意味合いとしては、
「滅多にない」の方が少し軽くなるニュアンスがありますね。
・この試合は滅多にない(見ない)好ゲームだ
・この試合は類まれな好ゲームだ
頻度が少ないという意味合いから、
「滅多にない」は類まれという言葉にも言い換えることができます。
どちらも口語表現でよく使われており、接戦の緊迫した試合というのが想像できますね。
・このカードが出ることは滅多にない
・レアカードが出た
滅多にないは貴重ということで
これを現代風に言い換えると「レア」になります。
ですので、上記の例文のような言い換えをすることも可能となっています。
レアというのは若い人の間では当たり前の表現になっていますが、
比較的カジュアルな表現ですので
目上の方に対して使ったり
ビジネスの場ではふさわしくありません。
・彼女の美しさは滅多にない
・絶世の美女だ
滅多にないを貴重ということで強調した表現もすることができます。
上記の例文の場合は滅多にないで美しさを強調していますし、
それを慣用句的な言い回しをすると絶世の美女になります。
このように滅多にないというのはいくつかの類語や言い換えが可能となっています。
【滅多にない】ビジネス・論文で使う時は『数字・データ』に置き換える
では、「滅多にない」をビジネス・論文で使う時はどうしたらいいでしょう。
結論から言えば、
滅多にないを使うことは適していません。
滅多にないの意味合いとしては
「頻度が少ない」や「貴重な」などの意味になります。
しかし、これはとても曖昧な表現ですよね。
ビジネスの現場では、
根拠や理由を提示するときは
数字やデータでバシッと客観的に示すことが大事です。
滅多にないという言葉には
頻度が少ないや貴重という意味があっても、
それらが「どのくらい」少なくて貴重なのかが示されていません。
使う人の主観に任されている状態です。
このような表現はある意味、日本語らしいとも言えるかもしれません。
しかし、ビジネスや論文の場合、滅多にないのような主観が入っている曖昧な表現は避けるべきです。
例えば「この商品のクレームは滅多にない」と言われましても、
なら少しはあるのか、それはどのくらいなのか、頻度はどのくらいだったのか、
という話になっていきますよね。
ですので、滅多にないと言いたい時は
実際の数字やデータに置き換えて、
具体的な例として表すことが大切になります。
まとめ
滅多にないの意味としては頻度が少なかったり、貴重ななどの意味合いがあります。
そして、滅多にないの言い換えとしては類まれやレアなどがあります。
滅多にないは様々な言い換えや類語があり、その中でもニュアンスなども微妙に変わってきます。
滅多にないですが日常会話ではよく使いますが、ビジネスや論文では適していません。
それは滅多にないが主観の入った曖昧な表現であり、
具体性を求めるビジネスや論文には合っていないからです。
なのでこれらの場合には数字やデータを使うようにしましょう。
うまく滅多にないを使い分けて、わかりやすく伝えるようにしてくださいね。